山遊花

福岡発、山歩きと野の花の記録です。

宝満山 窟巡りへ

2016-11-22 20:23:50 | 福岡県の山

11月20日 (日) スタート時雨のち曇り

峰入り道を歩きませんか?と、いーさんに誘われて昨年末から下調べに入り今年の1月から4月にかけて6回で宝満山~英彦山を歩いたのだが、峰入り古道を調べていくうちに、いろんなところに興味が湧くようになってきた。今回の企画もその一つで、金剛界、宝満山で行者様が修業した岩窟が現在「七窟」として存在しているという情報を、「宝満山弘有の会」さんのホームページで知ることができた。

歴史にはあまり詳しくないが、鎌倉時代ごろから始まった修験道の行者が修業した岩屋が現在も宝満山のどこかに現存しているという。

ルート図も付してあり、難しそうなところは下見で探せば一日で回れそうだ。と考え、事前調査二回で自信を得た。

峰入り道を歩いた方に連絡を入れると、7人の方が参加表明されたので、いざ窟巡りへ。

参加者  信ちゃん、俊ちゃん、higeさん、mamaさん、いーさん、ガック隊長、風来坊さん、と私の8名

午前八時竈門神社集合。皆さん早目の集合で8時前には出発できそうだったが、いきなり雨が降り出しレインウエアに着替え8時ちょうど出発。

今日のコースとグラフ

、愛嶽山経由で行くことにしたのだが、これが案外時間がかかってしまった。

気温もけっこう高く、レインウエアが蒸して不快この上ない。雨も上がったので衣服調整をして愛嶽山山頂へ。

鳥追峠に出てカモシカ新道へ。結構序盤から体力使ったなあ!後半大丈夫かいな?

カモシカ新道途中から急降下で、大南窟へ

ここは今日の中でも一番の見どころで、皆さん結構喜んでもらえた。

下見の時には登らなかった岩の上にも登って展望を楽しんだ。

次はカモシカ旧道へ合流し、大谷尾根へ。

ここらも結構険しくて

大谷尾根から、女道へ

二つ目は福城窟 岩屋の上には梵字が彫ってあった。

近くには益影の井があり、此処でのどを潤す。

またすぐ近くに法城窟と一気に訪ねる。

次は剣の窟へ だいぶ時間もたってきたので行動食などを撮りながら移動です。

途中感じの良い苔むした木やフユノハナワラビなどを~

釣舟岩の下部にあるということだったがなかなかここと特定できず~

どれかしら?!…

次は金の水へ

そして、普池の窟

皆さん中に入って写真を撮られてました

 

一応これで東側の窟巡りは終了。次は縦走路を越えて兎道へ。

釜蓋窟は、ちょっとヤブコギで~

ここもなかなかの雰囲気でした。でもここにYAMAPのシールは貼らんでもいいんじゃない?!

出来れば撤去してほしいなあ!

あとは、宝塔窟を残すのみ。

時間はすでに出発から5時間。まだ登山道は濡れていたので、higeさんの機転で、昼食はキャンプセンターで摂ることに。テーブルもあり利用料も格安で助かりました。またいつもデザートなどの差し入れ有り難う御座いました。銭が舞いますように!!m(__)m

昼食後、山頂はパスして羅漢道へ

雨でぬれた登山道は滑る滑る!

ここの紅葉を期待していたがもうほとんど終わっていました

伝教大師窟(宝塔窟)が七窟目

中宮てまえで、行者堂跡の梵字岩。1月にここから始まったんだよなあ!

閼伽の井

徳弘の井

正面道の石段がいつもは嫌なのだが、今日は今まで歩いてきた登山道と比べなんと歩きやすいことか!

紅葉など愛でながら心地よい疲労感と共に竈神社へ戻る(でも翌日には筋肉痛となって~~)

 

予定時間をだいぶオーバーしてゴールでした。(8時間10分)

ちょっと全体の見込みが甘かったのが反省点でしたが、皆さん文句も言わず歩いていただきました。

金剛界、宝満山の奥深さを堪能した一日でした。

同行していただいた皆様有り難う御座いました。