秀麗な山容を見せる「近江富士」と称される三上山北尾根づたいの
妙光寺山という峰の山中、巨岩に刻まれた地蔵磨崖仏が在ります。
滋賀県野洲郡野洲町妙光寺山
この辺りの岩の特徴なのか、表面は真っ黒ですが
地蔵が彫られた所だけ地肌が白っぽくなっています。
近江の地蔵石仏の特徴である短い柄の錫杖を持ち
木靴を履いた地蔵菩薩立像。
何か違和感あると思っていたら・・・
よく見ると足元が蓮台ごと左下がりに傾いています。
他所では見掛けた事ありません。
近江石仏は年号が刻まれているものが少ないようですが
この磨崖仏は像の右に「元享四年」銘が見られます。
細い山道を登った山中に在りますが
妙光寺山の登山道沿いに在る為
磨崖仏目当て以外の人も訪れるようです・・・
このまがいの地蔵さん思ってたよりは大きく立派だったでしょう。
近江は石造物が豊富で歴史的背景もすごく気になる処です。
東北や九州を見て回ると、石仏はその石質にもよりすごく違う印象を受けるもんですね。
休み二日とも近江路でしたか??
実はこの磨崖さんの白さが一寸嫌だったんですよね・・・
近江路を廻って思ったのは、大和・山城・伊賀を含め
良い所に生まれて良かった~です。
一気に回りましたが矢張り近江は遠いです。
気に入った物だけ廻ったので後はぺんさんのブログで楽しませていただきま~す。
地蔵さんバトンのような錫杖特徴がありますね
気付きませんでした。以前この時期周辺の山はマツタケのシーズンなので入りにくい印象を受けましたが~
この磨崖仏は今年の正月明けに行っていたのですが
在る程度数が纏まるまでと、今までお蔵入りになって居ました~
これ以上深入りすると通うのが大変なのでこれ位にしておきます~