いがぶら2022秋『西山の棚田』周辺名所めぐり&『拓本』に挑戦!高旗山編

2022-12-03 22:18:16 | いがぶら2022秋deいが巡り
西山地区を訪れる前に「新居遊水地」を縦横に通る道から北側を見ると
滋賀県に通ずる山々が見えます。
「お斎峠」や「ゴルフ場」へ行く🚙でしょうか、通る車は多いです。
過去幾度も通っているにも関わらず、立ち止まることはなかったので、
本日(12/3)はじっくり山並みを見るために停まりました。
 
ちょっとわけあって、のことです(笑)。

↓ 少し記憶を遡って、2022/6/12にグループで登った時の写真

↓ 知人が11月に撮ったこの写真
 
どちらも「高旗山(別称:旗振り山)の白旗」です。

先般の「いがぶら」西山巡りでは、山並みの下を歩きながらも
中心の「高旗山」をじっくり撮る暇がなくて、出直したわけです。
自分の記憶のために「バチっと」撮っておきたくなりました(笑)。

半円形モニュメントの後ろに「高倉神社社叢の山」。
その後方の山並み左側の少し凹んだ部分に「お斎峠」、
家康さんが通ったかもしれない峠であそこを越えると滋賀県に入ります。
その右側少し平らかに見えるのが「高旗山」、
あの山を後方に抜けたらそこは「信楽温泉」の裏手(テニスコート辺り)に下ります。

ここまでは前置き…

高旗山(タカハタヤマ)】は、「ほらそこ!に見えます」って言われても…
悩んでました、西山の裾野から見れど、立ってるはずの「白い旗」。
地域住民の方々が年に2回ほど整備をしてくれているそうですが、
目視するのは至難の業!(白い雲が出てきたらアウト✕です)
見えそうで見えない「白旗」に、当日は降参

出直した今日の写真ですが…
 
高旗山の白旗」は、こんな感じで見えました💦
陽の光に輝いて、キラキラと光って見える…
これはね、もう実際に見てもらうしかないなと、
望遠レンズがない方、肉眼がイチバン!かもしれません

白い旗が「見える、見えない」の話を書きたいのではなく、
「本題」は、この「高旗山」は『旗振り山』と呼ばれ、
江戸時代から大正前期にかけて大阪堂島の米相場を、
見通しの良い山から山へと旗振り信号で伝達していたといいます。
旗の大きさはおおよそ畳一畳くらい、とのこと。
空気の澄んでいた時代のこと、堂島から和歌山まで3分、
京都まで4分、大津で5分、桑名まで10分、岡山は15分などと記録があるようです。
現代のような通信手段のない時代に確実に相場を伝えていたようで、なんか頼もしい話だなと。
伊賀へは、「堂島」→「生駒山」→「国見岳」→「高旗山」の順に届いていたのでは?と。
時には、旗振り人が酔っ払って反対の信号を送り、大損をした時もあるとかないとか。
※参考に当日配布の資料写真を添えておきます。
   


余談になりますが我が伊賀の歴史研究家の北出楯夫氏が「高旗山スケートリンクを書かれています。
さて、どこにあったのか?
いがぶらで案内していただいたSさんにお聞きしました、
ありましたよ、確かに…
その場所は??

大変興味深い話ですので、ぜひ

↓ スケートリンクは、ここら辺にあったそうです、


この場所の前には弘法の井戸があるんですよ…
なんだか不思議なご縁があるんですねぇ。

ではまた

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