こんにちは、湯田です。
前回の続きです。
フンザからギルギットに移動し、ここからグピス、マストゥージにそれぞれ1泊ずつしながら北西部のチトラルを目指します。
酷い悪路と壊れそうな吊り橋を何か所も渡らなくてはいけないため、写真のような4WDに分乗して向かいます。
シャンドール峠(3720m)の手前でピクニックランチ。
アズマットさんとドライバーさんたちがお食事の準備。プロフ(チャーハン?炊き込みご飯?のようなもの)が絶品なのです!!!
フンザから西に向かうと暑い!標高は高くても日差しが強くてじりじりとします。
ドライバーさんたちも川に入って水浴び。
※陽気なドライバーのアクタルさん楽しそうですね。
チトラルから更に奥地・アフガニスタンとの国境近くのボンボリットへ。
こんな道(?)をひたすら進みます。
チトラル王国のボンボリットの谷にはカラシュ族が暮らしています。
カラシュ族は、イスラム教徒やキリスト教徒とは異なり、異教徒的な暮らしをしています。
カラシュ族の女性たちは、ベースの黒い布に、様々な色の刺繍を施した民族衣装をまとっています。
保守的なイスラム教の女性とは正反対の衣装です。
カラシュ族の男性は、民族衣装を着ることはなく、他のパキスタン人と同じような服装です。
小さい子供までもが民族衣装フル装備です。
お祭りだから、観光客が来るからというわけではなく、普段からこの衣装を着ています。
※この子はまだ頭飾りは付けれないようです。
衣装は手作りで、女性たちが時間をかけて作ります。
頭飾りや首飾り、腰巻きはビーズで出来ているのでとても重く、実際に付けさせてもらいましたが、バランスをとるのも難しかったです。
子供たちは怖がるどころか人懐っこくて可愛らしかったです。
17歳のアスマットくん。宿泊したPTDCモーテルで働いています。
男性はこのように普通の服装です。
アスマットくんのご実家に招待していただきました。
このような崖に段々と家が建てられています。家にたどり着くのも一苦労です。
元々は広い土地に住んでいましたが、迫害から逃れパキスタン奥地に移動してきたカラシュ族。
このような不便な場所でものびのびと生活しているように感じられました。
この文化がこれからも壊されないように観光客もマナーを持って訪れなければいけないと思いました。
携帯電話の電波もなく、お湯も満足に出ない、日本に住んでいたら経験することのないことが体験できるパキスタン。不便なのに心癒される不思議な場所です。
来年の7月に同コースを設定いたします。来年この状況が落ち着いたらぜひパキスタンを訪れてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
次のブログは、何について書こうか考え中です。
そろそろブログ担当の前田が登場します!
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