晴走雨読

高齢者の事故

新聞に外国人の技能実習生の問題をリポートした記事がありました。

技能実習とは名ばかりで実際は出稼ぎ目当てで、ひどい労働条件と低賃金で搾取される東南アジアなどの若者。

賃金は手取り10万円程度。

再雇用のこのワタクシ、税金や保険を差し引かれての手取りは11万円ちょっと。

外国人技能実習生とほとんど変わらない収入である事に愕然。

日本の企業は外国人だけじゃなく、中高年のおっさんからも搾取してたんですね。





最近高齢者が運転する車での事故がやたらクローズアップされてます。

数年後に自分の身体能力がどこまで衰えているのか、車なしでは生活できないド田舎にいる身としては他人事ではありません。

以前ここにも書きましたが、そもそもアクセルとブレーキの踏み間違いの問題は、AT車のペダル配置を何十年も放置してきた車メーカーに責任があると思います。

現在はハイテクの自動運転でその問題を解決しようとしてますが、もっとアナログで簡単な方法もあるはずです。

例えばアクセルペダルを強く踏むとブレーキがかかる装置などはすでに発明されてますし。

そもそも2ペダルを禁止にして全部マニュアル車にしてしまえばいいと思うのですが、売り上げががっくり落ちてしまう事をメーカーは決して認めないでしょうね。

人命より売り上げですから。

ある年齢、例えば80歳以上は免許取り上げろという議論もありますが、個人で能力は違いますからそれもどうかと。

しかしよく考えてみると車の免許はすでに年齢で制限されてるんですよね。18歳未満は普通免許取れませんから。

16歳の若者と80歳のジジババのどちらの身体能力が優れているかは言わずもがな。

何年後かにはジジババは免許取り上げられちゃうかも?






高齢者運転には関係ありませんが、最近の日産のCMにはちょっと違和感を覚えます。

新型セレナに搭載された運転支援技術を「自動運転」って言い切っちゃてる。

ノートeパワーに至っては「電気自動車の新しいカタチ」って言ってるけど、そもそも電気自動車じゃなくてシリーズハイブリッドとかレンジエクステンダーだし。

「発明」なんてことも言ってますけど、すでに複数のメーカーで発売されてるし。



恐らく技術系の社員はこういった言葉をCMに使う事に反対したと思いますが、営業に押し切られちゃったんでしょうね。

ネットなどでこういった批判を目にするたびに忸怩たる思いをしてるかも。



最近は若者の車離れや家電化が言われてますから、CMのキャッチコピーにいちいち因縁付けてるおっさんはメーカーも相手にしてないのでしょう。

なんでも売れればいい!売った者の勝ち。三菱の燃費偽装車でもエンジン付きの電気自動車でもなんでも売ってやる!ってカルロスゴーンの雄たけびが聞こえそうです。
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