犬のいない生活なんて・・・忘れちゃった♪

ザッシュ一族が繰り広げる笑う犬(時々鳥)生活
No dogs, No life ! No smile !

奥の極太道〜本番編

2016年09月25日 | 旅に出たのだ!

本番のなが〜いコース♪

 

本当はもっと早くアップしようと思っていたのですが、

のっぴきならない出来事が起こってしまい心は雨模様。

日常はしばらくぶりのお天道様が顔を出し、洗濯ができる

事に感謝。しばらくは傘を持って出かけなくて良いと思うと、

ハートも心臓も心もウキウキしてしまいますね。

さて、前回の続きです。


以外とマメなQは、準備期間中ゴールまでの時間を計算して

まとめていました。それによると、ゴール渋滞を考慮して、

日没1時間前の17時には現地に入らないといけない事が判明。

制限速度を守って走れば、16時には到着できる計算です。

ただしこれは「休憩ゼロ」「道を間違えない」という事が

条件で、時間の使い方次第でゴールできるかが決まります。



日の出が近づき、出発の準備が整いました。後は「スタートしました〜」

の情報を運営本部へスマホで送って、ブオ〜ンとゴールに向かって

スタートするだけです。しかしずっと不安点が一つありました。



曇り空で朝日が見えなかったのですが、スタート時間となり

こちらの情報を運営本部へ送信した所見事に不安が的中。

スタート情報を1800人が一斉に流したため、運営本部の

システムがパンクしたっつう(-_-;)



そりゃそうでしょ。「スタートしました〜」と1800名が一斉に

送信すればサーバもパンクするってもんです。我々もその恩恵?

を受けて送信できず、送れた頃はスタートからすでに40分を

経過していました(-_-;)


これ以上の遅れは許されません。ダッシュで出発し、最初の

道の駅に到着しました。そこには一足先に出た仲間がチェック

ポイントの情報をパンクしたサーバへ送れずに悪戦苦闘して

います。たまたまQのスマホからはサクッと送れたため、

悪戦苦闘している仲間を尻目に、


「このままだと、ふっ、リタイア?」

「勝利の美酒が一人だけなんて淋しい YO♪」

「この辺に駅ってあったっけなぁ~」


と、温かい励ましの言葉を送りました。仲間達もありがたい言葉に

励まされたのか、


「さっさと行け!」「2度と目の前に現るな!」「塩まくぞ!」


と、嬉しい言葉をなげかけてくれます。困った時は助け合い、固い

絆と友情を確認できるのも旅の醍醐味。つながらない仲間を置いて

一人先に出発したQ。涙をこらえながら仲間に向かいアクセルを


「ボンボンボボボン♪」


と暴走族を意識したリズムでふかし、白い煙を吹きかけて旅の

無事を祈りました♪



そうそう道の駅にはこんな仲間もいましたよ。旅慣れている

のか、シートの荷台からちょこんと顔を出してご主人を

励ましていました♪



スタート地点で合流した旅仲間でもあり、イラストレーターでもある

ヨシエさんを先頭に、カブ軍団は快調に走ります。



途中で休憩したQ。一足先に出発した親分のミックスさん、

こんちゃん、トヨピを追いかけていると、スタート地点から

86km付近で、1963年製のカブの横にしゃがみこむミックス

さんと心配そうに眺めているこんちゃん、トヨピを発見しま

した。道端でバラして直していたのですが、コンデンサが

パンクしてしまい、ミックスさんは無念のリタイアとなって

しまいました。


「ミックスさんだけ残してボクらは先には進めません

 俺たちもここでリタイアします!→ 鼻水+号泣」

「バカ野郎!オレの分までゴールを目指して行け → 目が真っ赤

   こんちゃん、トヨピ、アイツらに走る事の喜びを教えてやっ…」

「コネタやってる時間がもったいないんで行きますわ♪

 どわはは!」


世は情けと云いますが、情けを考えているヒマはありません。

こんちゃん、トヨピを引き連れ、世話になったミックスさんを

特に振り返ることなく置き去りにして、残り300km先の見え

ないゴールへと急ぎます。



コンデンサが破裂した模様


三人は順調に北上を続け、各所にある道の駅へ立ち寄りながら

ゴールへと向かいます。



最後の指定された道の駅を通過し、こんちゃんとトヨピと

別れての一人旅。慎重すぎる安全運転でゴールへ向かいます。

というのも、最後の道の駅を出てから台風の影響でものすごい

雨で視界が悪くなり、スピードも30km以上は出せない状況。

予定よりかなり遅れてしまい、この天気だとゴールどころか

無事に着けるかも分かりません。



他のメンバーの現在地を確認しても、全員雨と格闘している

ようで行方知れず。晴れていれば右手に槍ヶ岳や穂高が一望

できるはずが、見えるのは一面ガスの真っ白な世界。普段は

暑がりのQも標高の高さと雨のせいで冷えてきました。


ゴール地点のある羽咋市に入ったのは17:30過ぎ。残り30分も

残っていません。降りしきる雨の中、ノロノロ運転でゴールを

目指し最後の交差点を曲がった所で奇跡的に雨が上がりました。

そのまま千里浜を走り、制限時間まで残り15分という所で、

事故もなく無事ゴール。なんとか間に合いました♪



完走者全員を笑顔で迎えてくれた主催者の風間深志さんの顔を

見た時、心底ホッとしました。



ヨシエさんはQから数分遅れで制限時間内にゴール。こんちゃん、

トヨピは途中道に迷ったなどがあり、残念ながら制限時間内の

ゴールとはゆきませんでしたがケガもなく無事完走!

ヨシエさんを含め、さすが世界のカブ。走行距離500km以上を

走り抜きました♪


まさかの台風やシステムの不具合で大丈夫か?と思っていまし

たが、振り返るとこれもまた楽しい。予想外のトラブルが

あっても知恵を出し合いながらみんなで解決し、みんなで

同じゴールを目指す喜びを味わえました。

地元でも盛り上がっていたようで、今回のイベントの記事も、

地元のローカル新聞に載っていました。



次の日の表彰式で、嬉しい事に「女性 125cc未満部門1位」

でヨシエさんが。制限時間に間に合わなかったけど、発生した

システムトラブルを考慮してゴールとみなされた「男性 50cc

部門 1位」にこんちゃんが選ばれましたぁ〜♪



また抽選会ではQもキャップをゲット!



残念ながら今回はリタイアとなったミックスさんは、宇宙人と

ラテンスタイルで記念撮影しており…



完走はしたものの、残念ながら何も当選しなかったトヨピは

表彰式の間、疲れて果てて爆睡してたっつう…



お笑い芸人のぐっさんこと山口智充さんも大阪での番組が終了

してからゴールまで走ってきて無事ゴール。表彰式での抱腹絶倒

のライブを楽しませていただきました。


ライブ中の写真撮影コーナーでの一枚


ゴールしたとは言え、今度は当然帰らなければいけません。

「行きはよいよい帰りは怖い」とはよく言ったもので、帰りはビール

片手に電車でとはゆきません。諺通り、帰りの道中ではこわ〜い

思いをたくさんしたっつう…

まぁ、そのあたりは最終章で…


最後に、残念ながら今回はリタイアとなってしまった

ミックスさんの昨年のゴールシーンでお別れしましょう♪

(しかしこんなバイクでよく完走できたなぁ…)


2015ミックスさんのゴールシーン

 

旅は道連れQは情けなし♪

コメント (10)
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