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田舎暮らし~南信州四季折々の記

南アルプスと中央アルプスをのぞむ田舎での四季折々のつれづれの記写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

チェコ旅日記 20 ヴァ―ツラフ広場にて

2021-11-18 19:40:10 | 旅行

 朝散歩でヴァ―ツラフの騎馬像を見ていた時の事

 若い20歳前後と思われる一人の女性がふらふらと お酒に酔っ払ったときの様な足取りでどこからともなく歩いてきた

 明らかに 朝の広場を訪れている人々の中では異質の感じがした

 騎馬像の辺りにいた人々の視線は自然とこの女性に集まっていく

 女性は騎馬像の真下まで来るとそこで立ち止まった 

 そして騎馬像を背にし 騎馬像を眺めている人たちと対峙する様なかたちとなった

 短い髪の毛は整えられていなくて ミニ丈のノースリーブワンピースを着たとても華奢な女性だ

 周りの視線を知ってか知らずか 驚くことに彼女はこの場でいきなり下着を脱ぎ始めたのだ

 すかさず一人の年配の女性が彼女のもとに走り寄り 何か言葉をかけた

 そのとたん彼女は大声で言葉を返し年配女性に食って掛かっていった

 周りの人達は遠巻きにその様子を呆気にとられながら見ているだけだった

 年配の女性は荒れる彼女にひるむことなく一生懸命説得している様だった 

 年配女性の行動力と勇気に感服しつつ この時この状況を遠巻きで見ているしかない私だった

 若いミニワンピースの女性は下着を脱ぐことなく 何か捨て台詞のように言葉を発して

 またふらふらと道の方に向かって歩いて行った

 人々は芝居を見終えた後のようにそれぞれの行動を始めたけれど 私は若い女性が気になって目で追っていた

 道路に出た彼女は相変わらずの足取りで 駅の方向に向かって歩いていた

 彼女の後ろを二人組の男性が歩いて行ったのが気になった  

 美しいプラハの街の裏側をほんのちょっと垣間見た出来事だった

 

 

 

 

 

 


チェコ旅日記 19

2021-11-13 19:41:43 | 旅行

             

ヴァ―ツラフ広場の南端にあるチェコ国立博物館本館

チェコ最大の総合博物館で国の文化財に指定されているという 私が行ったときはちょうど改修工事中で

残念ながら中に入って見学することはできなかった

 

 

            

 博物館正面にある噴水と彫像 (プラハの春)や(ビロード革命)等歴史の節目を幾度となく見守ってきたことだろう

 

                 

博物館の手前にはヴァ―ツラフの騎馬像という大きな像がある  ↑

10世紀のボヘミア公ヴァ―ツラフがモデルになってるという

この写真では右上の端に馬の脚がわずかに映っているだけになってしまったけど かなり大きくそびえたっているという感じだ

騎馬像の下の四隅には4人の聖人の像がたっている

これらはこの広場のシンボル的なもので 渋谷のハチ公のように待ち合わせ場所として利用する人も多いようだ

この場所でサーモンピンク色のバラの花束を後ろ手にもって人待ちしているらしい青年がいた

きちんとしたスーツを着て花束を持って・・・

これから何が起こるのかつい気になって目がくぎ付けになってしまった

やがてサーモンピンク色のワンピースを着た若い女性が現れて その男性のもとに小走りで駆け寄った

男性が後ろ手に持っていた花束を女性の前に差し出すと 女性は満面の笑みでそれを受け取った

二人ともすらりとした美男美女で まるで映画のワンシーンを観ているような気分だった

 


チェコ旅日記 18 市場

2021-10-19 19:58:36 | 旅行

 市場に行ってみた ちょっとした広場にいくつもの食料やお土産品のお店が並んでいる

 地元の人も観光客も入り交じってにぎやかだ

               

 人形のお店 下の段には普通の人形が 上には操り人形が所狭しと並んでいる

 チェコといえば人形劇が有名 その人形劇に使う操り人形が上から吊り下げてある

 魔女や妖怪の様な人形が特に目に付いた

 これはチェコらしいお土産になる

 

                  

 

ここにはかわいいぬいぐるみがいっぱい その向こうには木のおもちゃが並んでいる

日本では見かけないキャラクターばかりなので見ていて面白い

子供が喜びそうなホンワカした表情がかわいい

 

             

 JABLKAとはチェコ語で(りんご)という意味 ばら売りの量り売りになっている

 余分なゴミが出なくてとてもエコ

 山積みになっているので りんご同士がぶつかって打ち身になっていたりする

 でもそれを気にする人はいないようだ

 

            

 フルーツミックスと表示してあるこのパックには 各種のベリー類等が山盛りに入っている

 あふれんばかりのすごい量だ

 ストロベリー、ブラックベリー、ラズベリー、ブルーベリー,フサスグリなど カラフルで完熟していてとてもおいしそう

 買ってすぐ食べられるように ピックがついている

 ひとパックでこんなにたくさんの種類が味わえるなんて 素晴らしいアイディア

 

 

 

 

                     


チェコ旅日記 17 スーパーマーケット

2021-10-12 21:04:27 | 旅行

 プラハのスーパーマーケットに行きたくて ホテルのフロントの人に教えてもらった近くのお店に行ってみた

 首都の街中のスーパーマーケットにしては 素朴な感じの店内だった

                

 パンのコーナー いわゆるハード系のパンが多い サンドイッチにしてもフランスパンのようなパンに具をはさんだものがほとんど

 木製の箱にならべてあって 種類はとてもたくさんあった サンドイッチなどはケースに入っていたような気がする

 個包装してあるものは見かけなかった 試しにサーモンサンドを買ってきて食べた 私の口に合っていておいしかった

      

              

 これは果物のコーナー プルーンもりんごもばら売り 見た目はあまり気にしないようだ

 レジはベルトコンベアー方式になっていた

 前の人がレジを終えるとコンベアが動いて次の人の買ったものがレジの前で止まるようになっていた

 コンベアの長さは3~4人がそれなりの間隔をとって並べるくらいの長さがあった

 スーパーマーケットのような地元の人が主な客層の所では チェココルナでの支払いが多い気がする

 私もチェココルナで支払った

 

 


チェコ旅日記 16

2021-10-11 19:36:31 | 旅行

 

  プラハの旧市街には イギリスのチャールズ皇太子とダイアナ妃や俳優のトム・クルーズ イタリアのテノール歌手等々の

 有名人が数多く訪れているという

 

 

             

          

             旧市庁舎の端の方にはこんな素敵な壁がある 

 ズグラッフィート装飾というもので ルネッサンスのころイタリアで流行ったものが やがてボヘミアにもおよび

 宮殿などで多用されたという 黒い漆喰の上に石灰が原料の白い塗料を塗り乾かす

 乾いたら背景となる部分を削り落として 模様を浮かびあがらせるのだという

 遠くから見ると立体感があるように見えてだまし絵的効果があるという

 この壁には木の下で鹿と佇むアダムとイブ バッカスの行進 ヘラクレス等 何か物語性を感じさせるものが描かれている

 この壁のある家には 作家のカフカが6歳から12歳まで両親と住んでいたそうだ

 カフカは裕福なユダヤ人家庭で育ち プラハの旧市街で何度も引っ越しをしたらしい

 その昔ここで刻み煙草の販売が行われていた時期があったようだ