goo blog サービス終了のお知らせ 

田舎暮らし~南信州四季折々の記

南アルプスと中央アルプスをのぞむ田舎での四季折々のつれづれの記写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

オーストリア旅日記 4 モーツアルトの生家にて

2022-06-30 13:53:20 | 旅行

          

                             

 旧市街の通り 観光客に人気の場所だ

 

                         

 

                       

 旧市街のメインストリートに面したこの黄色の建物には モーツアルトの生家と書いてある 

 1756年1月彼はここで誕生している

 この建物の窓が開いている部屋が 彼の生まれたところだという

 音楽家の父親と 幼いころからヨーロッパ中を演奏旅行していたというモーツアルトが

 ここに住んでいたのは7歳までだという

 後年ザルツブルクに戻った時には新市街に移り住んだので ここで過ごしたのは幼少期だけの様だが

 現在この生家は記念館(博物館)となっている 彼が誕生してから260年以上たっているので

 この建物はそれ以上の歴史あるものだ

 階段を上って 4階の部屋から見学しながら降りてくる

 自筆の楽譜や手紙類、幼少時に使っていたヴァイオリンやピアノ、カツラや肖像画など

 彼にまつわる様々なものが展示されている 

 モーツアルトファンや音楽に造詣の深い人たちにとっては とても魅力的な場所だと思う

 その中でちょっと私の好奇心をくすぐる者があった

 部屋の隅に置いてあった壺の様な物だ これが便器だというのだ

 当時一般の家庭にはトイレなどなく 壺やオマルの様なものをトイレ代わりに使っていたという

 一応汚物の捨て場所は決まっていたというが 多くの家庭では溜まった汚物を

 窓から外に捨てていたようだ その為道路は汚物にまみれていたそうだ

 とても不潔な状態だったことは想像に難くない

 よくハイヒールやブーツはこの汚物から逃れるために考案されたと言われるけれどさもありなん

 こんな衛生状態の悪さがペストやコレラなどの疫病を流行らせたといわれる

 

 

                        

 

                      

 

                    


オ-ストリア旅日記2ザルツブルク大聖堂

2022-05-12 20:04:49 | 旅行

                          

                                

 観光客の団体が入場を待っている

年配の人たちだったけど女性の来ている服がカラフルで明るくて

年を取ってもこうありたいと思った

 

                                                 

ザルツブルクドーム(大聖堂)のパンフレット ↑

この教会は西暦774年に創建されたという由緒ある教会だ

ここは幾度か火災にあっていて改築改修されており 1959年の改修を経て今日に至っているという

とても大きな教会で 一万人の収容が可能だというからその規模の大きさがわかる

実際一万人のミサが行われたこともあるという

ここにはヨーロッパ最大のパイプオルガンが有り6000本ものパイプが使われているという

 

           

            

 大聖堂の正面には高くて大きな3つの黒い扉がある

この大聖堂はモーツァルトが洗礼を受けたところでもあり 成人してからは

ここのオルガン奏者をしていたこともあったそうだ

また指揮者カラヤンの葬儀が行われたのもこの場所であるという

 

            

聖堂内には旧約聖書の場面を描いたフレスコ画がある フィレンツェの画家とその弟子

によって描かれたものだという

また多数の彫刻による見事な装飾もあり 厳かでありつつもとても豪華な感じがする場所だった

 

                                               

出入口の脇にこの聖堂について書いてある紙が置いてあった ↑

英語など何か国かの言葉で書かれたものがそれぞれあり その中に日本語表記のものがあったので

もらってきた


オーストリア旅日記1 ザルツブルク

2022-04-15 16:26:53 | 旅行

  写真が撮れてないところが多々あるのでチェコは終了 写真の残っている所だけ載せていくことに・・・

 

 場所は変わってオーストリアへ ここも写真のある所だけ・・・

   ザルツは塩、ブルクは砦とか城、城塞、という意味があり ザルツブルクは塩の取引で栄えた町

 アルプス山脈の北側にあって 南西側はドイツに接している

 高速道路を西に走れば140キロの地点がミュンヘンだという 過去にはドイツのバイエルンに属していたこともあるという

 ちなみに首都のウイーンへ行くには東へ300キロ走らなければならないので

 文化的にはドイツの影響を大きく受けているそうだ

           

 諸説あるけれどもこれは現存する世界最古のレストランと言われる シュティフツケラー・ザンクト・ペーターのパンフレット

 ヨーロッパでは最も古い歴史のあるレストランだ

 

         

 創業803年の超老舗のレストラン

 

              

 岩盤をくり抜いて作られているので むき出しの岩肌がそのまま壁になっている

          

 店内は暗いけれど テーブルクロスが真っ白でとても清潔感のある店内だ

 

          

 長い歴史の中で増築も重ねられている こんな豪華なエリアもあるようだ

 各地の王室関係者、政府の高官や要人、著名人など多くの人がここを訪れているという 

 窓際の壁にト音記号が見える さすが音楽の都といわれるだけあってこんな所にも音楽が・・・

 

          

 

          

 

          

 どんなエリアもテーブルクロスは白一色に見える

 

          

 パンフレットの写真はここまで

 

                  

 ここは岩をくり抜いたエリアに行く前のテラス席

 光を通す屋根から光が降り注いで とても明るい空間となっている

 

            

 ここが洞窟内部のエリア 多分803年の創業当時から変わらないエリアだ ここで昼食をいただいた

 

             

             その時のメニュー  ↑   ウィンナーシュニッツェルがメインの料理

 シュニッツェルは肉を薄くのばし衣を付けて揚げる料理で 日本のカツを薄く広げた様なものだ

 ここでお腹を満たしてザルツブルク歴史地区に出かける

 

 

 


チェコ旅日記 27  チェスキークルムロフ7

2022-03-16 16:14:27 | 旅行

 城には大小いくつもの庭園がある

 町を見下ろせる中庭には座る場所があり、ちょっとした店がある

 歩き疲れた体を休め喉を潤して 町を眺める・・・心地の良い時間がが過ぎていく

 町を背景にして写真を撮る人たちが かわるがわるシャッターを押している

 

                

 この庭園は城より一段高い所にある最も規模の大きな庭園だ

 幾何学模様のフランス風の庭やイギリス風の庭もある

 

 

 

               

 城から上がってくると正面に噴水がある 噴水の上にも庭園は続いていく

 庭園の中に大きな菩提樹の木があり 木陰をつくっていた

 9月の昼下がりの日差しはまだ濃くて暑くて この木陰に入って涼んで一息ついて・・・

 

               

 綺麗に手入れされた庭園は歩いていて気持ちが良い

 敷地が広いためか、ここまで足を延ばす人が少ないせいか 観光客の数が町中に比べて少ない 

 じっくりと庭の雰囲気を味わうことが出来る

 

 

 

               


チェコ旅日記 26  チェスキークルムロフ26

2022-02-26 13:37:20 | 旅行

 

               

 城の中をめぐっているうち 当時の生活が窺える部屋に入った

 王女の寝室だったというその部屋は 町の方向に向かって窓がある 

 部屋の奥には大きなサイズの装飾のあるベッドが置いてある もちろん天蓋付きで

 そこから深緑色のビロードの暖かそうな布が床近くまで垂れ下がっている 

 夜になって閉じれば その中は暖かな空間になりそうだ

 洗面器置台も有 王女は室内で侍女の運んできた温かいお湯で顔を洗い 化粧したと思われる

 そんな豪華な部屋を出て廊下の窓から外を見ると 建物の外の壁に畳一畳ほど突き出たスペースがあり

 簡素な柵が付いていた 日の当たらない北側の壁に・・・何とここは冬の暖炉の焚口なのだという

 プラハ城もそうだったけれど 城の暖炉は室内の隅にちょうど大きな煙突が突き抜けているように

 天井まで通っていて 壁の一部のように装飾されているので 一見暖炉とは思えない

 外の焚口で焚いた暖かい空気が暖炉を通して部屋を暖めているのだ

 部屋の住人は寒い冬でも暖かい暖炉のおかげでぬくぬくとしていられる

 一方で寒空の下 屋根もない所で暖炉用の薪を燃やす使用人の苦労がしのばれる

 

 

 

                   

 

              

 

 

             

 クルムロフとは(川の湾曲した湿地帯)を意味するという

 高い所から眺めるとその意味が良くわかる 大きく馬蹄形に湾曲したヴルタヴァ川が存在する

 やがて城の下あたりからS字を描くように逆方向に曲がって流れていく

 チェスキーとはチェコ語でボヘミアの事だという

 ボヘミアの湾曲した湿地帯というのがこの地の名前の由来の様だ

 今は建物がぎっしり立っているけれど 町ができる以前はこの辺り一帯は湿地帯だったと思われる

 川岸ぎりぎりまで家が建っているけど 洪水で川が氾濫する危険はないのだろうか・・・

            

 

 チェコを南から北に流れエルベ川にそそぎ やがては北海に至るというこの川

 プラハの街では川幅500mほどにもなるけど ここではまださほど大きくはない

 どこを切り取っても美しいこの町の一部分だ