しいたけの伊豆高原情報と放浪旅

(伊豆をバイクで回って10年、伊豆高原に住んで26年目に突入、いろんな事がおこりますねえ!)

函館には観光朝市以外に庶民の自由市場があります

2019年07月08日 | バイク&キャンカー&鉄道&船旅
・                         【建物は昔と変わりません】

僕に目には函館駅横にある観光朝市と同じように見えました、確かに鮮魚はお安いのですが、お土産を仕込むのにやって来ましたが
残念ながらお土産に送れる品物が見当たりません、マグロの中落とごはんで遅いランチとしましょう、釧路の和商市場のように「のっけ丼」スタイルで
買ってきた刺身をその場で食べることができるコーナーがありました、ごはんは発泡スチロールのお椀に詰め放題ですが今の僕には太りすぎは厳禁です

(泣く泣く少なめにお椀に盛り付けました、みそ汁が無いのが残念でした)

ここでのシステムが判らないので食事中のおばちゃんに話しを聞くと、おばちゃんの話がとても長かったのです、僕も孤独を楽しむには
出合った人の話の腰を折らないで辛抱強く聞くというスタンスです、ごみの捨て場所を聞いてから話が長かったのです
50年も前の大阪万博の塔の話から始まりました、僕は万博に行きませんので話が通じません、大阪の千里で開かれた万博の跡地を
最近見て来たそうでした、あの時は会場に入るのも有料、個別のパビリオンに入るのも有料、宿だってとんでもない所だったのよ
次に高層ビルのアベノハルカスの遊び方になりました、最上階の1階下は無料なので、いつまでも遊べるのよ、夜景が綺麗で神戸方面まで見えるのよ!
僕は現役離れていますから大阪出張はありません、従ってアベノハルカスの工事現場は見ていましたが、完成後の建物は見ていません
下には通天閣が見えて面白いね、通天閣なら知っています、大阪は庶民の町じゃんじゃん横町の土手焼きにはいつもお世話になっていました
キャベツは無料ですがソース2度つけダメよ!は面白いね、おばちゃんは大阪で買って来た冷凍の豚まんを電子レンジが横にあるので
慣れた手つきでチンをして温めていまして、豚まんと刺身で食事中でした、

(一個僕にくれるのかな?と勝手に思って丁重にお断りしようと考えていたら、大事そうに豚まんをラップで包み直してしまいました)

僕は幼い頃函館に1年間住んでいました、北洋漁業の基地が函館から釧路に移った時釧路に行きましたと言えば、思い出したように
函館の絶頂期だったね、北洋の漁船員さんが塩漬けのタラバガニの大きいのを持って来て、塩抜きして食べたら美味しかったのよ!と目を細めて言います
すかさず釧路の幣舞橋にあった○○ホテルにも通ったのよ!橋を渡った岡の上に親父が入院した市立病院が建っていました。
大沼キャンプ場の話になればキャンプ場以外に車が泊まれる場所あるのよ!と話されて、僕の耳もピクピクでもっと話を聞きたいのですが
この老人は人生の思い出を沢山詰め込んでいるものの、いまは孤独で一人ぽっち、自由市場の食事コーナーに陣取って通りすがりの
お客と話して半日潰し孤独を癒していて日頃は話す相手がいないのだなあと気が付きました、これでは落ち着いて食べられません
相手の話が一旦終わるころ僕も話題をふるのを止めて、やっと「中落ごはん」にありつけましたが分からないお味になっていまして
ご飯も冷やごはんになっていました、おばさんは若い頃函館の高級なキャバレーのママをやっていて色んな経験を持ち合わせて、子供も育て上げたし
今は何不自由のない生活で暇が沢山ある孤独な老人だったのでした、多分に僕の想像が多分に入っていますが、容貌は80歳を越えても
黒髪豊かに垂れ流して、目は切れ長で大きく妖怪のような迫力あるおばあさんでした

(僕が行った中での朝市では青森県の八戸朝市が一番庶民的だと思います)



大沼キャンプ場と函館の市街地の中間にあるのが「アップル温泉」です、立派な建物で七飯の町がやっている公衆浴場温泉なのです

(嬉しい事に、ちょっと離れますが北斗市がやってる「せせらぎの湯」とは定休日が違って営業しています)


・             【アップル温泉はとても気持ちが良いのです】

料金もお安く地元の人が多くて人懐っこい人との楽しい交流もできます、低温、高温の広い湯船以外にサウナや露天風呂までついています
休憩所も大きくゆっくりくつろげます

(僕は座布団畳んで枕にして久しぶりにTVを見ながらごろり眠ってしまいました)

七飯町はお米もサクランボもリンゴも獲れますが、函館市に隣接する衛星都市でもあって住宅街や工場も多く、北海道のほかの農産地
に比べて土地が少ないのが悩みだそうです、ジャガイモの男爵だって七飯が発祥の土地で大農法を最初に取り入れた画期的な町なのです、
今では広大な畑を持っている今金や十勝がブランド産地となっているのです、きじひき高原から眺める七飯の町には耕作地が多いように見られますが
いずれ市街化の波が新幹線沿いまで迫ってくると思います


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大沼公園のキャンプ場はテン... | トップ | 朝起きて見ると函館「ななえ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

バイク&キャンカー&鉄道&船旅」カテゴリの最新記事