千戸の集落入口に青面金剛の磨崖仏が在るという事だけの情報を得
何度か探したが見つからない儘でいた庚申さん・・・
漸く出会うことが出来ました。
見付かった切っ掛けは、此処だと思い間違って入った集落内の
道に偶々出ておいでた方にお尋ねし
何度かのやり取りの末に庚申さんの場所がおぼろげに分かって来ました。
その辺りを探索するも発見に至らず
道路の反対側から眺めてみると
其処には花立らしきものが・・・
近付いてみると確かに何か彫ってある様ですが
これでは如何にもなりません。
で、お掃除させて頂きましたところ・・・
三重県阿山郡大山田村大字千戸字西山
雑木を払ったら青面金剛(庚申さん)が姿を現しました。
邪鬼を踏み付けていないのと、ショケラをぶら下げていませんが
とんでもない庚申さんが多い中で中々の出来だと思いますが・・・
足元には二鶏・三猿が刻まれています。
道路拡張工事の際に此処に移動し、祀られたようです。
これじゃぁ判る訳ないですね・・・
これを車中から発見するのは不可能に近いです・・・
庚申さんは個性溢れてる。
こちらさまもユーモアに富み、それでいてお顔は思索的で注目しました。
どれほどの時間をかけて探し、こうしてお目見えしても、
また雑木が繁ればお隠れになりましょう?それが心配。
こういう時の為に鞄の中には鋸が入っています。
懐中電灯、ブラシ、鋸は必需品ですね~
元の状態に戻るのもそう遠くはないかも・・・