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晴走雨読

穂高登山その2

一日目はふつーの観光旅行みたいにまったり過ごしましたが二日目
はいよいよ本格的な登山です。

朝7時50分にホテルを出発。

普通の宿に泊まると朝食時間が遅いので、出発も遅くなってしま
います。やはり登山の時は山小屋の方がいいかも。



朝から雨が降ったりやんだりで低い雲が山にかかってます。
取りあえずレインウェアーをきて出発しましたが、暑くなってすぐ
に脱いでしまいました。



こんな感じの登山道を登ります。

登り始めてすぐに息が切れてきました。標高1500mしかない
のに酸素が薄い訳でもあるまいし。

結局ペースが速すぎたようです。脚力がそこそこあるものだから
心肺がついてこない感じ。
マラソンもそうですが序盤にペースを抑える事は大切です。
登るペースを意識的にゆっくりにたら、呼吸も楽になってきました。
ただカミさんに置いて行かれる事はしかたありませんが。



でっかいカエルを発見。標高2000mでもいるんだ。




2000mを越えると高山植物が増えてきます。
これはミヤマキンバイかな。




クルマユリ



焼岳との分岐に到着。
山道の1km2kmは平地と違って遠い!あたりまえだけど。



西穂山荘に到着。
出発してから3時間30分かかりました。



名物のラーメンをいただく。
山荘では普通冷凍食品を使いますがここは生麺を使っているとか。

でも気圧が低く沸点も低いので麺はいまいち。スープはおいしか
ったけど。

まあ山小屋の食べ物の味で贅沢は言ってはいけませんが。




西穂山荘で休憩後、目的の西穂独標に向かう。穂高の稜線なので
岩の大きさが急に大きくなる。

晴れていれば素晴らしい景色だと思われるが周りは真っ白でなに
も見えず。



最初のピーク、丸山(2452m)に到着。

独標に近づくと登山道はどんどん険しくなってくるし、稜線は風
も強くそしてついには強い雨も降ってきた。

時間とか疲労を考え独標を目の前にして引き返す事を決断。無理
して登ってもどうせなにも見えないし。

引き返してしばらくすると体調が悪くなってきた。疲労が溜まって
いたのと引き返すと決めて緊張感が緩んだのかも。

お腹もゴロゴロしてきた。まさか体を隠す所もない穂高の稜線で
野糞もできないし。

そして急に足に力が入らなくなりその場にしゃがみ込む。なんか
電池が切れたみたいな感覚。

こんな所でまさかの遭難!?

それでもしばらく休んで甘いものを食べたりしたら多少回復してき
たので下山開始。
なんとか西穂山荘まで戻って、トイレにも行ってすっきり。

あとは新穂高ロープウェイの駅まで行くだけだから安心、と思った
ら大間違い。

ロープウェイの駅までは普通のハイキングコースみたいな道だと
勝手に思い込んでいたのだが、立派な登山道でした。それもかなり
険しい。

時間も地図には1時間と書いてあったが1時間半かかったし。
駅に着いた時にはまさに精根尽き果ててました。



ちなみにカミさんは終始平然としておりました。

ロープウェイに揺られて乗り物酔いになったのは初めてでした。

路線バスで駐車場まで戻る予定でしたが、バスでは逆噴射必至
だったのでちょうど止まっていたタクシーに乗り込む。

タクシー代6000円は痛い出費でしたが、まあ仕方ないっす。

とまあ、目的地の登頂は断念するし景色は全く見えなかったし心身
ともにズタボロになったで、散々な穂高登山でした。
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