「エデンの東」 エリア・カザン監督

１９５５年公開。舞台は１９１７年、カリフォルニア州サリナス。農業経営者アダム（レイモンド・マッシー)には双子の息子アロン（リチャード・ダヴァロス）とキャル（ジェームズ・ディーン)がいた。真面目なアロンは恋人アブラ（ジュリーはリス）とともに清廉な父に気にいられていた。父に馴染めない自分は愛されていないと感じているキャルは、なんとか父に喜んでもらいたいと努力するが、ことごとく裏目に出てしまう。一方で酒場の女経営者となって成功している、死んだと聞かされていた母に会い、自分と似た性質を感じ、その血を引いているせいだと確信する。（午前十時の映画祭) . . . 本文を読む

『宵山万華鏡』 森見登美彦著

祇園祭宵山を舞台に、主人公が連鎖していく６つの物語。 . . . 本文を読む

「シンシティ」（２００５） ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー監督

アメリカの仮想犯罪都市シン・シティを舞台に刑事ハーディガン（ブルース・ウィルス）、殺し屋マーヴ（ミッキー・ローク）、ガンマンドワイト（クライヴ・オーウェン）を主人公とした３つのエピソードを描く。 . . . 本文を読む

「萌の朱雀」（1997） 河瀬直美監督

奈良県吉野村、山間の村の田原家には、孝三（國村隼）と妻・泰代（神村泰代）、娘・みちる（尾野真千子）、母（和泉幸子）そして姉が預けていった甥・栄介（柴田浩太郎）の５人が暮らしていた。過疎化が進む中、孝三が働いていたトンネル工事が中止となり、泰代は栄介が働く旅館に勤めることになるが、倒れてしまう。そんなある日、孝三が姿を消す。第５０回カンヌ、カメラ・ドール受賞。 . . . 本文を読む

「めがね」（２００７） 荻上直子監督

春、とある海辺の小屋にサクラ（もたいまさこ）がやってくる。同じ頃、タエコ（小林聡美）はその近くの宿ハマダにやって来た。サクラとハマダの主人・ユージ（光石研）は親しく、高校教師のハルナ（市川実日子）はサクラを慕って宿と小屋に入り浸っていた。始めは馴染めずに出ていこうとしたタエコもいつしか、その輪の中に収まっていた。 . . . 本文を読む