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田舎暮らし~南信州四季折々の記

南アルプスと中央アルプスをのぞむ田舎での四季折々のつれづれの記写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

エジプト旅日記20 ナイル川の岸辺

2019-07-20 08:22:22 | 日記

 


  ナイル川をさかのぼる船から 通り過ぎていく岸辺を眺める 

       

 小さな砂嵐の影響で周りの景色が霞んだ状態になっている

    

       

 枯草でも燃やしているのか大きな火の手が上がっている

 乾燥したこの地帯で こんなに大きな火が燃えていて周りに燃え移らないか心配になる

 しかも近くにいるのは子供だけ

 日本ではありえない光景

     

      

 バナナ畑の向こうに家がある


      

 日干し煉瓦の家の前の乾いた土の道を人が歩いている ナイル川方面に向かっている

 

      

 

 


      

 屋根の上に枯草の様なものが乗っているけれどあれは何なのか・・・

 家を涼しくするためなのか


      

 もしかしたら家畜の餌なのかも・・・

 今、普通に暮らしていて 私たちがこうした家畜を見かけることはほとんどないけれど

 ここでは日常のあたりまえの光景のようだ

     

 ヤギや羊や牛やロバはよく見かけた 豚は宗教上食べないので見かけない

 家畜は労力になったり ミルクや肉は貴重な食糧なんだろうな

 雨がほとんど降らないせいか家畜小屋は簡単に囲ったものが多い気がする

 葦で簡単に囲ったところや物陰のようなちょっとしたスペースに家畜がいたりする


     

 エジプト国旗を掲げた小さな船の脇を通り過ぎていく

     

 ここは小さな船の船着き場 地元のひとが利用する場所のようだ

 渡し船がちょうど着いたところ ぞろぞろ下りて行く

 バイクごと船に乗っている人もいる 船着き場の割には殺風景だ

 この森の奥に集落があるのかもしれない

      

 大きな荷物を背負っている人は何を運んでいるのかな


     

 家畜が草を食べている傍らで子供たちが遊んでいる 多分この子たちは学校に通ってはいないと思う

 休日の金曜日でもなく昼日中にここにいるのだから

 家畜の世話を任されているのだと思う

     

 楽しそうに夢中で遊んでいる 遊び惚けるという表現がぴったりくる

     

 夕方になったらこの子たちは これらの家畜を連れて家に帰るのでしょう

 お腹を空かせて帰りいっぱい夕食を食べて 疲れているので早寝する

 きっとこんな健康的な生活を送っているのだと思う

 

     

 なんの遊び道具がなくても自分たちで工夫して遊んでいる 子供って本来こういうものなのだけど・・・

 

     

 黄砂でさえ洗濯物を気にする私と違って この状態でも洗濯物は干しっぱなし

 砂がつくのは当たり前なんだろうな 乾燥した砂漠に囲まれて生活しているんだもの

     

 

     

 

     

 

     

 

     

 

 


     

 


エジプト旅日記 17王家の谷

2019-06-15 08:38:59 | 日記

 

 


         

 王家の谷へと続く道 緑は消えて赤茶けた岩山の中を進む


         

 早い時間だったので駐車場はまだガラガラの状態

 ルクソールでの移動はずっとこのバス 前と中央に昇降口があり ポリスは一番前の席にいる

         

 異常気象のせいもあり なんだか雲行きが怪しい

  

         

 駐車場の脇に並ぶお土産屋さん まだ早いのでシャッターの降りている店が多い


               

 銃を持っている あらゆるところで銃を持った人を見かけるので だんだん慣れてきてしまう 

          

 この店は置物などを扱っているようだ


          

 観光客が来るのを待ち構えている 物売りのおじさん達

      

          

 さっそく商売開始 狙った客の元へと向かう


          

 だんだんシャッターがあがる店が多くなるとともに 物売りの人が増えてくる


          

 こういう風にピタッと寄り添って商売をしてくる バスに乗り込むまで執拗にくっついてくることもある

 これで生計を立てているのだから 必死に売り込むのも無理はないが・・・


          

 この王家の谷には相当数の防犯カメラが設置されているらしい


          

 近寄ってみればこのような石や砂


          

 駐車場からはビジターセンターやチケット売り場のあるところまでしばらく歩く

 歩く道は舗装されてはいない なぜならその下にも墓が有るからだという

 両側の岩山にはすでにいくつもの掘り起こされた墓が有り

 石でふさがれていたり 穴がむき出しになっていたり 鉄格子でふさがれていたりする

 歩いているすぐそばに鉄格子で覆われた穴があったので覗いてみたくなり近寄って行ったら

 (危ないから道になっているところ以外にはいかないでください)と言われた

 なぜならこの一帯にはまだまだ発掘されていない墓が無数にあり 

 道以外を歩くと穴に落ちる危険があるという 現に人が穴に落ちて見つかった墓もあるという

 この辺りにある墓は無名の人々の墓のようで ファラオの墓のある場所まではまだまだ遠い

   

        

 ビジターセンターやチケット売り場の前方に 古代のファラオたちが埋葬されていた墓に向かう道が伸びている


        

 軍の車両が止まっている セキュリティーチェックも厳重だ

 


       

 ビジターセンター

       

 これはビジターセンターの中にある王家の谷の模型で 地下の様子が見える部分

 線のように見えるのは地下へと伸びている通路(階段) その先の四角い所が石棺の収まっていた場所


      

 チケットのチェック後王家の谷に向かうには このタフタフと呼ばれる電気で動くトラムに乗って行く事になる

 屋根はついているけれど周りは何もない 風が通り抜ける

      

 岩山の間を縫うようにタフタフに乗って進む


      

 そびえたつ岩山は動物の気配も植物の気配もない無機質な世界 

      


      

 王家の谷は盗掘が相次いだピラミッドの代わりに この谷に墓を隠すように地下に作られるようになったという

 ここは入り口が狭いために盗掘を防ぎやすいという事で ファラオの墓所に選ばれたようだ

 王の墓は発見順に番号が付けられている ちなみにツタンカーメンの墓はKV62となっている

 このKVはKINGS VALLEYの頭文字をとったもの

 

 


 

 


エジプト旅日記16 ルクソール西岸2

2019-06-04 19:43:54 | 日記

 

        

 川向うの道端にパン屋さんがお店を開いている 道端などで物を売っている光景はよく見かけた

 特に果物は大きな房のバナナやオレンジなどを山のように積んで売っていた

 日本のスーパーマーケットのようなお店はごく僅かしかなく しかも高級な部類になるのだそうで

 一般の庶民は市場などで買うことが多いらしい 

 なのでこうした露店のお店も庶民にとっては都合の良いものなのかもしれない


        

 ナンのような生地で真ん中が空洞になっていて ディップを付けて食べるタイプのパンのように見える

 棚の上に むき出しのまま積まれている 


        

 漢字表記のトラックに遭遇 


        

 こちらはアラビア文字 アルファベットなら読めないなりに馴染んだ文字だけれど こちらは全くお手上げ

 


       

 橋の上に子供が・・・この子供たちはどこの国でも見かけるような服装をしている


       

 朝の通学、通勤時間帯なのかな 人通りが多い

       

 

 

       

 町を抜けて緑の田園地帯の向こうに山がみえてきた

 この先にこれから向かう王家の谷がある


       


       


       

 

 

 

 


        

  


エジプト旅日記15 ルクソール西岸1

2019-05-28 14:20:29 | 日記

 


 ルクソールの西岸  生者の町と町言われた東岸からナイル川を渡り死者の町と言われた西岸に来た

 西岸はどちらかといえば田舎、農村地帯といわれる通り、 東岸とは趣が違う

       

 小さな川と向こう岸の風景 

 今年、エジプトは異常気象とのことで 乾燥して雲などめったに出ないこの地、この時期に空を覆う雲が出ていた

 

       

 川向うを電車が走っている カイロ⇔ルクソール⇔アスワンを結ぶ

 観光客の場合はどの列車にも自由に乗れるわけではなく ツーリストポリスの常駐している列車に限られている

 これは治安上の理由からで、そのうち外国人が利用できるのは1等、2等、寝台のみだという

 ちなみにカイロからルクソールまで列車だと10時間ちょっとかかるらしい

       

       

 中央に見えるドームはモスクのようだ

 

       


      

 川岸にある小さな町

 


      

 立ち並ぶ家々 手前には緑の畑


      

 広々とした田園風景

      

      

 水の動きが感じられない川

      

 川の水はあまりきれいではない でも時々魚釣りしている人を見かけた

 向こう岸にポツポツと白く見えるのはレジ袋などのごみ やがて川に入って海に流れ着いて

 今問題になっているマイクロプラスチックになるのではないか・・・

 

 

 

      

 壁一面に書かれた落書きらしきもの

      

 ロバに引かせた荷車 向こう側には日干し煉瓦の建物 舗装してない道路

 田舎では昔ながらの服装をした人が多い

 

      

 この線路はサトウキビを運ぶ貨車のようなものが通るためのものだという

 辺りにはサトウキビの茎が散らばっている

 エジプトの人は総じて甘いものが大好きらしい

 おいしい=甘いもの 甘いもの=おいしいということで 砂糖の個人年間消費量も日本に比べてかなり多いようだ

 サトウキビは取れるし ハチミツも豊富に出回っているようだから 甘いものには事欠かないようだ

      

 オレンジ色の装飾がきれいな家 バルコニーの両側に頭をもたげたコブラのようなものが見える

 洗濯ものは横に張ったロープにかけてある 乾燥しているので重なっていてもすぐ乾いてしまいそうだ

 窓の外には両開きの木戸のようなものがついている エアコンも取り付けてあるようだ

 この辺りではかなり裕福な家のように見える

      

 ほこりをかぶった橋、歩いている人の服装やヤシの木にもエジプトらしさを感じる

 

      

 凝った作りのきれいな塀 中には何があるのかな

 

      

 覗いてみたけど・・・アラブらしい柱が見えただけだった

 

      

 

        

 


エジプト旅日記14 ルクソール神殿のライトアップ2

2019-05-21 10:14:50 | 日記

 

       

 神殿内にちょっと違和感のあるこんな建物が・・・

 これはイスラム教のモスクで 13世紀に建てられたものらしい

 見上げるほど高い場所にあるこの扉は入り口だったという

 こんな高いところにある入り口にどうやって入ったかというと

 実はこれが建てられた当時は ここまで砂に埋まっていたのだという

      

 なのでこの高さが地面になっていて この扉から出入りしていたのだ

      

 古代の神殿とイスラムのモスクが共存している面白い光景になっている

 

             

 列柱の向こうに塔門やモスクの尖塔が見える

        

 右側に並んでいる柱はパピルスを8本束ねた形になっている

 

        

 神への捧げ物のレリーフ

 エジプトは乾燥した気候のため埋葬された食物などが石化して見つかり 古代どんなものが食べられていたか

 かなりわかっているらしい

 大麦、小麦、玉ねぎ、にんにく、レタス、ブドウ、ナツメヤシ、ざくろ、いちじく、

 そらまめ、ひよこまめ、など・・・

 魚や野鳥、小動物を捕って煮たり焼いたりしておかずにしていたようだ

 ナイル川はこれらの宝庫であり 魚やカモは壁画にも描かれている

 牛は農耕用の大事な財産であったり、神への供物だったため 一般人の口に入ることはほとんどなかったようだ

 ビール、パン、ワイン、はちみつなどは普通に食べられていたという

 結構豊かな食生活だったようだ

       

 手の先にたくさんの鳥が見える

       

 首の長い鳥のようだ

       

 小さな丸いものは豆なのかな

       

 

           

 オベリスクの頂上付近に月が見えた

       

       

 ガデシュの戦いの一場面を描いたレリーフ

 馬(青丸内)と弓矢を構えた(黄丸内)人物が見える

 古代エジプトとヒッタイトは2世紀にわたって シリアをめぐり戦争をしていた

 この時の戦いの一つがガデシュの戦いといわれる

 しかし両国とも第三者の脅威に直面し、ラムセス2世とヒッタイト王は成文化された平和条約を結ぶことになる

 これは記録に残っている中では歴史上最古の平和条約とみなされている

 現在ニューヨークの国連安保理会議場入り口上部には その複写が飾ってあるという