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聖護院門跡

2017年02月08日 00時04分37秒 | 鑑賞記録(2011・2012年中断)

京の冬の旅での公開。
狩野派の襖絵を堪能。
永納という名にえらく聞き覚えがあったらそのはず、「本朝画史」の著者だったのね。
孔雀も良かったし、波濤図もなかなかだった。
上段の間も素晴らしかった。正面が滝というのは珍しい。
水流が手前まで広がっていて、畳の並べ方と相まって奥行きも随分感じた。
国宝とはレベルが違うとはいえ、こんなに近くに見せてもらえるとは。眼福。
其一の後で見たので、その違いが歴然。狩野派はやっぱり「狩野」なのだなあ。

後水尾天皇の皇后の居室だったという書院も良かった。
釘隠や欄間の意匠はさもありなん。
しかし、花頭窓にガラスを入れるなんて!
なんてモダンなの・・・。さすがは後水尾。

仮皇居にもなったというだけあって、ここは格が違うのですなあ。

しかし、仏像類は、他ではあまり見ないようなものがたくさん。
独特の世界観というか、興味深いものだった。
さらに、海外の法螺貝装飾には度肝を抜かれた。



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