地球浪漫紀行☆世界紀行スタッフの旅のお話し

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南インド ラメシュワラム

2023年05月26日 14時37分18秒 | インド

みなさんこんにちは!高野です。

前回のつづきです。

 

ラメシュワラム(ラメスワラム) 英:Rameshwaram

マドゥライ観光の翌日、マドゥライから高速道路を利用して3~4時間のラメシュワラムへ向かいました。(高速道路は牛やヤギも走っていて面白かったです。)ラメシュワラムは小さなまちですが、インド神話「ラーマヤナ物語」の舞台となった南インドを代表する聖地です。ラメシュワラムの先端からスリランカへは、12つの小島が続き、「アダムスブリッジ」と呼ばれています。これはラーマヤナ物語の主人公ラーマ王子がスリランカへ渡る時に架けた橋と言われております。

ラーマヤナ物語の中で、ラーマ王子がシヴァ神に祈りを捧げたとされるのが「ラーマナータスワーミ寺院(英:Ramanathaswamy Temple)」です。ラメシュワラムに住む9割の人が、このラーマナータスワーミ寺院に関わる仕事をしているそうです。また、ラメシュワラムは沐浴できるような大きな川が無いため、数少ない海で沐浴をする地域です。ラーマナータスワーミ寺院は海から数百メートルの位置に東門があるため、参拝者はまず海で沐浴をしてから、お寺に入ります。

↑沐浴場。朝日が昇る5時~6時に沐浴をします。この日は日曜日だったため人混みでした。休日や長期休暇を利用して遠方から参拝する人もたくさんいるそうです。

↑ラーマナータスワーミ寺院の南門。我々はヒンドゥー教でないため、南門からお邪魔しました。

塔門(ゴープラム)が各所にあることや、お寺の中心にシヴァ神のリンガがあるとう基本的な点はドラヴィダ建築のシヴァ寺院と同じです。ただ、ラーマヤナ物語の聖地にあるお寺なので、境内のあらゆるところにラーマヤナ物語の宗教画が飾られていました。こちらも写真撮影が不可でした。

↑現地ガイドさんにここからなら撮影OKだよ。と言われました。廊下はカラフルな天井絵と柱で彩られています。また、とても神聖なお寺なので入り口は厳重に警備されています。

 

先ほども書いたようにラメシュワラムは大きな川がないため、生活用水を確保するのが困難な地域です。女性や子供は、何キロも離れた井戸に水を汲みに行きます。ツアーで宿泊したホテルはシャワー・トイレが付いており、水に困ることはありませんでしたが、水道から漏れた水を掃除などに再利用するためシャワーの下にバケツが置いてありました。

↑このように頭の上に壺やバケツを乗せて運びます。

 

つづく


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