ぼやぼやしていたらもう7月も中盤。
梅雨も明けてしまいました。
いつもは派手に大雨が降って雷がドドーンと鳴ると
「あぁ、そろそろ梅雨が明けるんだな」と実感するのだけれど
今年はそんなのもなく グダグダした感じで梅雨が明けた気がする。
とにかく暑い。
猫もダラダラ。
早くも夏休みに突入した大学生の甥が例の如く
「こう天気いいとさ~、何処かドライブ行きたくね?」
と、お昼を食べているうちから おでかけアピールしてくる。
キミはつい2,3日前に友達と江ノ島へ泳ぎに行ってただろうが。
ホント、家にこもっているのが苦手な子だこと。
私は布団も干してるし、やりたいことがいっぱいあるので出かける気はなし。
だけどあんまり暑いんでつい
「あー…高原に行きたい」などと呟いてしまった。
姉も「軽井沢とか車山高原とか、涼しい所に行きたいよね~」と同調する。
それを甥が聞き逃す筈はなく
「よっしゃ、行くべ!涼しい所、行っちゃう?」
てなコトになり、私は干していた布団や洗濯物を大急ぎでしまいこむ羽目になった。
家の近くのガソリンスタンドで車をお腹いっぱいにして
併設のPRONTOでドリンクを買い込んで
さぁ、高速道路へ乗ってとりあえず山の方へ!
運転は大学生の甥(大)、乗っているのは中学生の甥(中)と、姉と私と両親。
甥(中)は清里まで行きたいと言うが
なんせ出発時間が14時近かったし
19時頃には戻って来ないと、姪や兄が学校や会社から帰って来てしまう。
そこで姉が比較的近くてとっても『涼しい場所』を思いついた。
甲府の方から河口湖方面へ抜ける山道に
心霊スポットとして名高いトンネルがあるのだ。
しかしそのトンネルを抜けた所には非常に眺めのよい茶屋がある。
我々はそこへ向かうこととなった。
私が最後部座席でアホ面をさげながら
ズビズビとマンゴーアイスティーを飲んでいるうちに甲府に到着。
あたり一面ぶどう畑が広がる、おだやかでいい眺めです。
タイミングよくBGMに流れたDEPAPEPEの曲といい感じにマッチして甥(大)はゴキゲン
途中、道端にて甲府名産の「もも」と「ぶどう」と「とうもろこし」を売っている店があった。
その店先にひるがえっている旗を見たおバカな甥(大)は
「ももぶどうもろこしってどんなのだ?!美味そうじゃね?!」
と叫んだ。
どうやら「ももぶどうもろこし」という品種のとうもろこしがあるのかと思ったらしい。
ヤツは大学生とは思えないほどアホだ。
あまり車の通らない山道をゆくこと数分…
さぁ、いよいよやって参りました。
恐怖の心霊スポットへ。
トンネルの入口と出口付近で白い服を着た女性に遭遇すると云われてますが…
何か見えるでしょうか?
私には何やらさっぱり。フツーのトンネルと何ら変わりありませぬ。
実は以前からココには何度も来ているが とてもそんな噂があるとは思えないほど
景色は素晴らしく、山歩きを楽しむ健全な人々で賑わっている。
この、河口湖と富士山の眺めが最高!
うっすら雲って上の方しか姿が見えない富士山もまたオツなもので・・・
眺めはいいし、空気もひんやりしていて、山の匂いがして、生き返りますぅ~。
だがどうしても心霊写真を撮りたい甥(大)
そんな甥は放っといて私たちは峠の茶屋で甘酒を。
お団子を注文したら、想像と違うモノが来た。
よく見れば「山芋団子」と書いてある。(よく見ろっつーの)
でもこの揚げたての団子が、外はカリカリ、中はほくほくで
塩とバターがよく絡まって
最高に美味しい!
これ1皿(2個×2串)で¥580は納得の値段。
団子を食べていると何処かで「にゃおん」という声がした。
その途端、「んっ?!」と、一斉に反応したのが我々猫好き一家。
見ればウチのチョビ太に柄が似た可愛らしい猫ちゃんが。
誰よりも真っ先に団子を食べ終えて触りに行ったのが猫大好きの甥(大)。
(いつのまにか心霊写真撮影は断念したらしい)
この猫ちゃん、ちょっと触っただけでえらく喜んでしまう、可愛い子だった
色んなお客さんに撫でられているようで、毛もツヤツヤ。
姉やら母やら父やらが、代わる代わるやって来ては猫ちゃんに触る
我々を猫好き一家と察したのか、茶屋のおじさんがやって来て
「この子はおとなしくていい子ですよ。ウチの招き猫なんです」
デレデレと自慢していた。
本当におとなしくて、人懐こくて いい子ちゃんでした。
名残惜しいけど、猫ちゃんに別れを告げて我々は河口湖目指して山を降りる。
そして富士急ハイランドを横目に再び高速道路へ乗り、速攻で東京へ戻る。
夕方には何食わぬ顔で家に戻ったのだが
部活からヘロヘロになって帰って来た姪や
仕事からヘトヘトになって帰って来た兄に
「ヒトが学校(仕事)行っている間に、そんな所へ遊びに行ったの?!」と怒られてしまった。