おとなりさん

おや、何やらごまとこつぶが出窓から隣の家を覗き込んでおります。
実はこのお隣さんの家、住んでいた方が亡くなって以来
随分長いことそのままになっている空き家なのです。
ごま＆こつぶ「ひそひそ…お化けだお化けだ」

こらこら。一体どうしたの、２匹とも？

こつぶ「不気味なんだにゃん。
　　　　　風が吹くと、隣の家から怪しげな音が聞こえてくるんだにゃん」

あぁ…アレは風鈴の音ですよ。
風鈴がかけられたままなのよね。
怖いから　とりはずして欲しいわよね。

ごま「時々、電話の音も鳴ってたりするで」

それはおかしいでしょう。
もう十何年も前に住んでいる人はいないんだから
電話なんかとっくに通じていないハズ…

２匹とも、そんな怖いコトばっか想像してないで
さっさとそこから降りてきなさい！


あら、ちょこなんも気になるの？
ちょこ「んー…」

ちょこ「あのねぇ、」


ちょこ「隣の家の中に誰か居るわよ」

やめてちょうだいな！
そ…それはきっと親戚の方か何かが
家の中に風を通したり、掃除とかしにでも来てるんでしょう。
ちょこ「そうかしらね…」


そんなお隣さんがよく見える私の部屋の出窓、
どうっすか？！
（写真内の青い壁の家は、我が家の庭にある姉の家。
　姉の家の方が、よりよくお隣さんが見えます）