今週は、家に帰るとバタン、キューの毎日でした。仕事に疲れた日もあれば、
飲み疲れた日もあり、そして花粉症の薬が合わなくなる(効かなくなる)日など
それぞれですが。今日は一日、花粉症が思いのほかお付き合いしていただいて、
寝てました。まあ、ぼちぼち思い出しながら一応旧い順にブログを書きます。
先ず最初は、近畿経産局から案内を頂いた「航空機産業の品質管理に学ぶ」
~ 精密な部品が支える航空機産業 ~KIOセミナー2009です。
100年に一度と言われる世界的な不況でも生き残る企業であるには、
①顧客に対する安全管理や品質管理の姿勢を示すこと②適正な価格を維持する
こと③安全と品質の意識の高い人材を育成すること が重要と言われています。
そのような謳い文句に釣られただけでなく、興味を抱いて行きたくなった
もう一つの理由は、開催される場所が私がまだ行ったことのないポートアイランド
の2期地区の「神戸国際ビジネスセンター」であることからです。
KIO(神戸インキュベーションオフィス)のセミナーに150名の定員を
20名も上回る参加者があり、番号を添付された資料を渡され座席が指定
されました。
講演は、
演題1:「航空機の安全を守るために ~航空機の品質管理~」
講師:長尾 昌明氏
[日本航空 整備本部・品質保証部・品質管理グループ長]
演題2:「細かな部品が航空機を支える ~航空機部品の調達と管理~」
講師:前田 周祐氏
[日本航空 整備本部・部品企画部・契約グループ長]
です。
今回は、品質より調達に興味があり注力して聞きました。
気になるメモ:
・航空機部品の特徴
多品種少量のものが多く、価格が高い
受注生産のものも多く、納期も一般的に長い
航空機部品として認可を得た専用部品
購入先が限定される(主に米国)
品質改良等で新部品への移行が多い
使用量が整備計画によって大きく変動する
国内、海外、委託先など配備場所が多い
・日本航空だけで
管理部品総数:約36万品目
予備備品総額(購入価格):約1800億円
年間部品購入額(発注価格):約600億円
取引先総数:約700社
・機体、エンジンメーカー競争激化→安売り、SUPPLIER負担増→
スペア部品で儲ける構図
・OEM部品価格が原価とかけ離れて高騰→PMA部品拡大
・航空機整備で使用できる部品は6つルートがあり、PMAが注目されている
・PMA(Parts Manufacturer Approval):米国運輸省航空局(FAA)が
機体、エンジンを構成する部品と、部品単位で同一設計であることを
確認、認証し製造工程も認証すること認めた互換部品のこと
いわば、「官が認証した互換部品」
各国のエアラインもPMA開発にしのぎを削っている状況で、日本企業は
拡大しているPMAにビジネスチャンスを求めて集まってきているようです。
でも、JALはPMAがあるからといって自動的に採用はしません。
JALで別途技術評価をします。そして問題がないものだけが採用です。
きびしい!PMAのハードルは高い
飲み疲れた日もあり、そして花粉症の薬が合わなくなる(効かなくなる)日など
それぞれですが。今日は一日、花粉症が思いのほかお付き合いしていただいて、
寝てました。まあ、ぼちぼち思い出しながら一応旧い順にブログを書きます。
先ず最初は、近畿経産局から案内を頂いた「航空機産業の品質管理に学ぶ」
~ 精密な部品が支える航空機産業 ~KIOセミナー2009です。
100年に一度と言われる世界的な不況でも生き残る企業であるには、
①顧客に対する安全管理や品質管理の姿勢を示すこと②適正な価格を維持する
こと③安全と品質の意識の高い人材を育成すること が重要と言われています。
そのような謳い文句に釣られただけでなく、興味を抱いて行きたくなった
もう一つの理由は、開催される場所が私がまだ行ったことのないポートアイランド
の2期地区の「神戸国際ビジネスセンター」であることからです。
KIO(神戸インキュベーションオフィス)のセミナーに150名の定員を
20名も上回る参加者があり、番号を添付された資料を渡され座席が指定
されました。
講演は、
演題1:「航空機の安全を守るために ~航空機の品質管理~」
講師:長尾 昌明氏
[日本航空 整備本部・品質保証部・品質管理グループ長]
演題2:「細かな部品が航空機を支える ~航空機部品の調達と管理~」
講師:前田 周祐氏
[日本航空 整備本部・部品企画部・契約グループ長]
です。
今回は、品質より調達に興味があり注力して聞きました。
気になるメモ:
・航空機部品の特徴
多品種少量のものが多く、価格が高い
受注生産のものも多く、納期も一般的に長い
航空機部品として認可を得た専用部品
購入先が限定される(主に米国)
品質改良等で新部品への移行が多い
使用量が整備計画によって大きく変動する
国内、海外、委託先など配備場所が多い
・日本航空だけで
管理部品総数:約36万品目
予備備品総額(購入価格):約1800億円
年間部品購入額(発注価格):約600億円
取引先総数:約700社
・機体、エンジンメーカー競争激化→安売り、SUPPLIER負担増→
スペア部品で儲ける構図
・OEM部品価格が原価とかけ離れて高騰→PMA部品拡大
・航空機整備で使用できる部品は6つルートがあり、PMAが注目されている
・PMA(Parts Manufacturer Approval):米国運輸省航空局(FAA)が
機体、エンジンを構成する部品と、部品単位で同一設計であることを
確認、認証し製造工程も認証すること認めた互換部品のこと
いわば、「官が認証した互換部品」
各国のエアラインもPMA開発にしのぎを削っている状況で、日本企業は
拡大しているPMAにビジネスチャンスを求めて集まってきているようです。
でも、JALはPMAがあるからといって自動的に採用はしません。
JALで別途技術評価をします。そして問題がないものだけが採用です。
きびしい!PMAのハードルは高い