8月11日10時30分~姶良市文化会館(加音ホール)において、姶良市文化振興公社自主文化事業・・演劇集団INDIGO PLANTSによる第7回公演「蒼空(そうくう)」~空どこまでも蒼く~が上演されました。
上演前に、まず終戦4日前の昭和20年8月11日に加治木空襲で多くの犠牲者が出たたことに対して参加者全員が起立して黙祷し冥福を祈りました。
次に姶良市長の挨拶の中で、今日(8月11日)9時~加音ホール(小ホール)において、姶良市加治木町錦江小校区コミュニティ協議会主催・・「8,11平和の集い」が開催されたことの報告と、今回の鹿屋特攻基地を舞台にした演劇の上演についてお話がありました。
演劇の上演に先立ち、ナレーターが登場して、演劇集団INDIGO PLAANTSの紹介と今回の演劇の舞台になった鹿屋特攻基地の時代背景等について説明があってから演劇が始まりました。
あらすじ・・・太平洋戦争末期、追い詰められた日本は戦局の打開を計るため、連日のように九州の各基地から特攻機を出撃させていた。そんな時代。辛い時,哀しい時、嬉しい時・・・いつも空を見上げて微笑む男がいた。帝国海軍上等飛行兵曹・倉橋学。いま彼は高速偵察機・彩雲を駆ける操縦士として基地に赴任した。
片目が弱視のため特攻隊員になることが出来なかった主人公・倉橋が、偵察・先導・戦果確認の任務を受け着任することから物語りは始まる。愛する人を守るため、大地を蹴ってよく男たち。見守る女たち。真っ蒼な空を背景に、届かぬ想いが交錯する。そして誰よりも空を愛する倉橋の選んだ道とは・・・
約2時間半の上演時間でしたが、舞台を立体式にして、音響と照明を効果的に使い、臨場感あふれる演出で、日本を守るために命を捧げた人たちの想いが演じられており、感動しました。
演劇が終わってから、出演者一同が舞台に集合して挨拶があり、その後出口まで見送りにきていました。
上演中は撮影禁止のため、上演前の会場と会場出口の様子を写真で紹介し、パンフレットをスキャンして添付します。
ポスター
上演前の会場全景
劇団員の名前が入ったのぼり
出口で挨拶する劇団員
出口で挨拶する劇団員
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