浙江山水の上品・楠渓江と古堰画郷

杭州や水郷の古鎮でお馴染みの浙江省の南部に位置する『楠渓江風景区』。
その楠渓江は、北から南へ流れる全長145kmの渓流です。
その清らかな水流は一年中耐えることなく、
両岸の山景は、晴天のときは蒼翠美麗、
陰雨のときには雲霧棚引き、いずれも絶景です。

『緑の長城』と称される楠渓江の両岸には、
青い山が聳え立ち、古樹が生茂り、
そこに民家の炊事の煙が立ち昇り、
人々の暮らしぶりも旅情を掻き立ててくれます。

中国で唯一の田園風景を主体とする観光地として知られています。

また文化的景観も豊かで、宋代、明代、清代の古い塔、橋、鳥居が残り、
文房四宝の配置が成された蒼坡村や、
陰陽五行の風水の構想で建てられた芙蓉村では、
中世中国の村落建設プランを見ることができます。

川に沿った美しい麗水街で著名な岩頭村は、
古典物の映画やドラマのロケ地として知られています。

静かな楠渓江の流れと沿岸の古村落の景観は『浙江山水の上品』と形容されます。
栗、西瓜、山桃、お茶が名産品です。



近郊の麗水市の、山紫水明の村『古堰画郷』↑。