内藤牧師のブログでコメンテーター

人知をはるかに越えたキリストの愛を知ることができますように。

第293回「マイナンバーカード問題と河野デジタル大臣」

2024-06-09 20:09:16 | 日記
 マイナンバーカード、当初は2万ポイントがもらえるということで、多くの人がポイントに釣られてカードを作りました。最初、私は、ポイントというのがそもそも嫌いで、マイナンバーカードを無視していたのですが、あるとき区役所に住民票か何かを取りに行ったら、いきなり無人機が消えてしまい、仕方なく窓口に行き対面で取得しました。その後、不便だと思って、嫌々ながら、そのマイナンバーカードを作りました。その後、時々コンビニでマイナンバーカードを用いて住民票などを取っています。

そして、問題の保険証のことです。今年12月までにマイナンバーカードに保険証を紐づけしなければならないという話を聞いています。但し、一年間は猶予期間とするらしいとのことですが、どうも殆どの国民に評判が悪くて、お医者さんたちが白衣を着て国会の近くで「マイナンバーカードへの保険証紐づけ反対」のデモンストレーションをしているニュースをYouTubeで見ました。また、さらに驚くのは、運転免許証まで紐づけをさせようとする動きがあるようです。そうすると、マイナンバーカードを紛失したとき、身分証明書が無くなるのではないかという疑問に対して、その時はパスポートを出せばよいとのことですが、パスポートは、保険証や運転免許証のように、誰もが持っているわけではありません。

なぜ、これほどまでに、強引な進め方をするのか。デジタル大臣の河野太郎氏の存在が影響しているようです。河野大臣は、新型コロナワクチン接種の担当大臣も受け持ち、ワクチン接種に対して、強力に推し進めました。しかし、新型コロナワクチン接種をしたあと、死亡した方が分かっているだけで2000人、そのほか、深刻なワクチン後遺症を患っている方々が、相当数に達しているようです。また、ワクチン接種を開始した2021年から、超過死亡数が大幅に増えました。厚労省などでは、新型コロナウィルスの影響であるとしていますが、それが感染拡大したのは2020年のことで、その年は超過死亡数が逆に減っているのです。ですから、普通に考えて、2021年に超過死亡数が増えたのは、同年から接種が始まったコロナワクチンによるものという結論になります。そもそも、「ワクチン接種をしていれば大丈夫」ということで、ワクチン接種を奨励したのですから、亡くなった方の死因を調べるために、ワクチン未接種なのか、接種何回したのかをしっかりと記録していれば、死因はうやむやにはならなかったでしょう。

    河野太郎氏というと、お父さんの河野洋平氏を思い出します。河野洋平氏は自民党の枠の中に納まっていることを良しとせず、一時、新自由クラブを立ち上げ、大きな話題になりました。また、官房長官時代には、あの「河野談話」を発しています。その息子さんですから、私は、正直、河野太郎さんに期待していました。一時、外務大臣とか防衛大臣を歴任しましたが、突破力が買われたのか、何か別の思惑があったのか、ワクチン担当大臣とかデジタル大臣など、誰もやりたがらないポストの担当をさせられた、そんな印象です。

    ところが、河野氏は、ワクチン大臣とデジタル大臣では、その突破力が裏目に出てしまい、最近は国民からの人気がすっかり落ちてしまいました。本当に正しいことだったら少々強引に推し進めても、却って国民のためになるのですが、何の益にもならないこと、国民を苦しめるような施策は直ちに止めて、軌道修正すべきでしょう。とにかく紙の保険証を残せば何の問題もありません。誰もが「それだったら確かに保険証をマイナンバーカードに紐づけるほうが便利だよね」と言う時が来たなら、そのとき保険証を廃止すればよいのです。運転免許証も同じことです。国民の殆どが、「早く紐づけしましょう」と思うようになってから、動けば良いのです。まあ、保険証も免許証も、マイナカードに紐づけしたいという人は今の状況では今後現れないでしょう。聖書のローマ人への手紙15:2には「私たちはひとりひとり、隣人を喜ばせ、その徳を高め、その人の益となるようにすべきです。」とあります。政治家の皆さんは、是非とも、国民の益となる政治を目指していただきたいと願います。
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