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黎明館企画展 近世薩摩藩の財政と商人(2024)・・・鹿児島県歴史・美術センター黎明館

2024-07-07 09:18:42 | 日記
「黎明館企画展 近世薩摩藩の財政と商人」は6月11日~9月1日まで鹿児島県歴史・美術センター黎明館で開催中ですが、私は7月6日、鹿児島市に行ったときに見てきました。
薩摩藩の土地は火山灰土壌で米の生産性は低く、参勤交代や軍役、御手伝い普請は石高に対して課されるため、藩の大きな負担でした。
その一方で、薩摩藩では、船持商人である海商が大規模な商人として知られており、その代表が指宿の浜崎太平次です。また東郷の田代家では、大阪などに紙を販売して利益を上げました。
薩摩藩では金山なども開発されましたが、負債は年々増加し、19世紀前半には500万両に達したとされます。
この状況下で財政改革主任に任名されたのが調所広郷でした。調所の政策は借金の返済は250年の分割払いとして毎年の返済を抑え、その一方で殖産興業で利益を上げて財政を立て直すものでした。この調所の改革で蓄えられた財源が、幕末の活動を支えたとされます。
企画展では、薩摩藩の財政状況と調所の改革、改革に協力した商人の活動について紹介されていました。
今回は撮影禁止の表示がないものは撮影できたので、その一部を写真で紹介し資料をスキャンして添付します。
会場入口
企画展会場 入口
現物と解説を並べて展示
解説展示









【資料】




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