ぷちログ

12匹の猫と9人の大家族の、なんてことない日々の適当な暮らしを綴る。

嵐の話

2009-02-20 18:04:32 | Weblog
嵐の番組を見ていてつくづく
この人たちホントに仲良しだなー、と思う。
昔、相葉ちゃんが名古屋のコンサートで
「僕は皆さんに負けないぐらい、嵐が大好きですから」
なんて言ってたけど、相葉ちゃんに限らず5人が5人とも嵐が好きなんだろうな。
だから見ている方も楽しいんだと思う。

11年前は、まさかこの5人が同じグループになって、
後にこんな怪物グループになるなんて予想もできなかった。


嵐が結成されるちょい前、何人かのジュニアが事務所を辞めるらしいという噂が流れた。
何人かは実際に辞めていったけれど、その中には翔くん(櫻井くん)や松潤の名前もあったのだ。
それで皆してジャニーズショップへ駆け込み、辞める噂のあるジュニアたちのプリクラを撮りまくったのを覚えている。

翔くんは、大の仲良しだった小原裕貴くんが学業に専念するために
事務所を辞める話を既に聞いていたに違いない。
自分もちゃんと大学へ通って普通に仕事をしようとか考えていたかもしれない。
彼は生真面目だから「このままじゃ子供の頃から慶應に通って積み重ねたモノが無駄になってしまう」とか考えそうな気がする。
それが突然、嵐になってしまって・・・。
さぞかし訳が分からなかったことだろう。
その戸惑いがファーストコンサートで見せた涙に現れていた。
こっちが思わずもらい泣きをしてしまいそうになったほど
翔くんの不安や葛藤が伝わった。

松潤に至っては「もうレッスンに来てない。事務所を辞めるらしい」と囁かれていた。
確かに、それまでは必ずソロを歌ったりしてた松潤が、その時の横浜アリーナでのジュニアコンでは、歌うどころかステージにも現れなかった。
しかし、その後の大阪城ホールでのコンサートで私たちは信じられない光景を見た。
バックでバンドをやっているメンバーの中に、松潤らしき人物がいるではないか。
それを発見した私は、松潤ファンの友達に恐る恐る
「ねぇ…あのキーボード…松潤じゃない?」
と言った。慌ててオペラグラスを覗いた友達は
「松潤だ…」
ショックを隠しきれない様子だった。

私たちによる勝手な推測は以下の通り。
もう辞めるつもりレッスンに来ないコンサートにも出ないつもり無責任だ、コンサートには出ろと怒られたでもダンスとか歌の準備もしていないとりあえずバンドで出るしかなかった。
あの松潤が、ソロどころかマイクも持たせてもらえない。
ダンスさえ踊らせてもらえない。
いわば事務所からの「お仕置き」のような仕打ちである。
私たちは勝手な想像をめぐらし、勝手に「かわいそう~っ!!と叫んだ。

そして今でも鮮明に覚えている。
そのコンサートのアンコールで、それまでずっとマイクも持たず
ただのジュニアとして手を振って歩くしかなかった哀れな松潤に、
ニノ(二宮くん)がさりげなく寄って来てマイクを「ほい」と渡した光景を!
数秒ほど呆然としていた松潤が
「いや、これは…」
といった様子でそのマイクをニノに返そうとしたら、ニノはあの飄々とした感じで
「いいから、いいから」(口の動きがそう言ってたと思う)
と、寄って来る松潤を手で制してそのまま去ってしまった。
マイクを松潤に渡したことで、ニノはあの後で怒られたかもしれない。
もしかしたら、最初から怒られるのを覚悟の上で渡したかもしれない。
果たして真相は解からないが・・・。
でもニノが、松潤にせめてマイクぐらい持たせてあげたいと思ったのは確かなはず。
この日、私たちの間でニノのお株がぐんと上がったのだった。

あれから10年以上にもなるけど
きっと未だに松潤は、ニノに頭が上がらないんだろうな。

彼等はそうやって何かを乗り越えて「嵐」になったのだ。

話が長くなってしまった。
嵐について語りだすと、長編小説並みの長さになってしまう。
簡潔にまとめると…やっぱり「嵐はいい
これに限る。