ローマの街中には古代ローマの遺跡がいっぱい
こういう都会の風景のすぐ横に 古代ローマ時代の遺跡が同居
ここはチルコマッシモと言われる古代の戦車競技場の跡
今は楕円形の野原(広場)となっている 柵も何もなくだれでも自由に出入りでき
イベント会場として使われることもあるという
サッカーのワールドカップでイタリアが優勝した時はここで祝勝会が行われたらしい
映画史に残る傑作のひとつチャールトン・ヘストン主演の(ベン・ハー)で
戦車競技の場面のロケ地となったのがこの場所
向こう側の小高いところはパラティーノの丘と言われるところで連なる建造物は
古代ロ―マの皇帝の宮殿や貴族の館の遺跡、遺構
当時は中心に分離帯があり その中央にはアウグストゥスがエジプトから運んできた
オベリスクが立っていたそう このオベリスクは後で別の場所で目にすることになる
古代ローマの象徴 コロッセオ
写っている人物と比較するとその大きさがわかる
約2000年前に10年かけて完成した民衆の娯楽施設のようなもの
156メートルx188メートルの楕円形で48メートルの高さがあり 5万人収容
内部は4階まであり身分ごとに座席が分けられていて 1、2階は大理石の座席
3階は木製で女性席4階は貧民用の桟敷席
見世物は市民の歓心を得るため皇帝を筆頭に貴族などが巨額の資金を出し
市民は無料で楽しむことができたという
映画のグラディエーターにあるような剣闘士同士の戦いや猛獣との闘いのほか
アリーナの中に水を張り模擬海戦が行われたり 公開処刑なども行われたという
剣闘士は奴隷や捕虜の中から屈強な者を選び 養成所で訓練させたそうです
訓練は大変厳しいものでありそれ以外の時間は牢獄に閉じ込められていた様です
試合に勝ち続ければヒーローとなり多額の賞金がもらえたり自由の身になれることもあったようで
名誉を求めて志願して剣闘士になる者もいた様です
コロッセオすぐ横にあるローマで最も大きいコンスタンティヌスの凱旋門 315年に建てられた
この日イタリアは予想外の暑さで最高気温は30℃超え 午後の日盛りのコロッセオ周辺は暑いこと
時々地面の乾いた土を風が舞い上げ暑さを助長
コロッセオ近くには剣闘士の恰好をした人がたむろしています
思わずカメラを向けたくなりますがご用心 お金を要求されます
お金を払って一緒に撮らせてもらうのはもちろんOK
観光客を狙ったスリなどにも気を付けなければなりません
イタリアはとにかくどこに行っても世界中からすごい数の観光客が来ていて観光大国を実感
そして行くだけの価値ある遺産などが豊富にあるのも実感
ローマにいると戦国時代や鎌倉時代が古く感じなくなってしまうほど
もっともっと古いものがたくさん残されていて短い時間では一部しか見られないのが残念