セネガル日和2

アフリカ最西端の国、セネガル共和国での日々の出来事(2009.4~2010.3)

職場送別会

2010-03-19 | 日記
 夫の職場の送別会にご案内をいただいたので一緒に参加した。今回の主役は夫だけではなく他に2名の専門家の方もいた。そのうちの一人は以前、協力隊員としてセネガルで活動をされた大先輩で、しかも先日アルマジ岬で食べた牡蠣の養殖を始めた初代隊員ということだった。その方の挨拶のなかで「18年ぶりのセネガルがどれだけ変わっているのか期待して来たが、ほとんど変わっておらず、がっかりしたのとやっぱりという思いと複雑な気分です」という言葉があり驚いた。私のように半年ぐらいではその変化を見ることは難しいが、18年を経ても変わっていないなんて!ちょうど同席していた7年ぶりにセネガルに戻られた夫の上司に尋ねてみると「うーん。そうだね。変わってないね。携帯が普及したぐらいかな」とのこと。
 いつかまたセネガルに戻ってくる日もあるだろうが、私も同じように思うのだろうか。いい方向で期待を裏切ってほしいな。

[写真:セネガルを代表する映画監督であり作家であるウスマン・センベーヌの著書。20年以上前に書かれている彼の作品の登場人物、背景も確かに今に通じるものがあり、妙に納得しながら読んだ]

アフリカン・ルネサンス

2010-03-19 | 日記
 2010年はセネガル共和国にとっては独立50周年、そしてアブライ・ワッド大統領にとっては就任10周年の記念の年である。次期大統領選は2012年を予定されているため、残り2年、御年84歳のワッド大統領がセネガルを治めていくのだが、なにやら雲行きを怪しく感じるニュースを耳にした。http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2634759/4499069
 添付のニュースは昨年8月現在のもの。今年4月の落成式にむけて急ピッチで工事は進められ、ほぼ完成に近づいている(写真)。しかし、最近こちらのTVで“モニュメントの女性のスカートが短いことが気に入らず、大統領が作り直しを要求している“というニュースが飛び込んできた。ちょうど今日は家の近所の独立広場で「ワッド大統領就任10周年記念パレード」が行われるらしいが抗議デモも予想されているらしく、警備員の数も多く、ものものしい雰囲気。モニュメントの管理責任者は娘にさせるとか、次期大統領は30代の息子をたてるとか、ワッドさんは暴走気味。お隣りニジェールのようにクーデターが起こるようなことがないように、ただひたすらセネガルのジャム(平和)を祈るのみだ。

[写真:モニュメントは空港と市街を結ぶ道路に面した小高い丘に建っている]

マダム送別会

2010-03-18 | 日記
 友人が帰って安心したのか、軽い風邪をひいてしまった。なるべくセーブして観光案内していたつもりだが、やっぱり妊婦に油断は禁物。大いに反省して今日はおとなしく家で休もうか・・とも思ったが、週に一度のマダムビーズの日。しかも私にとっては最終日。これは行くしかないだろうということで、いつのまにか増えた手芸グッズを小脇に抱えていそいそと部長の家に足を運ぶ。
 和気あいあいとおしゃべりしながら作業を進めていると、突然、部長から「これは皆からの気持ちです」とプレゼントをいただいた。手作りカードの寄せ書きに、カリテクリーム(シアバター)、セネガル布で仕立てられた授乳ケープ。一番仲良くしていたマダムからはこれまた手作りのブローチとネックレスをセットでいただいた。
 急にダカールで生活を始めた新参者の私を温かく迎え入れてくれた上に送別会までしていただけるとは夢にも思わず、うれしいサプライズにただただ感謝。授乳ケープを使う日が待ち遠しい。

[写真:贈られたもの。カリテクリームは妊娠線予防にいいらしい]

フリマ&モーリタニア布

2010-03-17 | 日記
 毎週水曜日には巨大なフリーマーケットがあるという話しをしたら「行ってみたい」ということだったのでご案内。なんてことはないフリマだが規模が大きいためによく探すとブランド物やヴィンテージも混じっていたりして楽しい。友人はフランス製のスカートを購入していた。
 帰りがてらモーリタニア布のお店が立ち並ぶ一角にも立ち寄る。最終日とあって彼女の買い物にも気合が入り、4種類の布をご購入。「もぅ、私バイヤーみたいやなぁ」と陽気に笑いつつ、帰りの荷物を整理しながら今回の旅で買ったものを披露してくれた。紹介した仕立て屋で巻きスカートも2枚作ってもらって大満足の様子。
 楽しんでくれてよかった、よかった。秋口には日本に一時帰国するとのことなどでその時の再会を約束し、お見送り。無事に旅行のガイドは終了した。

[写真:モーリタニアの布]

IFAN

2010-03-16 | 日記
 家から少しあるいてIFAN(セネガルの国立民族博物館)へ。西アフリカの仮面のほか、企画展として展示されていた楽器を観る。

[写真:通り道にある大統領府]