居酒屋「つがる」さん！

　　　　　　　　　　　　【「つがる」さん、判るかなあ！】

伊豆高原、城ヶ崎入口交差点「ローソン」角を奥に入ります
海洋公園側ではありません、レンタルビデオ店との間に小さな看板
がちょこんと乗っています。
路地突き当たりを左に折れて赤提灯「つがる」さんがあります。
気取った京風「おばんさい」ではありません
ママさん自身が畑を耕し野菜を作っています
さしづめ、今は「たけのこ」「わらび」と「ふき」でしょうね
海の幸のお刺身もありますし、お値段はダントツに安い
毎週、富戸定置網に行ってますから本日の相場は判っています
その日に取れた安い魚でも、手のかけ方に年季が入ってます！


冷蔵ケースには沢山のおかず。「煮魚」「焼き物」「野菜の煮付け」
カウンタには大皿料理が二品、本日は「たけのこ」に「さば味噌煮」
でしょうか美味しそうに並んでいます

ママの料理方法で野菜の煮方が絶品だと思います、
緑鮮やかに炊き上がった「ブロッコリー」は調理の仕方に
工夫があるのでしょうね
ここも観光客は誰もきません、ママの野菜作りには体験した人で
ないと話せない内容ばかり、お客さんも畑をやってる人が多いので
こちらは助かります。
「じゃがいも」なんて、あまり神経使う必要なんてないよ
切り口に灰をまぶさなくても大丈夫芽くらい出てきます
芽は2本だけ残し、後は捨てる事、それしないと実が
大きくならないよ！


お刺身は「宗田かつお」ですが大変おいしい、「やっぱた」なんて
黒い魚も身をそいで盛り付けたりで、太刀魚のようで美味しいし
「しこいわし」の酢〆めなんてお父さん大喜びね
これが本当の地魚料理です
「金目鯛」も身の部分ではなく「あら」を煮付けて大皿に出して
くれます。多分、一匹煮つけるのと味は負けていません！
ちょっぴり後ろめたいですが「いるか」もたまに出てきます
土地の人は代々食べてきたのしょうね、
癖があるので好み分かれます！


店名の「つがる」はママの出身地、「津軽」で生まれ
伊東にくるまでの人生、女の一生何があったのでしょうか？
先日の子殺し事件、犯人のお母さん津軽弁丸出しで喋っていました
僕にはわからない箇所も正確に理解して複雑な表情
大変興味はあります、お店が無くなる訳ではありません
これからじっくりお聞きいたしましょう

すべてが伊東市内産の野菜と魚ばかりです
料理人を使わずママ一人でやっていて、午後3時から開店も珍しい
伊豆高原にある小料理屋さんでは気楽に訪ねられ
一番落ち着ける雰囲気を持っています
お客さんの居ない時間を見計らってママと料理談義でもして下され！