母との想い出料理に続いて、今回は父との想い出の料理。
生前、父は運送業を営んでいた。
主には魚介類を運ぶ仕事をしていたので、夏には早朝の水産市場で、
安くて新鮮なイカを箱買いしてきた。
そんなとき、父が作ってくれたのが、イカの塩辛。
鷹の爪がたくさん入っているのが父流。
たぶん、日持ちをよくする効果もあったのだと思う。
父は、イカの足とミミの他に、本体も入れていたのだけど、
今回はお刺身を作った残りで作ったので、足とミミだけ。
<材料>
- イカの足とミミ・ワタ(Lサイズ2杯分)
- 塩小さじ1+適量
- 酒小さじ1
- 鷹の爪お好みで
<作り方>
- イカのワタは、墨袋や汚れをしっかり取り、ワタの袋(?)に入ったまま、全体が白くなるように塩をしっかりまぶしておく。ここでしっかり塩をしておかないとワタが生になり危険(笑)。
- 足とミミは、食べやすいサイズに切って、ラップをして即冷凍してしまう。
- 1のイカを1日冷蔵庫に置いておく。
- 1日たったら、ワタを切ってみる。中のワタがねっとり(こしあんくらい?)、茶色っぽくなっていればOK。まだ液状なら塩が足りないので、もう一度塩をして。
- ワタを袋から出し、酒でとく。
- 足とミミを冷凍庫から出し、ラップごと30秒だけ加熱。まだほぼ冷凍状態なので、ラップの上から手でほぐす。
- 5にシャリシャリのイカと鷹の爪を加え、冷蔵庫で1日置いておく。
- 翌日、塩加減をみて、塩が足りないようなら塩少々を加え、時間をおいてなじませてからいただく。
私は、イカも食べられない(アレルギーで・・・)ので、塩辛は主人に味をみてもらいながら作る。
私の食品アレルギーは生まれつきではなく、ここ10数年のことなので、
昔はイカも食べられた。
特に、父が作ってくれる塩辛は大好きで、父もそれを知っていたので、よく作ってくれた。
学生時代、私が東京に住んでいたときにも、父はこの塩辛を作り、
インスタントコーヒーの瓶いっぱいに詰め、何本もまとめて送ってくれた。
イカの旬なのだから、時期は当然、夏なわけで・・・・。
東京の夏は、北海道の夏とは違って、けた違いに暑いわけで・・・。
・・・と言うわけで、手元についたときには、鷹の爪効果も空しく、
塩辛はすっかり発酵していたので、気持ちだけありがたく受け取っておいた。(苦笑)
なまものを送るのに普通便で送ってしまうような間抜けっぷりは、私に正しく遺伝している。
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