昼食を取ったレストラン
洞窟の中に迷い込んだようなレストランで その昔はワインセラーのような何かの倉庫だったような・・・
幅は狭いけれどとても奥行きのあるお店で 途中から横に曲がっていたりしてちょっと迷路の様な店内だった
メインは(マスのグリル)でブロッコリーのスープやデザートのケーキまでおいしく食べられた
大きなマスで食べ応えのあるものだった
内陸で海のないチェコでは肉食が多いようだけど 川や湖で捕れる鯉やマスなどの川魚も食卓に上るのだという
昼間でも薄暗い店内は落ち着いた雰囲気だったけど 観光客が大勢いて繁盛している様子だった
町を散策した後はお城の中を見学する
お城の窓から町を見下ろすと 歩いてきた街並みや教会の塔が一望できる 町の向こうには緑の丘が広がっている
一幅の絵をながめているような風景だ
城の住人はこうして町を眺めながら どんなことを思いながら日々を送っていたのかな と過去に思いを馳せつつ見学する
城に入って最初に向かったのは礼拝堂 きらびやかさは無いけれど城内の礼拝堂にふさわしい立派なものだった
町に入る時に渡った橋が緑の木の向こうに見える
かつてハンガリーやオーストリア、ドイツなどの支配下に置かれたり 共産圏に組み込まれたりと幾多の変遷を経てなお
昔の面影のままに静かに佇むこの町は それだけで魅力的であり美しい
一時期この町にはナチスドイツ軍の基地がおかれていたという そのころドイツ軍兵士によって破壊された建物もあったらしい
近代化の波にさらされないように いつまでもこのままの姿を残してほしいと思う