老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

「知的資産を活用し、会社を変える」TDB経営スキル養成塾

2008-03-20 16:59:55 | 勉強
月曜日の産学金連携フォーラムの基調講演の後、TDB経営スキル養成塾
の「知的資産を活用し、会社を変える」林 浩史氏を聞きました。

気になるメモ:配布資料ならびに「中小企業のための知的資産経営
       マニュアル」を一部参照
・知的資産とは:「従来の財務諸表に記載されている資産以外の無形の
        資産のこと」それは、企業における競争力の源泉である、
        人材・技術・技能・知的財産(特許・ブランドなど)・
        組織力・経営理念・顧客との関係性など、財務諸表に
        現れてこない、目に見えにくい経営資源の総称です。
・知的資産の3分類
 ①人的資産(従業員が退職時に一緒に持ち出す資産)
    :想像力、ノウハウ、経験、柔軟性、モチベーション
 ②構造資産(従業員の退職時に企業内に残る資産)
    :組織の柔軟性、データーベース、文化、システム、形式知
 ③関係資産(企業の対外的関係に付随した全ての資産)
    :イメージ、顧客満足度、仕入先との関係、金融機関との交渉力
・知的資産の分類(イメージ)
 流動資産                            ↑
 有形固定資産                        財務諸表  
 無形固定資産 営業権、借地権                             
        「知的財産権(特許権、実用新案権、著作権) ↓ ↑
 知的資産  {知的財産(ブランド、ノウハウ、営業秘密)  価値創造
       ∟知的資産(戦略・戦術、人的資産、提携関係) の源泉 ↓

・この大事な経営資源である知的資産を整理されていないことが多い。
 しかし大手企業の場合は致命傷にならないが、中小企業では致命傷になる。

・知的資産を把握し、活用する意義
 ①中小企業の持ち味である独自の知的資産を認識し、競争力の源泉として
  活用する必要性
 ②限られた経営資源の中で外部資源をどう活用するか考える必要性
 ③会社の方向性や経営方針を共有することで、従業員、外部の関係者と
  協力して会社を変えることが出来る

・知的資産を把握し、活用する効果
 ①経営資源の最適な活用ができる
 ②経営者自ら自社の強みを新たな「気づき」が得られる
 ③自社の立ち位置を確認できる
 ④経営方針や事業戦略に共感する人材確保につながる
 ⑤従業員の意識や仕事に対するモチベーション、一体感が高まる
 ⑥取引先、金融機関、顧客から信用度が高まる

・知的資産経営報告書を作ることは
 ①マネジメントツールとして、作るプロセス自体が経営に行かせる
 ②コミュニケーションツールとして、ステークホルダーに対して
  自社の強みを的確に伝えられる

事例として3社を紹介していただきましたが、その1社の「知的資産経営
報告書」を見たところ、このTDB経営スキル養成塾の2時間前に受けた
産学金連携フォーラムの基調講演で出てきた「TTS(トランザクション・
トラッキング・システム)」を使っている偶然性にビックリしました。

企業価値の向上に、TTSを使い、知的資産経営報告書を活用してる
中小企業がいることに驚きました。まだまだ勉強不足です。


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