山茶花談

さざんかだん

モノ作り

2018-12-31 | 版画


早いもので明日は新年になりますね。

昨年は新しいペン画の作品に入り
今はその延長で彩色の作品を試みています。

新しく始めているペン画は
初めて絵を教えて頂いた固い鉛筆での静物デッサンから、
陶磁器のファンシー商品のデザインと
同じ現場でのワックス系色鉛筆、アクリル絵の具の混色にロットリング、
その後に銅版画・・と
様々な先輩方から、恵まれた環境の中で教えて頂いたことが
ひとつにつながって生まれています。

年末近くに、昔の恩師の展覧会にお伺いしました。
卒業後もずっと気にかけてくださっている恩師から
展覧会期後に頂いた手紙の文を拝借して
新年を先生のように静かに制作に奮闘し続けていきたいと思います。

本年中は大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。


「…モノ作りは忍耐との”勝負”と言っても過言ではありません。
色々な困難にぶつかりながら作っては落胆、作っては落胆した後、
待っていてくれるであろう終着点を信じつつ日々制作に励んでいます。
そんな私たちの思いが作品を通して
感じて頂ければ幸いです。”」




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Happy Holidays!

2018-12-23 | 色鉛筆画


今週は友人からお手製のシュトーレンが届き
お礼に版画をお送りしました。
外では静かに小雨が降っています。
あたたかな夜です。

みなさん、楽しいクリスマスと週末をお過ごしください!




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雛人形

2018-12-09 | ペン画



神戸新聞に掲載された時里二郎氏の詩集「名井島」の書評が
時里さんのブログで紹介されていました。

「…中世、諸国の雛人形が流れ着いた名井島には、
霊的(スピリチュアル)なものが満ちている。
人の数より多い猫はコトカタの巣箱と共に暮らす。
コトカタの閤には、
カタコトノコトノハと呼ばれる雛人形が住む。
猫は巣箱をゆする。ゆすられる雛人形。
すべて彼方の夢、
時里さんは夢と現実のあわいを生きる編集者。
至高の響きに満ちた本の出現である。」

季村敏夫 評


ちょうどペン画で「流し雛」と、その少し前に
「ねむりねこ」を仕上げたところでした。

季村さんの評 ”夢と現実のあわいを生きる”
断片的にそのときに浮かぶイメージをすくい取ってみる、
それは言葉だったり、絵だったり
その人の限られた時間の中で
与えられた環境でかたちを生んでいくのですが
それらは孤立しているようで
どこかでつながっているような
様々な生命が生きる豊穣の海に浮かんでいるような
幸福感を感じました。







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