先送り日記

やりたいことも、やりたくないこともいつも明日に先送り。
そんなルーズな日記です。

さすらいのカメラマン

2008-09-05 23:55:57 | 梶山俊夫
梶山さん、襖絵製作二日目。

今日はスチール(写真)カメラマンさんと一緒。
スチールとはstillのこと。
静止画のカメラマンを指します。
一方、映画のカメラマンはムービーカメラマン。

この2種類のカメラマンはたまに同じ現場で同じ被写体を
撮影することがあります。
でも、まったく手法やポジションが違うので、
お互い写らないように気を配ります。
というか、現場で険悪な感じになることもしばしば。

事前のコミュニケーションが大事。
2人ともカメラマンなので話は合うのですから。

で、現場。

昨日より濃い墨を梶山さんが描きます。
どんどんと襖の表情が変わってきます。
何でしょう?この空間。この空気。
緊張と心地よさ。

撮影も一通り終わったスチールカメラマンは僕に
「何かほしい画あります?」と。
僕はこれは撮ってないやろ、と思うようなカットを提示。
「もう撮りました」と。
なんと息の合ったカメラマンなのでしょう。
なぜかこんなスタッフに恵まれています。
まあ、わからないけど、出会った時のフィーリングって
大切ですね。
それだけで仕事をお願いするのです。僕は。
だから、やな人は最初から現場にはいないのです。

朝と午後、2種類の墨を描きました。
午後の途中、明日からお願いしていました
ムービーのカメラマンが早々と駆けつけてくれました。
カメラを渡すと水を得た魚のように撮影してくれました。
僕は今までの緊張から開放されます。

長年、お付き合いのあるムービーカメラマン。
頼りになります。

二人のカメラマンに囲まれて、
なんだか最強の監督になった気分です。

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