民主党、ちょっとヤバいかも

民主党の小沢幹事長の政治資金問題で逮捕者が側近から出た。

騒いでいるのはマスコミだし、一般国民の声が聞こえるわけじゃないけど、今のムードはとてもヤバい。

私は、官僚と政治家と大企業（私もそこで働いているからいえる立場じゃないけど）が、国民そっちのけで、自分のお腹が痛まない血税をがぶがぶと浪費してきたこれまでの自民党の政治を、民主党がもしかしたら変えてくれるんじゃないか、と期待している、大方の日本国民の一人だ。

　小沢さんは自民党時代から、まさに「利益誘導」型政治の中枢にいて、そこから勢力を拡大してきた人だ。

　だから、ゼネコンから裏献金を受けたというのだって、もちろんそれは当然あったんだろう。

　政治資金規正法に違反したいきさつも、多分検察庁が思っている通りなんだろうと思う。

でも、まだ民主党が新たな政権を奪取して半年にもならない。

　もしこれが自民党の中から出てきた事件なら、たとえば、町村さんとかが起こした事件だとしたら、全国民は、ばっさりと彼を切り捨て、「議員辞職」の大連呼になるんだろうと思う。

　でも、小沢さんに対してそれが如実に起こってこないのは、まだ民主党が大改革の途上にあって、旧政権の腐敗を改革し終えていないからだ。

　小沢さんまでが逮捕され、議員辞職に至ったら、国民は、しらけてしまう。

　そこまで小沢さんの処遇を放置した鳩山首相も求心力を失って、首相辞任、ということになっていくだろう。

　そうしたら、日本はどうなるのよ。

　まずいなあ。