おてんば珊瑚

我が家のおてんば娘(日本テリア)の日常を紹介したいと思います。

介護申請

2015-03-15 00:04:48 | 大ばぁばのこと
3月13日で母が我が家に越して来て、3ヶ月経ちました。

ちょうどその日に介護申請をしていたので、市の介護福祉課から調査員の人が来ました。

ヒロママから概要は聞いていたから、スムーズに事が運びましたが・・・介護度が決まるのは1ヶ月後とのです。

朝早くから来て、一緒に立ち会ってくれたヒロママの感触では・・・「チェックの様子からみて、たぶん支援は付くんじゃないかな?」

と、言ってくれましたが・・・要介護まで望みませんよ。要支援でも十分OKですからね。

一番の目的は住宅改修で、階段の手すりの取り付けです。階段に手すりは付いているけど・・・

20年前のものなので、肝心な上の部分についていないのです。


母の話だと、上る時は手を付いて、最後は廊下の壁に掴まっているそうですが・・・下りる時は壁をつたっているので

先々を考えると(いや、今でも)危なく思えて心配です。玄関の上り口にも、縦の手すりが欲しいですね。

と、こんな風に介護予防の為の住宅改修ですが、介護認定を受けられれば・・・自己負担は1割で済むのですよね(上限は20万円です)

そして・・・出来れば、週に2度(ダメなら1度でも)ディサービスやディケアなどの、通所介護やリハビリのサービスを受けたいのです。



ここからは、私の愚痴にもちかいので・・・お時間がありましたら読んでみてください。

自分の親ですが、私が今まで介護施設で働いた経験からすると・・・かなり、しっかりしています。

現在88歳6ヶ月で、たぶん腰骨の圧迫骨折がなければ、まだひとりで頑張っていたかもしれませんね。


・・・と、ここまでは一緒に生活する前のことで、3ヶ月一緒にいて・・・かなり私のストレスが溜まっています。

年相応の物忘れ・・・これは、私だってあるのだから仕方ないですよね。

でも、初めに気付いたのが電気の消し忘れ!独居生活の時も、しょっちゅうやってたと言っておりました。

ひとりだから、誰も知らなかっただけで・・・そこそこ失敗もけっこうやっていたようですね。

環境も変わり初めてのことも多いのだからと思います・・・でも自分の親なので注意はすると、素直に聞いてくれますが

また少し経つと繰り返すので、階段の上がり端の前に、大きく「階段の電気は消しましょう」と書いて貼ってあります(笑)

越して来た当初は、荷物の整理や市役所への手続きやら何やら、いろいろ忙しくしているうちに新年を迎え

今度は今まで掛かっていた病院も替えないといけないし・・・となったら、春日部市と前の足立区の切り替えが出来なくて

しっかり自分で管理出来ると思っていたので、母宛の書類はすべて渡していたら・・・「そんなのは、貰ってない!」と

始まったのですよね。「ちゃんと春日部市から来てたよね」と言っても、頑として受け取ってないと言い張るのです。

大事な介護保険証を私に見せて、危うく切り取り線で切ろうとするのを見てたので、覚えていたのですが・・・

初めは、そんなの来てないと言い張ってました。でも、切り取ろうとした保険証のことを話したら理解したようで

「ああ、あれなの!」と、散々否定してたのに・・・今度は「こっちのは新しいからわからない」と言いだす始末で

さすがにカチンときて、強く言ってしまって・・・やはり仕事のようにはいかないと実感させられました。

まあ、これが最初にモメたことでしたが・・・こんなことが度々あって「あんたの記憶ちがいだよ」と言われた時には

「もう勝手にしろ」と言いたくなりますよね。

たぶんひとりの時も、どこにやったか忘れたことはあって、腰だけでなくこのままボケでしまったら・・・と

母自身も不安になっていて、ちょうどのタイミングで我が家に来たのでしょうね。

たまに遊びに実家へ行って、数時間話したくらいじゃわかりませんでしたよね。

「しっかりしてる」と思ったのも、家の子に限ってじゃないけど・・・家の親に限っての心境でしたよ~(笑)

それでも、ヒロママに言わせたら・・・年齢を考えたら「婆ちゃんなんか、まだ全然良い方だよ」だそうです。

それは私も・・・その通りだと思うし、もっと大変な利用者さんを看てきましたからね。

でも環境が変わったのは私も同様で・・・自分だけの時間が、ホントに少なくなってストレスになっています。

2月は最も寒い季節だし、炬燵を持参して来ましたから・・・午前中、シルバーカーで整骨院へマッサージへ行くと

お昼を食べて、午後はTVを観ながらのうたた寝ばかりです。もっと暖かくなれば、散歩にも行くと言ってますけどね?

結局ひとりでは行けないでしょうから・・・付添するようになるし、珊瑚も連れてとなれば・・・

珊瑚が自由にならないし、今度は珊瑚のストレスになるかもしれませんね。

たまに買い物へ一緒に行くと、イオンなどは広いしカートの高さがちょうど良いと、ガンガン一人で歩いて行ってしまうので

ゆっくり品物も見てられなくて、まるでカエやトモを連れているのと、たいして変わりないですよね。

時々どんどん行ってしまうから、そっちじゃなくてこっちだからと教えると「だって路わからないもの!」と言うので

その時は「だったら、止まって待っていてよ」と言ってしまったりで・・・自分の親って、優しく言えませんね

驚いているのは、記憶や物忘れだけでなく・・・行動にも唖然とすることがあって・・・

買い物に行ったイオンで、昼はパンにしようと焼いているパンを買おうとした時・・・カートを引いたままだったので

母に横に置いて来たらと言って、トレ―にパンを乗せて・・・ちょっと横を見たら??

母がパンを素手で触ろうとしていて「ちょっと待って!!」っと、つい大きな声で静止したら

周りに居た人にも見られてしまい「何やってんの?」と聞くと「柔らかいかと思って・・・」と言うのですよ。

さすがに、そのパンは買ってきましたけど・・・もう、えっ?え~??の心境で、信じられませんでしたよ。

そんなことがあって心配になり、3月から「婆ちゃん日誌」など付けて来ましたが・・・

マッサージからの帰り、真っ直ぐの道なので迷うことなどないけど・・・家に曲がる角を通り過ぎてしまい

見知らぬ場所だと気づいて振り返ったら、歯医者の看板が遠くに見えて戻って来たと・・・笑いながら話すし

ヒロママがこっちへ来ると話したら「そう。〇は休みなんだ」と言っているのに、暫くしたら「〇が来るって、今日休みなの?」

と聞いてくる。「さっき自分でも〇は休みなんだね」って言ってたでしょ!と言うと、「〇が休みなんて、そんなこと知らないよ」と言う。

「はぁ~疲れる」って感じになるわけですよね。まだ始まったばかりなのにね~。

レンジで温めるのも、ご飯なんかは冷凍にするので、覚えておいた方が良いと思って・・・ワット(W)と時間を教えて

他のことをしてたら「何分やるんだい?」と聞くので、振り向いたらレンジの中が蒸気でモウモウとしている。

見たらまだ18の数字が・・・2分といったら20分を押したのでしょうね。

「何分押したの?数字みえるでしょ!」と、つい言ってしまったら・・・「あんたのとこのは、新しいからわからない」ときた。

ひとりで居た時だってレンジは使ってるのに・・・確かに押すところも、オーブンレンジだから違うかもしれないけど

600Wは、ここ2回押して時間とスタート押すだけ・・・と教えているのにでも、この失敗で温めは覚えたようです。

たまにはコンニャクを煮ようか・・・と言うので、前向きに手伝ってくれるのか?と良い傾向と思い、IHの使い方も覚えなくちゃね

・・・と、調理してる横でチョコマカと邪魔ではあったけど(笑)調味料を用意して、砂糖を蓋をあけて置いたのがいけなかった!

その蓋を持ったから、下に落ちてばら撒いてしまった。底の方に少しだからまだ良かったけど・・・「蓋をもつ~?」って聞くと

「うちのは持っても大丈夫だったよ!」と答える。一体どんな入れ物なんだね?

前にモーニングでガストへ行ったら「ここのパンケーキは美味しい」と言ってたので、たまにイオンへ買い物に行く前に、ここへ寄ってました。

この前、上着のチャックが下りないと、一生懸命にやってるので・・・ちょっと見たら、チャックの上にボタンの付いてるタイプで

真ん中のボタンを1つ外し忘れていて、そこに引っ掛かって下りないのに気がつかない。

ボタンを外してあげると、チャックが下りて・・・「ばあさんは、世話が掛かるね~」と自分で言っている。

パンケーキを頼んで、ナイフとフォークを取ってあげたら、直にテーブルに置こうとするこれ又信じられない行動で

「直接置いたら汚いじゃない」と言ったら「置く場所がない!」と言う。「何で?お皿の淵にかければ」と・・・こんなことまで言う事が

情けなくて、あの母がこんな風になるのかと?認知症とは思わないけど、小さな子供がいるのと一緒だと思いましたね。

おまけに、出ていく時に・・・レジの所にいる私の後ろを通って行く。「何??」と思っていると「出るとこ間違った!」と

言いながら戻って来た。初めてどころか、何回か来ているのに・・・しかもダンナもいるのにね。

思い込みの激しい人だから、時々あることだけど・・・どこを見てるのでしょうかね~?

何もしないと寝てばかりで益々ボケちゃうと、自分で言って・・・クロスステッチ刺繍など始めて、良い傾向だと思うこともあるのだけれど・・・

つい先日なんかは、いつも午前中で帰って来るマッサージからなかなか戻らない。

たまに、少し足を伸ばして花屋へ行ったり、その先のスーパーへも行くので遅くなってるのかと思っても・・・

12時を過ぎ、半を過ぎても帰って来ない。さすがに心配で自転車で捜しに出たら・・・向こうからシルバーカーを押して戻って来た。

「どうしたの?」と聞くと、「おしっこ漏れちゃうから話すヒマない!」と真っ赤な顔をして、必死に歩いている。

先に戻って、門と玄関のドアを開けておくと・・・シルバーカーを外に置いたまま駆け込むように、トイレへ入って行った。

「大丈夫だった?」と聞くと、「危なかったよ。出たら止まらないからね」なんて言って「これから外へ行く時はパットしようかね」

と真剣な顔で言う。この年でパンツだけなんて凄いことだけど・・・たぶんチビリはあるのかもしれない。

遅くなった理由は、郵便局まで足を伸ばして・・・ATMで下ろそうと思ったら、暗証番号をちゃんと押してるのに

3回エラーが出て下ろせなくなったから、窓口で書類を書いて解除してもらって、今度はタッチの方でなくボタンを押したら

ちゃんと1回で出来たよ・・・という事で、しかもいつもの思い込みで遠回りして帰ってきたようで、さらに時間が掛かったようでした。


たった3ヶ月で、これほどだったとは・・・一人の時も、きっとあったのでしょうね。私が知らなかっただけで!


母の場合介護認定を受けて要支援を貰えても、介護保険の改定で、通所のサービスを受けるのは難しいかもしれない。

食事の用意はするけど、その他はすべて自分で出来るのだから・・・病院へ連れて行く以外は、世話もかけない。

でも・・・いつも一緒でTV観ながらも、良く喋っているのには参っています。

今は友達も遠くて、外へ出ても話す人もないのだと思うと可哀相だけど・・・TVで話題が変わってもひとりで喋ってると

さすがにイライラが積もって来る。無視してTVを観てると、自然に喋りも止まって来るけど・・・メールしてる時に

いつまでも喋っているから、「少し黙ってて!」と言ってしまった。

こんな感じだから、たまには足立区へ戻って馴染みの人達と話して来るのもいいだろうと・・・姉に電話して、2、3日泊めてもらって

気分転換して来たらいいよね。と言うと、電話口で少し困った様子がうかがえる?

何だ!何だ~!ここに来たらお任せで、ノータッチかいホントに兄も姉もいるのに・・・何故末っ子の私になるの?

と、今更言っても仕方ないけど・・・益々溜まって行くストレス

母は一人にしておいても、自分で食べられるし大丈夫だけど・・・前と違って、外に出掛けていても頭の隅に、いつも母のことがあって

気持ちがゆっくり出来ないのです。

今までは、施設で介護される人を見て来たけど、その家族の心情までは思いつかなかったですね~。

大変だとは思っても・・・その人の立場にならないと、本当の所ってわかりませんよね。

認知症の家族をかかえてる人って、それこそ想像できないくらい大変なんでしょうね。

まだまだ、大変な親を看ている人のことを思えば、私は楽なほうだし喜ばなくてはいけないのでしょうね。

仕事だと思う事にしよう!仕事なら優しく出来るものね















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2 コメント

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Unknown (カピラ)
2015-03-24 10:56:41
介護申請のところを拝見しました。お母様最近一緒に住むようになられたのですね。大文とイライラされてるご様子がなが~い文でわかります。こうして何かに書いたり人に話すとすこし気分も収まるかとはおもいます。介護のお仕事をされていたのははじめてしりましたのですが他人様を世話するのとみうちとではやはり何かと違うのですね。私はどちらかと言えばされる方の年齢に近い方なのでお母様のご様子も多少は理解できます。まづ環境が変わればなかなか覚えられないもので家の中 外 町中 すべてがおぼえられません、覚えても又時々以前とごっちゃになります。電気器具も機種がからると覚えたつもりでも又わからなくなります。以前家へ来ていた人も洗だく機が新しくなると洗えないし電話の機種が変わりベルの音が変わると出てくれませんでした。私自身がそろそろそれらに近い状態になるかもしれません。すぐには順応できなくなるのです。色々言いましたがカンキョウが変わるとなかなか覚えられないのが通常なのです。大変とは思いますがお母様も娘さんにはつい甘えてしまいお互いに言いたいことも言うようになりますので気長にのんびりと の気持ちでお過ごしくださいませ。ただしおつかれが出ませんように 気晴らしをおつくりくださいませ。(長々でごめんなさい)
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Unknown (まこちゃん)
2015-03-25 00:16:13
小坂さん、愚痴とも思える長い文に、ご丁寧にコメントをありがとうございます。

昔の家長制度などすっかり崩れた昨今、高齢になった親を娘が看る家庭って、多くなりましたよね。
私は介護福祉士でしたので、いろんな家族を見てきました。
優し過ぎるお嫁さんは、引き取った姑さんを早く認知症にしてしまうし、厳し過ぎる娘さんは、実の母親を鍛えていますが・・・
年相応を忘れると、ケガが多くて・・・最後は骨折で入院となってしまいました。
お嫁さんはノータッチで、息子さんが面倒を看てるパターンも多いですね~。
私の母は、まだ認知症ではないと思うので・・・その点は救われるところですが、一人で生活して問題なくやってると思ってたのは・・・
まったく間違いだったと思い知らされました。たぶん母も、一人で居るのは不安だっと思いますよ。
でも、出来るだけ子供達に迷惑を掛けたくない・・・と、それだけは、今でも思っているのでしょうね。
たぶん大丈夫とは思いますが・・・そういうのも自覚があるうちの話ですからね~。

新しい環境に、89になろうとする母が飛び込んで来たのだから・・・覚えられないのは当たり前なんですよね。
それは誰よりもわかっているはずですが・・・肉親となると別ものなんでしょうね。
環境が変わったのは、私も同じですからね~。覚悟して引き取ったのに、積もって行くストレスは、どうしようもないのですね。
母が今の環境に慣れようとしてるのと同様に、私も早く今の環境に慣れないといけないのですよね。
ケアマネの娘がいろいろとアドバイスしてくれますので・・・どうにか抱え込まずに、やっていけそうには思っています。
自分もいずれは通る道と思って、何か気晴らしを探しながら・・・ゆっくりとやっていきますね。

他にもいろいろと、気にかけてくださる方が居ると思うだけで・・・十分救いになりました。ありがとうございます。
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