大山田で「菜の花」いっぱい、「大日殿極楽寺」(甲野)で早春爛漫。後編

2024-04-10 10:05:23 | 花や風景など
門前の横に駐車場はありますが、ココへ来るまでの道は狭小です。
お気をつけて…

(再掲)「大日殿 極楽寺

入母屋で唐破風付きで、その上屋根には「千木」があります。
仏も神もご一緒、この姿はなかなかに珍しく、一目見たら忘れられません。
では山門から
   

冬から早春への移ろいを感じる素敵な境内です。
 
椿、柑橘、桜の揃い踏み。

こちらは「侘助」か…
咲く花と落つる花と、これも早春の定めか。
  

ここで、振り返るとこの風景

よく見れば、遠くに菜の花畑…

境内の奥に目をやれば、何やら色濃いピンク、
すぐにあれは「ツツジ」と気がつきました、もうツツジ??
  
艶やかでした。

池もあるので近づいてみれば、またまた早春を彩る花々
   
凛と咲くシデコブシが美しい。

 

  
早春の風景を額に収めてお暇致します。
感謝です。

帰路、運動公園辺りで雨も本格的になってきましたが
やっぱり桜に目がいくので、立ち寄り
  
宙に浮くように見えた花弁は、実は蜘蛛の巣のおかげで浮いてました💗
苦手なクモさんですが、これはひょっとしたら粋な計らいかもしれないと…

撮影日:2024/4/8

 
※1996年発行「伊賀百寺」より

ではまた
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山田で「菜の花」いっぱい、「大日殿極楽寺」(甲野)で早春爛漫。前編

2024-04-09 11:12:26 | 花や風景など
朝刊を見て(そや行くの忘れてる…)と、たまった家事もそこそこに🚙。。。
なんでかというと、雨雲がすぐそこまで来そうだったので、慌てました。
どんよりした雲の下、それでも菜の花の香りはそこら一面に漂い、
今、まさに咲いたねぇという元気の良い菜の花ばかり。
(撮影日:2024/4/8)

おなじみの💗マーク
 

  
幟もしっかりたなびき、これだけ揃うと
駐車場(大山田公社さんの駐車場へ)を下りたその瞬間全体が香ってます。

畔を歩いたら白いちっちゃな花がいっぱい
  
白い花は「タネツケバナ」かな、
畔に多いなぁと思って見ていたらこのコは「早春の水田で咲き乱れる」らしいので、
まさにその姿を見ているわけです。
水色のコは「オオイヌノフグリ」、色合いがネモフィラそっくり(笑)。

  
荒木の山並み、東方面の山々、北には「農産物加工所」の建物。

足元の畔道、うかうか歩くと踏んづけてしまいそうなところにモンシロチョウ、
菜の花の蜜を吸いに来たのか、子孫繁栄のためなのかはわかりませんが…
 
本当は、菜の花畑を飛び交うチョウチョを撮りたいのですが、
スマホを構えると目の前からいなくなります、気まぐれに飛んでくれるので…
諦めました💦

 
このコは「紫鷺苔(ムラサキサゴゴケ)」と、これも春を呼ぶコでしょう。
畦道を歩くのも気を使います、できるだけ花さんたちを踏まないように。
菜の花も撮りたいし、と思っていたら

今度は「鳥よ、何があった?!」。(誰の羽でしょう??)


晴れていたらここから風車が遠景に入るはず…(2023/4/5撮影)

では、菜の花畑にお暇をしてそのまま東へ、
ここも大好きところです。同級生に初めて連れてきてもらって感動した記憶が蘇ります。(過去ログより秋の極楽寺)
大日殿 極楽寺


では、後編へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲野の大日さん「大日殿極楽寺」へ

2023-09-08 00:25:30 | 神社仏閣など
大山田甲野『極楽寺山門』から外の景色「稲垂りぬ」。

いつこの景色が変わるかもしれないと、田園のなか車を走らせ、
ここに着いた時、「この景色は、今だっ!」と撮りました。
明日になればこの景色は「刈り取りの後」になっているかも、
明日のことはわかりませんが、季節は確実に動いていると思いました。

パラパラと「四季・二十四節気・七十二候」の言葉を眺めていたら、
9/2~9/6頃は「処暑の末候で『禾乃登』」、「こくもの すなわち みのる」と。
今日(9/7)からは「白露」に入るそうで…
暑い暑いと嘆いてばかりでしたが、朝夕に秋の虫も鳴き出し、
風も少しばかり涼風となり、来たか?秋と感じましたが、
内心では(騙されないぞ)と思っています。

さて、大山田平田の知人宅に所用があり、
ここまで来るなら、その前に寄り道をしようと決めて「愛染院」を出発。

振り返れば、同窓会をしようと集まり出してかれこれ数年が経ち、
高校時代は喋ったこともなかったのに、何故か存在だけは知っていた人。
もっと早くから「知人」とよべる存在だったら良かったのに、
と思いつつ、その知人に最初に連れて行ってもらったのがココ
 

とても珍しい神仏合体の本堂を見た時から、気になる存在なのです。
山門を入って振り返った景色が一番初めの写真。
広く開けた世界が広がる、あの風景が好き。

初めて伺ってから「展望台」が出来たという記事を読んで行き、
詳しいことを勉強して、
はて、何度目の訪問だろう??

  


この角度から拝ませていただくのがいい感じなんですよ…
左奥の方、ここにも「百日紅」ありましたね。

伊賀地方を代表する寺院の集大成である「伊賀百寺」(郷土出版社)という定本から
「極楽寺の山門」が朱塗りだった頃の写真を見つけました。
2020年もまだ辛うじて朱塗りとわかりますが、
遥かに「朱を主張」してる山門がコチラ…

新しくなった山門も素敵なんですよ、もちろん。


※伊賀市の文化財より

本堂におられる秘仏「木造大日如来坐像(胎蔵界)」と「同じく(金剛界)」
どちらも室町時代作。

※街道いまむかし(読売新聞社版:平成元年~2年取材)より「極楽寺」


「展望台」も久々に上りたいなぁと思いつつ、これは秋冬の宿題といたします。
駐車場で赤い槿(ムクゲ)を見つけ、一日気分よろしく過ごせそうです。

〆にお花はいいですね(笑)。

ではまた
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大日殿極楽寺」その2 「新・仁王門」仁王さんと四天王。

2022-02-05 15:23:09 | 神社仏閣など
 再掲「極楽寺仁王門」、表から

   
「仁王門」境内側から、蝋梅を添えて、大山田の冬の田園を。
この景色を見ているだけで、目が になってきます…「春よ来い!」。

東京在住大山田出身の同級生に、何か資料があったら教えて…と
伊賀市合併後にも拘らず、「大山田LOVE(愛)」炸裂の冊子が編纂されており、
その一部を送ってもらいました。
 
『大山田百選』より【極楽寺・大日殿
≪古くから甲野の大日さんと呼ばれ、牛畜安穏で伊賀伊勢にまで名の聞こえた名刹、
 極楽寺の本尊金胎両部大日如来は秘仏で60年毎に開帳される。朱塗りの仁王門がある。
 門の両脇には、密迹(ミッシャク)金剛・那羅延(ナラエン)金剛の仁王が祀られ
 内側に四天王
がある。 村内に残る木造建築の最古の一つである。
 この寺については、縁起によると後醍醐天皇の建武年間 (1334~ 36)
 当国の武将平康綱が建てた。天正の乱 (1579) で伽藍(がらん) が消失した。
 仏像は無事で約100年後に再興された。
 現本堂は再興時のものであるが、昭和44年銅板葺に改修した。
 千木(ちぎ)がのっており、神仏習合の珍しい形式
 本尊は青い牛に乗って降りて来たという。
 本堂や本尊、さらに鐘と山門の四天像は旧村指定文化財。≫

これは宝物です、見たいです、でも格子の中なのです…
「展望台」もさることながら、貴重な古の仏像の数々…
新しい仁王門におられる「仁王さん」(金剛力士像)です。
    
(左)密迹金剛像(右)那羅延金剛像
※正面は硝子張りなので写真は撮り辛い、横の格子の隙間から失礼しました。

≪金剛力士像は寺院内に仏敵が侵入することを防ぐと言われ、仏教の男性の神様。
 金剛杵(コンゴウシャク)を手に持ち、上半身が裸で、筋骨隆々のたくましい姿。
 那羅延金剛は怒りの表情をしており、
 密迹金剛は怒りを内面に秘めた表情をしています。≫
お寺を守るガードマンです、カッコイイです

同級生曰く、幼いころ悪さをしたり親の言うことを聞かなかったら、
『だいにっつぁんに電話して、仁王さんに来てもらうで』と、言われたとか…
わかりますよ、そう言いたくなる親の気持ち(笑)…
言われてもへっちゃらな子もいただろうねぇ。

では、裏に廻って「四天王立像」です。
※表と同じく正面は硝子張り。
ジ・ゾウ・コウ・タの順に…
  名前が貼ってあります

  「那羅延金剛」の裏側
持国天」さん、「増長天」さん
  「密迹金剛」の裏側
広目天」さん、「多聞天」さん

足元に「邪鬼」が踏まれていますが…
≪邪鬼は、元々仏法に敵対する悪の存在でしたが、
 釈迦の教えに帰依して仏法を守る守護神となった存在です。
 四天王の配下とされているのですが、四天王像ではこれらを踏みつけ、
 悪を成敗する迫力を感じさせる部分となっています。
 ちなみに、この邪気はもう悪い存在ではありませんので、
 中には踏まれて不適に笑っているように見える邪鬼もあります。
 四天王像を見るときはぜひ足元にも注目してみてください。≫とのこと。
「四天王とは」から

かなり高いところにいらっしゃるし、隙間は細い、
よって全体像はなかなか見にくいものです。
(ご興味のある方は)ご自身で実際に拝まれるのが、
いいかもしれません、是非

さて、もう一つ「伊賀の文化財」である「梵鐘」があります、
 

最後にもう一度「本堂」です
 地域の宝物、
すなわち、伊賀のたからものだと思います。

帰り際、少し離れた所から見てみると
 
山の麓でこうやっていつも見守ってくれている存在なのですね。

「大山田百選後記」(同級生提供による)
 言葉を借りて…

 「大山田地区の人々より、それぞれの地区のこだわりの(歴史と自然)の
 個所や物や行事等の投稿を基礎にして綴りました。(中略)
 それぞれの地区の伝承も多く、歴史資料の裏付けられない項目もありますが、
 歴史は闇の部分も多いので、それはそれとして
 地区の伝説として語りつがれるべきだと思います。(中略)
 大山田地区の人々の郷土愛着の証しであり、
 後世に 語り継ぐ物語りの本であってほしいと願っていますが、
 何よりもこの冊子が大山田地区の観光情報を発信する媒体として、
 地区外の人々に一人でも多く読まれることを祈ります。」

大山田へいらっしゃ~い、ですね。

ではまた、明日から「玉城町田丸城本丸跡」に戻ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大日殿極楽寺」(大山田甲野)、通称だいにっつぁん。その1「展望台」できました!

2022-02-04 15:27:09 | 神社仏閣など
見出しの通り、「展望台」できたよ、との記事を読みました。
 (中日新聞:2022/2/1付)
妙に懐かしいお寺の名前を読んだので…ビビッと。

そう、思い起こせば少し昔、同級生に連れられて以来、大山田方面へ行くとよく寄ったものです。
なんか、不思議な魅力のあるお寺、ん? 神さん?
屋根の千木(チギ)を見てると「神仏合体」か?と思いますもん(笑)。

当時と同じシチュエーションの写真になりますが、
朱塗りだった「山門」は新しくになり、木目が美しい。
新しい山門は後述します、スミマセン)
龍峰山 大日殿 極楽寺】(伊賀市甲野 ダイニチデン ゴクラクジ) 
 通称:大日つぁん(ダイニッツァン)
 
山門前の坂、新しい山門を抜け
 
堂々たる姿の本堂、その屋根、いつ見てもいいねぇ~~
さぁ、どこから山に入ろうかと見渡すと、
   
上を見れば新しそうな建物が輝いて見えますが、境内の池は凍ってる
西国33坊巡礼道」案内板もあるし…ここを進みましょう~

順に「石仏」さま4体ほどご紹介いたしますが、緩やかに登っています。
   

少しずつですが「展望台」であろう建物が見えてきます
 
歩きやすいフカフカの道(杉の落葉など)から下の池を見て、
歩きやすく改良してくれてることに感謝しつつ、一番高いところを目指します。
  「展望台

  「大日つぁんクラブ」作
布引地域の間伐材の提供を受けたそうで、
風光明媚な山田地域の眺望を楽しめる場所」であり、
子どもたちの遊び場」になるかもしれませんね。
  石仏と「展望台」。
記事によると、まだもう少し建物の西側を間伐して、
より眺望を楽しめるようしたいとのことですので、
完成まで今少し待つことにしましょう

山の上から失礼ですが、神々しく さえ見える本堂の屋根を見て、
  
池から「山門」を見る。これで山を軽く一周した感じです(笑)。

駐車場から「展望台」のある山を見て、
 
西側の冬の田園風景…
早く「春よ来い!」 の気分です。

後半は、新しい「山門」の中にいらっしゃる「仁王さんと四天王さん」です。
昔は赤かった山門 (2020/9/1のblogより)
実は、地味だけど素晴らしいので、是非ご紹介したい。
ただ、格子の中にいらっしゃるのと、前面がガラスなのでとても見にくいのデス。
 
伊賀市指定文化財
極楽寺本堂
木造日如来像
金剛界 胎蔵界
木造四天王立像 広目天王 多聞天王 持国天王 增長天王
梵鐘 当山

では、つづく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊賀の大山田、「寺音寺古墳」辺りの田んぼと「大日殿極楽寺」へ

2020-09-01 11:09:37 | つれづれ思うまま
寺音寺古墳(じおんじこふん)】辺りは、先ず菜の花の季節に~~
   
この風景を見て、菜種油の後はどうなるんだろう??と…気になってました(笑)。

夏も終わりのはずなのに、ちょっとは涼しくなるかと毎日期待しているのに
日中、気温は36度前後の日ばかり、、、(「のに」ばかり使ってると「愚痴」になります
いい加減この暑さに疲れてきちゃって、家にいるより車に乗って、
せめて自然ではないけど「涼」を取りたいと…出かけますが、
車から離れた途端の温度差にやられてます

めげるなワタシ!と気合を入れて、少しでも「秋」を感じたいなと、お出かけしてる今日この頃。
(ウォーキングはまだ無理!)

でも、やっぱりいいですよ、日照時間ととともに「秋」はすぐそこに来ています…
  

  寺音寺古墳と飛行機雲

そういえば、まだ肌寒い頃、知人に“興味をそそられるお寺!?”があるんやで…と教えられ仲間と行きました。
今、改めてもう一度行ってみようかな…と思い立つ、やっぱり行き当たりばったり(笑)。
うろ覚えなので、googleナビを使い、何とか行けましたよ~~

大日殿極楽寺】曹洞宗のお寺で、「甲野の大日さん」と親しく呼ばれているそうな…
本堂、四天王立像、梵鐘、大日如来像は旧大山田村文化財指定。
地元の人によると、牛馬の安穏祈願所として有名だそうです。

さて、
   

  
朱塗りの山門をくぐりますと、本堂の屋根には「千木」が…
ここは、とても珍しい「神仏合体型」お寺なんですねぇ。
何か不思議な感じがして、心惹かれるところです。
   
まさに合体! 草鞋は何故かな?
これで、夕刻16時30分の空です、綺麗でしょ…

  青もみじの池
秋にもきっと伺いますよ

 山門から甲野の田んぼ

2日連続大山田に通いましたので、その1日目でした(笑)。

では、また明日








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする