静岡で「糸撚機」を作っている人がいました！

・　　　　　　　　　　　　　　【ママが「糸撚機」という機械が欲しいのです】

ママの趣味には「織物」もあるのです！手先が器用で努力家ですから気に入った趣味になると探究心が旺盛です
糸は「撚り」を掛けないと丈夫な糸になりません、今回の指宿でも「りんご屋」さんの案内で桑を植えて「蚕」から
糸をつむいで染色まで全て手作業で「織物」を作っている工房まで見学してきました、静岡にも手作りで
「糸撚機」を作っている人がいるのです、どこで情報を仕入れてくるのかは判りません！

（電話しますと本日見せてくれるそうなので新東名の静岡インターを降ります）

これが最期の寄り道ですよ！と念を押します



インター近くのコンビニで待ってますとその方が現れてくれました


・　　　　　　　　　　　【我々のほうはキャンカーですので相手から見つけやすい】

何台かの車が通り過ぎる度にこの方ではないかしらと思ってましたが、意外な所から話し掛けられました、
案内に従って田んぼの中の市街地をついていきますと工房がありました、道は狭くて左に折れて駐車です、
背が高いキャンカーは天井につかえそうです、慎重に切り返しを繰り返して何とか家の横に停められました



町の発明家のような人でした！


・　　　　　　　　　　　　【道具・工具・作品群が無造作に散らばっています】

僕は「糸撚機」に全く興味がありませんから、ママから説明を受けてる間キャンカーに入って眠気を取ります
説明は結構時間が掛かっているようです、お菓子やお茶をご馳走になるも、僕は興味がないので黙って説明を聞き流します

（糸は撚りをかけて太くしたり、丈夫にしたりで沢山のプーリーや歯車が回転し１本の糸が出来上がります）



ママは熱心に機械の操作について説明を聞いています


・　　　　　　　　　　　　　【この時点では完全に買うモードでした】

張り巡らせられた糸の操作は様々なプーリーを経由して加工が進むようです、現在「糸撚機」を作る
メーカーは日本にないそうです。繊維産業華やかりし頃は普通にあったのでしょうが、現在手作り品しか
日本で手に入れるのは難しいそうです、繊維産業はコンピュータ化していましてちょいと前までは自動織機の花形はパンチカード
でした、それも現在は記念に貰えるようになりました　（桐生の織物博物館）、でも手織りの生地は強く織られていないので
柔らかく、手染めですから色合いも一枚ごとに違って高級織物として存在価値があるのです

（ママは高くても買うつもりですから熱心に手ほどきを受けていました）



長い間説明を受けてましてそろそろ梱包して運ぶのかなと思ってました！

（何しろキャンカーの荷室は広くて宅配便のトラック並みにあります）


・　　　　　　　　　　　　　【結局もの分かれに終わって手ぶらでお別れです】

先方からママの使い方ではこの製品は勿体ないのか、電動でないので作業が大変だとか詳しく判りません
お菓子まで戴いて説明されたのに買わなくても良いのでしょうか？そちらの方が気になります

（その後の交渉については何も聞いていません、双方円満に解決していったようです）

ママの買い物については買う気で出かけて色んなお店を回るのですが、結局「買わない」という
結論になる場合があります、付き合わされた僕としては何の為に出かけたの？
になりますから度重なると「お一人でどうぞ！」状態になります

（最近ではお一人で十分ウインドウショッピングを楽しまれて来たはずなのに、貴方は冷たいとも仰います）

どこが冷たいのか僕には判りません、自分で自由に買い物ができているのに「冷たい」意味が判りません
今回だって「絶対に買いたい！」決意に負けての寄り道訪問でした、高い「買い物」ですから
慎重になるのも良いのですが、後から考えて、何の為に静岡で降りたのでしょうか？
高速ＥＴＣ割引だって一度降りて再び乗れば割高になるのです

（彼女なりに満足してますからこれも良い結論だとあきらめです、認める僕も大人になったもんです）

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