昔のシステム部の皆さんと飲んで・・・・・

人口を年齢順に並べてその中央で全体を二等分する年齢を中位年齢と呼ぶ。2010年日本は45歳、世界最高年齢です。米国37.2歳、中国35.2歳。
昨日私が会社に入って最初に配属になったシステム部の先輩の皆さんと飲みました。あのころはIBM360という機械が世界を風靡していて、日本はNEC,日立、東芝などが必死にアメリカのIBMのマニュアルをコピーしながら追いかけていました。一方ではIBMの通信プロトコルを必死に解析して、世界で初めて他社のホスト機に日本の端末機を繋ぐことをこっそりお手伝いしたりしていました。そんな中このシステム部に天才たちがいて次から次に新しいOS回りの運用手法を開発していました。独立型タスクで印刷する技術、ファイルやスケジュールを自動で運用させるなど。その後この部を離れましたが、それから20年、アップルのパソコンやWindows95を使って、あれこれ大昔やっていた我々の大型機のシステムとおんなじだと気付いて驚いたことがありました。あのまま開発していれば世界を席巻できたのに。そんな技術沢山あります、例えば携帯、世界を席巻していたが今では枯れ果てています。ウオークマンもあれでネットにつないでいれば、シャープのザウルスもネットにつなぐ考えがあれば・・・・なんて沢山のお宝の山を目の前にリーマンショックで退散していきました。あれから更に20年、今や世界のどこに行ってもみる日本の製品はトヨタの車とヤマハの船外機ぐらいになってきました。それでもまだ日本は凄いなんていう神話を語り続けています。子供の教育、働き方改革など言葉は進みますが今の延長線上で何も変わらないと思います。話は飛びますがこの前大学入試のセンター試験の問題や、県立高校の入試問題を見て感じたのは、あんな難しい数学の曲線問題や、歴史の暗記だけの問題が必要なのでしょうか。結局折角考えたアイデアや技術を世界に売り込めない、つまりは英語で説明できない日本人こんなに作ってどうするのでしょうか。自分の反省を込めて。なんて言うことを思いながら酔っ払って帰宅したのです。酔っ払いおじさんより（笑）