十三仏磨崖仏其の一から見える距離に
同じ様な磨崖仏がもう一基あります。
こちらの磨崖仏には覆屋があります。
其の一とは地蔵と十三仏が左右逆に彫ってあります。
よく似ていますがこちらの磨崖仏の方が細かく彫られている様に思います。
十三仏磨崖仏其の一から見える距離に
同じ様な磨崖仏がもう一基あります。
こちらの磨崖仏には覆屋があります。
其の一とは地蔵と十三仏が左右逆に彫ってあります。
よく似ていますがこちらの磨崖仏の方が細かく彫られている様に思います。
名阪国道上野インターの北方、守田の旧道沿いの岩に
十三仏と地蔵が彫られています。
三重県上野市守田
扇形の自然石に、最初地蔵が彫られ、後に十三仏が追刻されたようです。
良い形ですねぇ。
上野市から西の月ヶ瀬方面へ、花ノ木小学校の校内を通って西側に出ると
廃道になった細い旧街道沿いに、巨岩に彫られた見事な磨崖仏があります。
昔は花ノ木三体磨崖仏と呼ばれていましたが、現在は岩根の磨崖仏に変わっています。
地蔵・阿弥陀・釈迦の三尊で地蔵の脇に四対の地蔵坐像。
各尊の間には蓮花瓶を浮き彫りにしてあります。
蓮花瓶が彫られた石仏では柳生のほうそう地蔵があります。
旧街道
二つ目は 笠地蔵からすこし伊賀上野よりにある、お紋地蔵と呼ばれる石仏です。
伊賀街道が寸断されている為、笠地蔵から直接行けません。
三重県上野市長田
地蔵三尊です。
伊賀石仏の特徴を表しています。
柔和な表情と立派な錫杖
島ヶ原から伊賀上野方面に向かうと、長田の集落手前に二つの地蔵が在ります。
一つ目はこの地蔵堂の笠地蔵
三重県上野市長田
車道と平行した伊賀街道に地蔵堂があり、今も丁寧に奉られています。
笠石を載せたお地蔵さん
均整のとれた美しいお地蔵さんです。
笠石は後年に追加されたようです。
この佇まい、たまりませんねぇ。
島ヶ原を通っている旧街道の大和街道(奈良街道)から南に少し入った所に
大きな六地蔵磨崖仏があります。
島ヶ原 峰
一般的には一尺(30cm )が普通であるが、この六地蔵は
一尺六寸(約53cm)とかなり大きく珍しいものだそうです。
また、一体一体の持ち物を変えているのも特徴です。
左の三体
右の三体
苔の道を下った竹林の中の大きな岩に彫られており
なかなか見ごたえがあります。
苔の道
薬師堂の道向かいの大岩に六地蔵が彫られています。
野趣あふれる磨崖仏です。
角のない岩に縁取りをして彫られていますが
岩の大きさとのバランスが絶妙ですね~
以前から気になっていたのですが、やっと出逢うことが出来ました・・・
正月堂で知られた島ヶ原にも、幾つかの石仏があります。
国宝 正月堂
正月堂の南、村はずれに薬師堂があり、薬師と阿弥陀三尊が奉られています。
よく在る、磨崖仏を堂で囲ったものです。
お堂の扉は手で開けることが出来ます。
光背と衲衣が朱と墨黒で彩色されています。
阿弥陀如来
薬師如来
薬師堂の外、右の大岩にも阿弥陀三尊が彫られています。
県道白樫、島ヶ原線に沿って古道が残っており
そこに古道を見守るお地蔵さんが在ります。
三重県上野市白樫
急な斜面を登っていきますが、竹の手すりやロープ等があり助かります。
形の良い岩に彫られています。
優しいお顔のお地蔵さん
押原から東海自然歩道を北に上がり、野殿集落手前に旧道が残っており
大岩に六地蔵が彫られています。
南山城村北大河原
古道の雰囲気が漂っていますねぇ。
左右に五輪塔を彫ってあり、献燈する彫り込みがあります。
全体が苔に覆われています・・・