旅行の楽しみの一つはその土地の生活感を感じること
その一つの手段として市場やスーパーマーケットをのぞいてみるのはとても面白くて大好きです
国内でも海外でもそれは変わりません
地元の小さなお店にはその土地でしか見られないものがあって見ているだけでも楽しくなります
そんなわけでここでもスーパーマーケットを探しました
アルノ川を渡ったところの辻に警察官が二人いたので聞いてみると左前方を指さして
あの青いマークのあるところがスーパーだと教えてくれたので そこに向かいました
ここがそのお店 上層階はアパートの様になっていました
これが買い物用のカゴ 下にキャスターがついているのでコロコロ動かせて楽に運べます
深さがあるのでたくさん入りますが 低い位置に入れなければならずちょっと不便です
お酒コーナーで圧倒的に多くの場所を占めているのがワイン
赤、白、ロゼ、スパークリングなどよりどりみどり イタリアはすべての州でワインが作られているという
栽培されているぶどうの種類が多く幅広い味のワインが楽しめるそう
政府が公認しているだけでも400種類以上あるそうです 温暖な気候に恵まれたイタリアは紀元前10世紀ころから
ワインが作られていたそうです ちなみにトスカーナでは生産するワインの80%が赤ワインだとか
イタリア料理に欠かせないチーズは大きなピースで売っています 種類もたくさん
チーズのルーツはモンゴルやアラブなどのアジアだといわれています アジアからトルコを経てギリシャに伝わり
エトルリア人によってイタリアにもたらされたようです 当初は山羊乳がおもに使われていたといいます
ヨーロッパにチーズが伝わったのはこれが最初といわれていて ローマ人によってヨーロッパ各地に伝わったようです
原料は牛乳のほか山羊や羊や水牛の乳を使ったものもたくさんあるようです
有名なモッツァレラチーズは水牛の乳を使ったものが本物 マルゲリータピザには欠かせないチーズです
ゴルゴンゾーラはミラノ近郊の村の名前が語源となっています
この村はアルプスに放牧していた牛をふもとに下ろす途中の村で 疲れた体を休めながら作ったチーズが柔らかくておいしいと評判になり
有名になったようです
ハムやサラミ このコーナーでは比較的少量パックされたものが置かれていました
トスカーナの伝統的なお菓子 カントチーニ
ビスコッティの一種で 甘口のワインやカフェジェラートなどに浸して柔らかくして食べる
アイスクリームなどを乗せてもおいしいそうです
生地の中にドライフルーツ(イチジクやアプリコットなど)やアーモンド、
チョコチップなどが練りこまれているものもある
オリーブオイルやオリーブの実
オリーブオイルの生産量1位はスペイン2位はイタリア3位はギリシャということでイタリアは大生産地となっています
ちなみに消費はイタリアが1位ということです オリーブの種類の多さでいえばスペインが約300種類それに比べて
イタリアは何と600種類以上あるそうです
小ピースのハムやチーズ ショーケースの上には各種ジャムの瓶が並んでいます
ジャムは人類最古の保存食といわれるほど古くから作られていたようで 旧石器時代の洞窟の絵や土器から
はちみつで果物を煮たことが想像できるそうです
紀元前320年ごろのアレクサンダー大王が東征して砂糖を持ち帰ったことでジャムが作られるようになったとのこと
当時は大変珍重され 王侯貴族などが口にできただけだったようです
その後十字軍の遠征で砂糖がたくさん持ち帰られるようになりジャム作りが普及するようになったそうです
ビスケット類 左のフロッリーニと表示があるのはイタリアのあるメーカーのビスケット
クッキーやサブレより柔らかいサクサクほろほろの食感で 味も優しく小麦粉のおいしさが充分に味わえるそうです
ミルクやカフェオレと相性が良く朝食として食べられることも多いようです
クラッカーやグリッシーニ
グリッシーニは棒状のパンでサクサク感があるのが特徴 イタリアではどこのパン屋さんにもあるもので
ほとんど味のない(薄い塩味程度)プレーンとオニオンやガーリックを練りこんだフレーバーつきがあります
生ハムを巻いたりサラダやスープの付け合わせにしたりします 太さも色々あるので好みで選べます
お惣菜のコーナー おいしそうな物が大きなお皿にずらーっと並んでいます
少しずつつまんで食べたくなる
ハム売り場 骨付きハムもぶら下がっています 多きな塊のまま並んでいます
パスタコーナー パスタはさすがに本場だけあって本当にたくさんの種類があります
形も色も様々 赤や黄色や緑などのカラフルな色は自然の食物からのもので 赤はトマトやパプリカ
黄色はレモン、緑はホウレンソウなどの色を使っているとのこと
私はカラフルな太いねじねじのパスタを買ってきて ミートソースで食べたのですが美味しかったです
ただ残念なことにミートソースだったためせっかくの色がトマトの色の
陰に隠れてしまいました ペペロンチーノ系にすべきだったと反省
オリーブオイルやトマトソースなどの大瓶
カラぺリ(フィレンツェの老舗オリーブオイルオイルメーカー)のラベルが貼られたオリーブオイルも並んでいる
コーラやジュースなど清涼飲料水コーナー
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