Ｔhe Goal

The Goalを読み終わった。
組織とか、企業とか、人の使い方とか
マネージャーとか
様々な立場で、色々な読み方が出来る本だと
思うけど、TONは、目標はいたってシンプルで
なんのために行動するのか？を理解することの
重要性を参考にしたい。
小説の中で、次のようなシーンがある。
工場の生産性を高めるために、作業に従事する
職員は、絶えず働き続ける。
しかし、本当に生産性があがったかといえば
決してそうはなっていない。
逆に、必要のない部品の生産に取り組み、仕掛品
が大量に発生する。
また優先順位を決めず、依頼の来た分から作業を
行っているので、本当に今、必要な部品を生産できず
後工程でボトルネックが発生する。
これはすべて、社員がなんのために今行動をするのかを
理解しないで行動しているため。
小説の中では、ボトルネックの原因をつきとめ
PDCAが回っていくんだけど、
TONの周りでも結構ある、ボトルネック
まず、会議。
なんのために会議をするのかが明瞭でない会議はやっても
意味がない。
TONは会議なんて無意味だと思うが、コミュニケーションをとるために
会議をするべきという声もある。
じゃあ、なんでコミュニケーションが大切なのか？といえば、
そこまで説明できる人はいない。
まあ、会議は意思統一を確認する場所でもあり、アドバイスを与えたり
貰ったりする場所でもあるのでやるメリットも沢山あるのだが、
儀式化してしまうと意味がないんだよな。
そういう意味でも、TheGoalは、面白いです。
企業の最終目標が利益であれば
その獲得の障害になることはすべてボトルネックになる。
ボトルネックの認識と改善は、知恵が必要だけど
二者択一を迫られたときに、何をするのか？
すべてが企業の利益という観点から見る必要があるのだ。

まあ、あまりにも当たり前すぎる内容だけど
TONも会社で色々なしがらみがあって
それに振り回されて毎日格闘しているだけに
すべては●●のために、という目的があって
その目的達成のために理に叶う行動があれば
しがらみを振りほどくことが可能になるんだよな。