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「エデンの東」 エリア・カザン監督

2010年06月28日 17時18分07秒 | 鑑賞記録(2011・2012年中断)

期待していたほどではなかった。
まあ、期待し過ぎていたのかも。
なかなかに時代を感じる映画だった。

聖書に馴染みの無い私には、父と母の体現する善と悪の観念が共感できない。
何故、あんなことでキャルが苦悩しなければならないのか。
父とアロンの清廉さが、理不尽に思えてならなかった。
キャルの苦悩は、普通は必要ない苦悩だったはず。

ラストの解決の仕方もなんだかなあ。
アロンはあれでいいのか?
ちょっとキャルにとって都合良過ぎなのでは。

とはいえ、やはり映画史に残る映画なだけはあるのだろう。
なんだかんだと、印象に残った。
ジェームズ・ディーンの寂しげな表情が忘れられない。



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