雨の音に、目が覚めた。
何と心地よい音であろう!!
屋根を打つ雨音を、確認するように聞いた。
雨にもいろいろある。
嫌われる雨と、喜ばれる雨である。
この雨は、喜んで迎えられる雨である。
しかし、北も南も、嫌われる雨が多い。
公平に、降ってもらいないものか?
雨の臭いをかぎたくて、夜中に床を抜け、
玄関の戸を開けた。
しばらくぶりの、雨の臭いを嗅いだ。
これが、雨の臭いだ。
忘れるところであった。
少し、ごみの臭いもする?
しかし、たっぷりと降っている。
庭木も野菜も、喜ぶ声が聞こえるようだ。
雨音を、耳にしながら眠った。
午前1時半ごろから降り出した雨も、10時ごろまでに、
ほぼ止んだ?
褒めてやりたい雨であった。
私設測定値では、120㍉の降雨が、
里山の小さな池も、底が見えないほど雨水が溜まっていた。
2個目のコオニユリが咲き、オレンジ色の蕾が目立ってきた。
本当に、良い雨であった。
涼しさも、一緒に連れてきてくれた。
降雨に感謝である。