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清流を見ながら

川面に映る自然を見ながら時々に思うこと

器が小さくなった

2010年05月17日 | 景気
この地方では大手スパー、地域経済の指標にもされている。品質も価格も大方が納得して買いに訪れる。従業員の資質というか社員教育は以前に比べれば劣ってきているが、まだ我慢できる範囲だろう。

車で1時間ほど走ったところにその町1番の規模を構える店舗がある。品揃えもよく、そばを通るときはわざわざ立ち寄っている。店内に座席数50あまりのうどん屋がある。ここは味も盛りも申し分なく美味いうどん屋だ。

久しぶりに立ち寄った。店内は変わっていないが、メニューが半分ほどに減り、値段が平均20円か30円ほど安くなっている。

いつもの通りうどん定食を注文した。運ばれてきて驚いた。うどんと混ぜご飯の器が小さくなり、小鉢の一品は消えている。薬味のねぎ、どんぶりに大盛りで出されていたがこれも半分ほどの器に姿を変えていた。

そういえば従業員も減っている。ここにも不況と戦っている店のあることを教えられた。少し物足りない昼食だったが、年金生活者だからと素直に箸をおいた。民主党のトップ2人には想像すら付かない小さな町のお昼下がりでした。

皆で考えよう

2010年05月04日 | 景気
鳩山首相の初の沖縄訪問、それも打開の目途がたたない普天間基地についての沖縄県民説得という、歓迎されない空気の中でされた。

沖縄に限らず米軍使用の基地を喜んで受け入れる自治体はないだろう。米軍基地の街に住む人間なら、基地受け入れ反対の気持ちはよく分かる。大阪府知事が関空へと発言されたが、200%そんな事はないから、何とでもいえる。

沖縄の負担軽減へ協力するため、岩国ではC-130空中給油機の受け入れを表明している。そこへもって米軍再編に伴い厚木基地から艦載機を移駐させ極東最大の空軍基地にするという。

その計画推進のため市の中心部にある人口5千人あまりが住める広大な土地を米軍住宅など関連施設を建設するという。出来てしまえば有刺鉄線が張られ岩国、いや日本でなくなる。

普天間に隠れて岩国のこうした状況は報道されない。基地の町のこうした状況を知って欲しい。1.5万人だ9万人だと集会の規模(主催者発)の報道に惑わされ、政府を責めるばかりでなく、自分たちは何をすればいいか、基地のない街の人はよく考えて欲しい。

明日は基地が開放される。予想では28万人の人が訪れるという。お祭りでなく轟音を体験して欲しい。あなたの住む町の頭上で毎日毎日その轟音が響くとしたら、あなたはどうしますか。明日に備えて、ブルーインパルスなどの練習が昨日と今日行われた。

基地そばにすむ人のブログはただ1行「ヤカマシイ」だった。

価格の不思議

2010年02月06日 | 景気
あまり元気でない妻のサポーター、運転手、荷物持ち兼ねてスーパーへ買物に行く。妻は新聞の折込を丁寧にチェックし、当面の必需品をメモして出かける。時々、そのメモをテーブルへ置き忘れて出かけることもある。

最近は毎日が値下げ値下げの品が並ぶ。お店の表示を信用するなら、正当な利潤を上げているのだろうか、と思う。何かの都合で値下げ商品の数が少ない日に訪れると来店者は少ない。

薄利多売という商売もあるが、連日、価格を下げさらに店独自のサービスポイントをつける余裕があるのだろうか。もし、そうならこれまでが高利潤を上げるスタイルだったのかも知れない。

ひとつ工夫をして欲しい。年金生活の高齢者夫婦には1袋や1パックといった商品の中味が多すぎる。長くおける物なら我慢も出来るが、そうでないと買いづらい。単位個数で量をこなしたい気持ちはわかるが、無駄にすることが多い。コストが若干上がっても量目の少ないパック商品が欲しい。高齢者も食べることは楽しみのひとつだ。

近くの店がなくなると困る。店をたたまない様な適正な利潤で商売を続けて欲しい。小売店が姿を消した地方の町では、スーパーが頼りだ。

大規模リーコールが

2010年01月30日 | 景気
世界のトヨタで、年間の販売台数を上回るようなリコールが欧米で発生した。国内販売車についてはリコールに該当しないという。

夕方の報道では07年にユーザーからのクレームがあったが、安全性に問題は無いとした、という。報道はこの時点で対応していたら、これほど大規模なリコールには至らなかったのでは解説している。

ホンダも海外販売の65万台でリコールが発生したという。トヨタはアクセルペタルの戻りが悪い、ホンダは運転席側の窓のスイッチに水が入り込むと漏電し、煙が出る可能性がある、という。

JALの破綻など、日の丸をしょっている企業、油断したわけではなかろうが、トラブルが続く。安全と品質で勝負してきた日本の自動車業界、輸出産業には厳しい環境だが、一刻も早く対応し、日本の自動車の評価を取りもどして欲しい。そうなると信じている。

カレンダーに写る世相

2009年12月14日 | 景気
歳末風景も時代とともに変わる。そのひとつにカレンダーがある。

現役で好景気のころ、年末になると納入業者や関連企業などなどから企業名やロゴの入ったカレンダーや手帳が届けられ、何個ものダンボール箱に詰められていた。持ち帰る同僚も少なく、何かの下書きや裏打ちに使っていた。

景気の右下がりにつれその数は次第に減り始めた。そのころになると家庭持ちの同僚は持ち帰るようになった。商店などのサービスがなくなってきた、とは後に気づいたことだが。羽振りのいい商店は豪華なカレンダーだった、と思い出す。

最近は求めないと使い勝手のいいカレンダーは入手しにくくなった。銀行も出入り口に置いて「お持ち帰りください」とあった張り紙はなくなり、窓口の奥にしまってある。遠慮しながら「カレンダーを」とお願いして貰っている。

カレンダーは無料で頂戴するもの、これが長年の習慣でそれを買うなどと思ったことも無い。しかし店頭には販売用のそれがたくさん並んでいるところを見ると、頭の切替が必要なのかな、と思ったりもする。

購入するカレンダー、高価だから休みが多いわけでもないだろうが思い入れがあるのだろう。年金のうちからカレンダーを買うときが近づいてきているようだ。カレンダーくらい貰える景気回復を願って止まない。

庶民の物価感覚

2009年06月26日 | 景気
総務省は5月の全国消費者物価指数(2005年を100)が生鮮食料品を除く総合で100.5と前年同月比で1.1%下落したと発表した。これは過去最大の下げ幅といい、原因や背景は各マスコミで報道されている。

先日「景気は回復」に向かう観測が出されたばかり。統計や資料の違いはあるだろうが「物価下落は、極端な需要減によって起きていることが考えられる」という与謝野大臣の見解が正しければ、景気の回復は庶民には浸透していない、と言っていい。

確かに値上がりの傾向は一段落した。一方で安値・たたき売りのような現象が起きている。なぜこれだけ安値にできるのか不思議だ。もっと前からなぜできなかったのか不思議だ。1個1袋の見た目は値下がりしているが、中身の量は減量のままであり、単位量当たりの比較はプロに任せたい。

ニュースによると大都市ではPB商品が格安激安で販売される。地方ではそんな恩恵にいつ出会えるか分からない。合併で郵便局業務は大変不便になり、農協や信金の合併で出先が減りる。こんな地方に消費者物価指数が下がったと東京でいっても何も届かない。税金は地域差なしに納めさせるのに。

それどころかガソリン価格はじわじわと上昇、公共交通機関の不便な地区は車なしでは絶対に生活できない。なのに高齢運転者には免許更新時に高額な検査料が発生する。

地方の高齢者が安心する政策をマニフェストに織り込んでほしい。中山間地域の人を元気にさせるといって二口目には「ボランティア、地域活動」という。これはそうした地区のことを知らない人の発言だ。みんな協働してやっている現実を知ってほしい。

兆兆

2009年04月24日 | 景気
蝶ではない兆が乱れ飛ぶ。

補正予算の気前よい赤字国債につられたわけでもあるまいが、大手金融機関の損失が兆円、そこまで届かないがそれに近い赤字の大手企業がこれまた多い。米国のビッグスリーもしかりだ。

子どものころの百万長者、それだけあれば一生楽して生活できる、という時もあった。満州から引き上げられた人からこんな話を聞いた。満州で千円の簡易保険に入った。満期になったら悠々自適ですと勧誘されたが引き上げたらただの紙だった。その人は存命なら100歳。

かって兆円などは架空世界の話、今は簡単に赤字額としてマスコミの前で堂々と発表される。隔世の感と言ってもよかろう。年金生活者には縁のない話だが、大きな赤字を出しても倒れない、政策としても倒させない、上手くお金を使って欲しい。

使って欲しいといえば定額給付金。総額2兆円、事務経費が約800億円、世論に逆らい内閣の人気取り策として支給がはじまった。同額の金で「公立病院の赤字は解消」したという。老後の健康に不安な高齢者には、公立病院の赤字解消に使ったほうがありがたかった。

税金は将来国民が平等に恩恵を受けれる使い方して欲しい。





8109円

2009年03月31日 | 景気
08年度最後の東京株式市場は、前日終値比126円55銭安の8109円53銭で取引を終えた。世界的な景気悪化が心配されるなどから日経平均株価は3営業日続落し、年度末としては03年3月末以来、6年ぶりの安値水準という。今年度1年間の下落幅は4416円01銭で、下落率は35.3%で00年度(36.1%)に次ぐ過去2番目の大きさ、と報道されている。

年度当初に1万2千円ほどだった株価は米証券大手リーマン・ブラザーズの破綻した9月15日以降急落したまま回復しなかった。

株のことは素人で分からない。毎朝のニュースで米証券市場の取引結果が報道される。するとその日の日本の株価は米国株価格の上昇下降に合わせたよう同じ流れを示している。米国が風邪を引けば日本は肺炎、こんな諺が今も現存するかのように。

株は株価が絶対的な評価でそれ以外に評価する指標はないのだろうか。配当の高い株がよいということはよく分かる。しかし、日々の株価変動が日本経済の実力でなく、単なる金銭的な指標と考えておけばいいのだろうか。

技術をはじめとする様々な産業力は株価にどう評価されているのだろう。今日、18万人もの人が職を失った。

少なくなった折込

2009年03月26日 | 景気
景気下降でなにもかも下方に向いている。変わっていないのは政治家の自分志向だけ。

最近、新聞の折り込み広告が減った。枚数も広告の大きさも両方とも減った。折り込み広告は地元の事業者がそのほとんどを占めることから、いかに景気の低迷が酷いかがわかる。

そのなかでパチンコを中心とする遊戯関係の広告は元気だ。広告の無い日は無いくらいに感じる。不景気になるとギャンブルが賑わうというが、本当に関係あるのだろうか。

折込広告は減ったがTVCMはやたらと回数が増え時間も長くなった。あるローカルTV局のニュース、以前は4分くらいあったニュース時間が2分半くらいに減りその分CMが増えた。

これは在京TV局の放送でも同じ。それも全局、ご相談の結果ではとも思える統一ぶりだ。それでも経営は苦しい、赤字局もあるとか。いい中味の放送つくりをしないとますますTV離れしそうだ。

米国発の不況、日本では蜂の一刺しと言われたが、どうしてどうしてそんなものではなかった。小遣いも減り晩酌も減り蓄えも下降線、そのくせ消費先行で景気対策をという。いい手がありますかね。