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神戸新聞に掲載された時里二郎氏の詩集「名井島」の書評が
時里さんのブログで紹介されていました。
「…中世、諸国の雛人形が流れ着いた名井島には、
霊的(スピリチュアル)なものが満ちている。
人の数より多い猫はコトカタの巣箱と共に暮らす。
コトカタの閤には、
カタコトノコトノハと呼ばれる雛人形が住む。
猫は巣箱をゆする。ゆすられる雛人形。
すべて彼方の夢、
時里さんは夢と現実のあわいを生きる編集者。
至高の響きに満ちた本の出現である。」
季村敏夫 評
ちょうどペン画で「流し雛」と、その少し前に
「ねむりねこ」を仕上げたところでした。
季村さんの評 ”夢と現実のあわいを生きる”
断片的にそのときに浮かぶイメージをすくい取ってみる、
それは言葉だったり、絵だったり
その人の限られた時間の中で
与えられた環境でかたちを生んでいくのですが
それらは孤立しているようで
どこかでつながっているような
様々な生命が生きる豊穣の海に浮かんでいるような
幸福感を感じました。
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