脱・転勤族ハーバリスト~イヌとネコをお供に

2019年脱・転勤族!
イヌ歴14年、ネコ歴12年。ハーバリスト歴は9年になりました。

9月、秋は嵐と共に~番外編~

2018-10-26 | ラムとぼたん
こんにちは。
穏やかな秋の陽気で散歩も楽しい毎日です。
本当はラムの9月の3週目を載せるはずでしたが…あっという間に1週間が過ぎていました
なので最近のラムの様子をお写真で(お茶を濁す

これまでハロウィンのイベントなんて、気がむいたらカボチャを食べよう!ぐらいの興味しかなかったのですが、ラムが病気になって「できる事はなんでも楽しもうと方向転換
ということで

外着をハロウィンっぽく装飾
そうそう服も今まで着せてなかったのですが、一時かなり痩せて背骨がハッキリ分かるぐらいになってしまったので冷え対策で着せるようにしました(背骨の周りにツボがたくさんあるので)。今は肉もつき、戻りつつあります

100均のハロウィンリボンをハーネスと首輪に張り付けただけだけど、このくらいで充分イケてるかと
散歩の様子も…

次週以降から始まる治療(もう終わってます)のおかげで、鼻が利くようになり…というか、治療後になってあの時は鼻が利いてなかったとハッキリ分かったのですが(ホント、申し訳ない)、今はすっごく嗅ぐようになりました。カイヌシ、嬉しくてたっぷり嗅がせてあげたいと散歩しているのですが、散歩時間が1.5~2倍に増え困っています

と、快調のように見えますが、現在「結膜炎」で目がショボショボなかなか治りませんねん
アレルギーなのかドライアイなのか どちらにせよ夕方の散歩後に酷くなります。ただ散歩はラムにとって一番の楽しみなので目薬&洗浄で対応中。明日は病院 
ヒトも動物も年をとると病院とのご縁がなかなか切れませんなぁ~
では今週はこれでご勘弁を
皆さま、よい週末を~

「9月、秋は嵐と共に~第2週~」

2018-10-19 | ラムとぼたん
朝夕はすっかり涼しくなりました。
夏に挿し木した「藍」。台風21号の暴風の影響でボロボロになりましたが 9/11
無事に復活、今はタデ科らしい花を咲かせています。

一年草という事で、この後種を採取し春に蒔いて育てるそうです。上手くいくかなぁ?
染色が趣味だと言っていた頃(20年ぐらい前)の夢、「自分で育てた藍で藍染がしたい」が叶う…かな?染色までするならそれなりの道具が必要なので、そっちの問題がありそう。ま、そこまでいければ上等

さて先週に引き続き、ラムさん9月2週目です。
《9月2週目》
迷走台風21号が関西を駆け抜けた週です。火曜日に直撃、それなりの街である伊丹市も停電が2、3日解消しない地区もありました。我が家は停電は逃れたのですが、目の前の大きな国道の交差点の信号が2日ぐらい消えててちょっと怖かったです
ラムのこの週は…というかもう数ヶ月食べたり食べなかったりをくり返していました 食べる時も完食という事はほぼなく、スープだけ飲んだり、逆にドライフードだけ食べたり、外でもらうオヤツは食べるのに家ではオヤツでさえ食べなかったりをくり返し、カイヌシすっかり自信を失い傷ついた日々を送っていました
春の健康診断で13.3キロあった体重が11.8キロまで落ち(-1.5キロ)、確定した副鼻腔の腫瘍に対してこれからハードな検診や治療になるかもしれないのに耐えられるだろうか?これから体力付けていかなくちゃ!とカイヌシとして気合を入れなおそうと思っていました。
「今は食べられる物を食べさせて体力を付けよう!」と犬友から励ましをもらい、月曜日、いつものお留守番ご褒美のオヤツをあげました。とはいえ、食べるかどうか分からないので、あらゆるものを差し出してみました。で、食べたのが
「手作りささみジャーキー」と「キャベツの芯」
遊びながらあげたので大変食いつきが良く、私も嬉しくなってささみジャーキー&キャベツの芯を4本もあげてしまいました。…そうあげて‘しまった’
犬生13年10ヵ月、何を食べてもお腹を壊す事がなかった丈夫な胃腸を持つラム。しかしこの数ヶ月は最低限しか食べていなかった。そこへ消化の悪いキャベツの芯を大量に食べてしまった…テキメンでした、翌日から下痢。今までラムが生きてきて初めての下痢。そして台風。それも大型の迷走台風
台風のパニックは以前のブログに書きましたが、台風の気圧の変化、カイヌシのパニックが下痢のラムに良い事は何一つありません ただでさえ体重が減って体力だって落ちているのに、これから検診や治療が始まるのに
でも落ち込んでいるヒマはありません。夕方には台風は過ぎ去ったので、点灯していない信号を何基も慎重に通過しながら病院に駆け込み薬を投与。それでも3~4時間間隔でもよおし、それが3日半続いてしまいました。これから免疫力をあげないと、と思っていたのに、腸内環境は最悪、腸内フローラはボロボロ
実は台風の前日に犬友から言われていました「下痢だけはさせてはいけない」
やってしまった もう気持ちはズタボロですわ
それでも進んでいけたのは、ラムが‘元気’だったから。
「は?」とお思いでしょうが、ゴハンを食べなくても、下痢でも、鼻が詰まって効いてなくても、散歩のルーティーンは欠かしませんでした カイヌシもビックリです その行動に犬友には驚愕されたし、「今体力使ってどうするの!早く帰りぃ!」と気を使って言われたり そりゃそうです。事情を知っている人にとっては心配で仕方ない。
でももしこの時に初めてラムに会ったら、ただのスリムで大人しい中型犬にしか見えなかったでしょう。そのくらい元気そうに見える、そのくらいの体力(底力)があるんですよ、彼女には
この辺りでハッキリと腹を括りました。ラムを信じよう。ラムが食べないのは本能に従っている結果だろう。散歩を死守することで例え体力を削る事になってもそれがラム自身の選択で楽しみな事であるなら付き合おう。私達カイヌシはラムのサポーターとして彼女の意思を尊重していこう。他人からどう見られようがラムが望むならできるだけ協力する
なーんてカッコイイ感じですが、本心は「白旗」あげたんです。もうラムには完敗した気分でした。私がいくら心配しようが、良さげな食事を提供しようがそれを拒否してもそれなりに元気でいるんだもん。
9月は色んな事がありましたが本気で「スゴイ!」という言葉しか出てこない、そんな毎日を過ごしました。ホント敵わないヨ
《9月3週目に続く》

★今週のオマケ写真
そーいえば、ぼたんは?

カープ応援中(小型犬用なので首は緩い。が胴回りはピチピチ

8月末のラム。

「きびだんご」に思わずペロリ!さすが先祖が‘お供’だっただけある??
(この頃はほとんど食べてません!)

9月、秋は嵐と共に 

2018-10-10 | ラムとぼたん
やっと落ち着いた気候になりました
とはいえ寒暖差が激しかったり、週末ごとに台風が来たり、今日は晴れの特異日と言われた旧体育の日なのに雨…と、まだまだ振り回されますね。

すっかりペースが落ちてるこのブログ…
9月は季節に振り回されただけでなく、ウチにも嵐が訪れ飛ばされないように踏ん張るのがやっとという感じでした。
その様子を振り返って書いていこうと思います。
結局、ラムの闘病記がメインになっちゃっうのでスイマセン

《9月1週目》
春先から鼻の不調に悩まされていたラムですが、ついに不調の元が姿を現しました。
病名「副鼻腔の腫瘍」 後に分かるのですが「腺がん」という種類です。
上あご(熱いものを食べて火傷する所)に“ボコッ”と膨らみが出てたんです(犬友さん発見)。これは副鼻腔の腫瘍では分かりやすい現象で、獣医さんにも「ついに出たね」と言われました。
“ついに”って言い方がさり気に傷つく
そしてこの部分に出来るのはほぼ“悪性”との事。ここまできて他の可能性を探るのは時間の無駄!今まで散々他の可能性を探って考えて期待してきたからね。悲しみと落ち込みに襲われながらも、引導を渡された訳だからさっさとこの先を考えなくては…という状況に追い込まれました

A獣医師は「副鼻腔の腫瘍確定。これから腫瘍は大きくなり、様々な症状が出てくるのでその時々で対処していきましょう。」
B獣医師は「腫瘍の種類を確定する為にCTと細胞検査をしましょう。種類によって適切な治療法(薬など)を考えましょう。」
前提として両医師共に“治る”とは考えていません。
この副鼻腔の腫瘍は“予後が悪い”というのは定説のようで…治療法が異なる先生方もこの予後に関しては一致してて内心ガッカリ
当然のことながら相当落ち込む もちろんラムは何一つ悪くないが、思わず「前世でどんな悪さしてきたの」と問いだたしたくなる、そう考えるしか気持ちの持っていきようがない もう想像すると目まいがするので、このネット・SNSが当たり前の時代にも関わらずまったく調べておりません!
この点に関しては、カイヌシとして向き合ってない!と思われる人もいるかと思いますが、調べなくても聞けばいいんですよ。なんせ現在関わっている獣医師4名ですから!分からなければ納得するまで聞けばいい。ネット等で調べてネガティブな想像しておかしくなるより、よっぽど現実的な判断ができるんじゃないかと思います

犬にとって一番特異的な「鼻」。人の数万倍(100万~1億)の嗅覚を持つその構造は複雑で、人間だったら手術で対応できる部分でも犬は不可能
なので治療法としては2つしかない。 「放射線治療」「抗がん剤」とのこと。
人間も同じですが、治るかどうかは腫瘍の種類、状態、転移の有る無し、本人の体力・免疫力、そして運命によります。
年も年なので延命という考えはありません。あくまで“穏やかに”。それが結果として長く一緒にいれる結果になればラッキーいわゆる神様からの贈り物

で、結果このカイヌシの希望を叶える治療法は「放射線治療」と言われる
あり得ない…と思っていた治療法ですが、それこそ医療は進歩している。今は「緩和的放射線治療」があるそうです。
治すための放射線治療(癌細胞を消滅させる。よって照射回数も麻酔も多いというリスクあり)ではなく、現状維持を目的に照射回数4回(毎週一回)、照射時間も短時間(麻酔時間10分強)に済ませ癌細胞の増殖を止めるというもの。効果は個体によって違うので、数カ月して効果が現れるコがいれば効果が薄いコもいる。また先々は「再発」「維持」「完解」のどれに進むかも個体によって。さすがに「完解」は少数だし期待するのは怖いわ

放射線治療専門の獣医さんは、ラムの腺がんには効果が期待できると言ってくれた。(←アーティストの‘ゆず’岩沢さん似の先生が平然とサラッと言うので、なんか説得力があって信用できた

5月からの不具合に対応してきて分かった事の一つに、ラムは「薬は断固拒否する」「飲ませると結果ゴハンも食べなくなる」という事
どちらにしろ私達カイヌシには「放射線治療」しか選びようがないという事になりました。
《9月2週目に続く》

★今週のギフト

月曜日の夕方。近所の河川敷にて圧倒される空をラムと共に見る。こんな素晴らしい秋の夕やけ風景を一緒に見られるなんて…感動
(病名確定した時は、今この時に一緒に入れるとは思っていなかった)

相方、胸いっぱいで涙ぐむ。

予告…ではありませんが…今、ラムは絶好調です(調子乗ってマス