・ 【富士山が見えて来ました】
何となく富士が見えると横浜が近くなって安心です、船には富士を見慣れない北海道の人や神戸の人もいます
(ママはぐっすり熟睡中、早起きの僕は周りが明るくなると目が覚めるのです)
・ 【船は伊豆半島を回って下田沖に差し掛かります】
島の中央に灯台がある島は無人島の神子元島ではないでしょうか
・ 【船は伊豆半島を大きく回り込みます】
週の内半分は伊豆に住んでますから、洋上から眺める景色と陸上から眺める景色が交錯してきました
(ちょっと寝た間に船は伊豆半島先端:石廊崎を回って下田沖も通過していました)
・ 【伊豆高原の象徴:大室山が見えてきました】
僕は毎週横浜からあの山の麓にある城ケ崎海岸までやって来るのでした、最後に噴火したのは4000年まえと言われております
麓に溶岩流が広がって伊豆高原(駅は海の傍にあって高原ではありません)や城ケ崎海岸の断崖絶壁を作りました
(横浜と伊豆の往復で週のうち半分は伊豆にいます、都会の好きなママはなかなかやって来ません)
・ 【海からだと山が割れてるげんこつ山の左手が天城連山になります】
天城山という単独峰はありません、伊豆の中央を貫く連山で総称が天城山なのです、ピークの遠笠山、万次郎岳と見えて来ました
海岸は稲取の港でしょうか
・ 【天城山という単独峰はありません】
万次郎岳から離れて左側によると伊豆の最高峰万三郎岳が見えていますが、万次郎岳と高さはあまり変わりません
(我家から天城を眺めると比較的近い所に万次郎岳は見ていますが、奥に位置する万三郎岳は見えません
歩くと6,7時間は掛かるそうです)
・ 【この辺は日本経済を支える大動脈であります】
引っ切り無しに大型船がすれ違っていきます、我が家からでもこの大動脈は眺められます
(ベランダで海を眺めるとゆっくり行きかう船を見ることができます、大きな客船の行きかう姿も見てますが
僕が乗っているとは妙な感じです)
・ 【伊豆半島の山々に隠れていた富士山が再び顔を出してきました】
頂上が割れてる山はげんこつ山です、げんこつ山(矢萩山)と天城の遠笠山の間に富士山が再び顔を出して来ました
・ 【だいぶ伊豆半島にそって船は進んでおります】
富士山が高くなって来ました、手前の小さいお山は噴火口はないですがげんこつ山と呼ばれていて、今でも熱風が吹いてる火山なのです
(伊豆諸島はフィリピンプレート乗っかってまして、プレート上のお山が本州とぶつかって伊豆半島を作りました
従って小室山から上がる陸地には噴火の跡が点々と続いており、小室山、梅ノ木平、大室山、げんこつ山以外にも小さな噴火口跡が
連綿と続いています、伊東の市内にも窪地があって窪がつく地名の大半は昔の噴火口跡なのです)
・ 【大室山が顔を見せて来ました】
船は大室山の溶岩流地帯を見ながら走っているようです、背後に大きく富士山がそびえてました
大室山は歴史的に富士山よりお姉さまのお山なのです、富士山の容姿ばかりをほめると大室山が癇癪を起して噴火すると言われてます
(大室山の山頂に掲げられていたような気がします)
北海道の函館でも市内の近くて背後の山には気が付きませんが、船が岸壁を離れると大きな駒ケ岳が見えてくるのと同じです
(生活に疲れて疲弊した時、一度遠くに離れてクルーズ船に乗って人生を振り返る事も必要なのです)
・ 【やっと大室山が見えなくなりました】
この辺が城ケ崎海岸沖を過ぎました、この呼称は伊豆急行の線路が開通した50年前に呼ばれたもので
住所は伊東市富戸なのです、伊東市が八幡野富戸地区を合併して新しく呼ばれるようになりました
(同じ断崖絶壁を見て悲しい歴史のある沖縄の万座毛とは違うのですが、富戸は源頼朝が若いころ伊豆に流された地点が富戸なのです)
若かりし頃の頼朝は恋をして悲恋におわる逸話が残っています
・ 【この辺は伊東沖だと思います】
伊東からも富士山を眺める事はできますが、海側からは丘が陰になってみえません、富士を見れるのは高台です
(したがって温暖な伊東では富士を眺められる地区の冬は寒い地区と言われております)
・ 【船は伊豆半島から離れて進みだしました】
伊東港には船が大きすぎて入港できません、後ろ振り返ると大室山も見送っています、船は伊豆を離れて横浜に向かうのです
・ 【伊豆大島が見えて来ました】
一番高い所が三原山です、三原山も周期的に噴火を繰り返す山です、伊豆半島から見る島の形が少し違って見えています
(伊豆半島で一番大島に近い所が海底ケーブルが通っている伊東市富戸地区なのです)
・ 【伊豆諸島を見ながら船が進んで行きます】
利島が見えています、伊豆半島から三角形にみえる島ですが、実際は奥があるように見えますが他の島影と重なっているのです
利島に赴任していた先生が伊豆高原にいて、僕のパークゴルフ仲間で退職後、利島を遠望できる場所で趣味に生きています
(船着場から200m上がらないと集落はないそうです)
・ 【賑やかそうな町は熱海だと思います】
熱海は近年リゾートタウンとして復活してきました、海岸にあったバブル時代の廃墟のようなビルが再建築されて
リゾートマンションに変わってます、駅舎も駅前も伊東と違って改築されました
(新幹線の停まる駅と盲腸線の伊東線は私鉄の伊豆急とは繋がっているだけの伊東駅ではJRの力の入れ方が違います)
今日も暑いですが、8月の声が聞こえてくると体も暑さに慣れてきたような気がします、心なしか雑草の伸びも
少し収まって来たような感じです、クーラーを朝からつけて熱中症対策もしてますが、夜にはひんやりとして来て
クーラーいらずになってきました、もう少しで暑い夏も終わります
家のドアホンがピンポンと鳴って、宅配便が届きました、何と北海道の北見からサラダ玉ねぎの一箱が届きました
クルーズで一緒になった荒〇様からです、早速お礼の電話を入れると「サラダ玉ねぎは辛みが少ないですから早めに食べて下さい」
でした、多分ママが今年栽培に挑戦した玉ねぎがネギ坊主は出来たけれど根っこに玉ねぎの玉はできませんと
話した事があったので送ってくれたと思います
(北見は玉ねぎの大産地です、ありがたく頂戴して近くにいる長男夫婦にも分けてあげましょう)
確かに不器用な手でスライスしてお酢とマヨネーズと醤油を合わせてかつ節を乗っければお酒のつまみが出来上がりました
熱がこもってましたねえ。
船内食事時の饒舌を奥様に追い越され
てしまったのを挽回すべく
海からの伊豆東側海岸描写は饒舌に記されて
いたようにおもいます。
非日常の大型クルーズ船記興味津々で読ませて
頂きました。奥様に対するささやかな
エスプリなども盛り込まれ面白かったです。
次回は奥様の出身地九州を走る超高級列車の旅
『七つ星』を期待しております。
(脚立から落っこちる事故は多いそうです)
今の状況はどうでしょうか?心配しております
我が家の大屋根のアンテナを見るたびに
あの工事をしてくれたのが、リンゴ屋さんと思って
見つめ直しております、この旅で気が付いたは僕には
ゴージャスは似合いません、車での貧乏旅行が僕に合ってると思いました