自然への誘い

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義兄の北アルプス縦走

2012-10-21 16:15:43 | 登山

義兄から9月中旬に登った北アルプス縦走の写真が届けられた。
毎年夏には必ず北アルプスに出かける義兄、それも単独登攀である。
義兄は長野で育ち山が生涯の友と自他共に認める程の山好き、経験豊富で高度な登攀技術を兼ね備えているが、当然のことながら単独登攀に家族は心配している。

しかし、止めても断念する筈もなく家族も何かあっても自分の好きな事をしての結果だからと半ば諦めているのが実情、
今年も上高地から入山し奥穂高、唐沢岳、北穂高岳、南岳、槍ヶ岳を1週間かけて登ってきた。
生来の山好きで人並み外れた強靭な体力に加え山を知り尽くした義兄だからこそ出来る技だと思う。

過日400枚程の縦走時の写真を見せれれたが、こんな難所を良くも1週間もかけて歩いたものだと感心させられた。
混雑の山小屋、雲海から登る太陽、アルプスの山々を真っ赤の染めて沈む太陽、ブロッケン現象、咲き乱れる高山植物などの興味ある話は飽きさせることはない。

私も山登りは好きでアチコチ出かけるが、義兄の様に3000m級の山はとてもではないが登る勇気も体力も持ち合わせてはいない。
義兄もそうだがクライマーは何故危険を冒してまでも挑戦するのだろうか。
多分あらゆる困難を克服して頂上を極めた時の達成感と感動を味わう事が出来るからなのだろうか。
だから山と向き合うのかも知れない。

都会の喧騒から離れ大自然と向き合うことの出来る幸せ、これは山を自然を愛する人だけが味わう事の出来る特権であろうか。
昨年は凄い日焼けと毒虫に刺されるなど大分痛めつけられた様だが、今年は無事に帰還した様だ。
来年もまた次の年も懲りずに北アルプスに登る事だろう。

山で頼るものは何もなく自己を信ずるだけ、これは義兄の口癖である。
2枚の写真は頂いた写真をスキャンしたもので一寸ばかり見づらいだろうが御容赦頂きたい。
しかし足のすくむ様な所を毎年よく登るものだとその精神力に何時もながら感心している。 


                 槍ヶ岳の雄姿


             唐沢岳から見た槍ヶ岳

 


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