老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

久しぶりのツーリズム研究会

2012-04-15 13:05:50 | 勉強
昨日は実に2年半ぶりの「ツーリズム研究会(第57回)」への参加です。
定年後、近畿経済産業局の元通商部長からの紹介で参加していたのですが、
大阪府立大学の校友会の仕事が忙しくなり、足が遠のいていました。しかし
校友会の仕事が半分に減ったところにFacebookの友達からの案内もあり、
また裏の目的もありましたので参加しました。

前回2年半前の 第44回ツーリズム研究会

【テーマ】 街づくりと宝塚文化 ~ツーリズムの現場から (2) ~
【スピーカー】 元阪急電鉄専務取締役 松原徳一氏

「生活に余暇、潤い、そして文化を」宝塚歌劇とともに新しいライフスタイルを提案
阪急電鉄の創業者である小林一三翁は、沿線に住宅地を分譲するだけではなく、
文化の香り漂う街づくりの高邁な思想の持ち主でした。

気になるメモ:
小林一三翁
・創意とアイデア、先見性を持ち、宣伝、マーケティングの天才
・商工大臣を歴任
・実業界きっての文化人
・需要の創造
小林一三翁の考えたライフスタイル
・日常家庭の西欧文化の憧れ
・家族中心主義
・衣食住だけの生活からの脱却
・余暇を生み出し活用し、潤いとゆとりのある豊かな文化生活

阪急の歴史は人集めから始まった
・日本初の住宅販売と街づくり(電鉄と住宅が一緒に出来た)
・一過性でない街づくり
・観光地(日本初の人工施設)宝塚新温泉とルナパーク(遊びながら学ぶ)
・積極的にイベント開催 婚礼博、アメリカ博

100年を迎える宝塚歌劇団
・家族全員で楽しめる舞台芸術「国民劇」 清く正しく美しく
・本物で一流志向(出演者は子供だけれど、スタッフは超一流)
・年間20本の作品を創作
・世界一大きな劇団 600人(スタッフ、オーケストラ、舞台従業員は全て専属)
・宝塚音楽学校の校訓 舞台人ではなく健全な家庭婦人の養成
・「ベルサイユのばら」の制作秘話 不人気時代に原点に戻ろう!ファンからの投書

あっという間の2時間でした。松原氏は本当に小林一三翁の語り部ですね。
2時間の間、一度も手元のレジメや資料を見ることなく前を見たまま語る姿に
感動しました。

最後になりましたが、住野代表とお会いしました。いつまでもお元気にいてください。
そして、お体をご自愛ください。


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