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『宵山万華鏡』 森見登美彦著

2010年06月20日 16時35分48秒 | 読書記録(2010年まで)

回転する舞台の中で、
現実世界と外の世界との境目が分からなくなった。

学生たちが作り出した偽宵山は、偶然にも外の世界と一致していたということなのか。
それとも、彼らも外の世界に入り込んでしまったのか。
乙川はどちらの世界の人間だったのか。
だれが現実世界の人で、だれが外の世界の住人だったのか。

万華鏡を題材にとったところが、流石森見ワールド。
上手いとは思った。

でもまあ、特にはどうということのない作品だったかな。


 



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