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森の中の家

某自然公園の緑の中にスローライフを楽しむ為の家をたてます

コンクリート豆知識

2006-11-13 12:56:55 | 下のカテゴリー以外全部
コンクリートは、セメント、水、砂(細骨材)、砂利(粗骨材)と混和材を混ぜて作られます。この材料の量(これを配合という)によつて、コンクリートの種類が決められます。

コンクリートの強度を表すのに、一般的に、圧縮強度が用いられています。圧縮強度の単位は N/mm2(ニュートンバー平方ミリメーターと読む)で、例えば、21N/mm2ならば、1cm2当たり210kgの重さに耐えられるということです。(コンクリートって押す力には強いですね。コンクリート君 がんばれ!)
このコンクリートの圧縮強度には、「設計基準強度」と「呼び強度」があります。
固まる前の生コンの強度のことを「呼び強度」といい、固まったコンクリートの強度を「設計基準強度」といいます。

生コンは、ユーザー(基礎業者)からの注文によって工場で製造、出荷されますが、事前の打ち合わせで生コンの種類を指定します。ユーザーが生コンの種類を、「21-18-20N」 でお願いしますといえば、呼び強度が21N/mm2、スランプが18cm、粗骨材の最大寸法が20mm、Nはセメントの種類が普通セメントである事を意味します。


「呼び強度」とは

現場に届いた生コンが決められた材齢(打設後の時間経過を表す用語で簡単に言えば日数のことで、4週間後)までに、何N/mm2の圧縮強度を必要とするか、この値を記号化したものです。
ユーザーは生コンを購入する時、コンクリート構造物に必要とされている強度(設計基準強度)に見合う生コンをJIS規格で示されている呼び強度から選択します。


「スランプ」とは

フレッシュな生コンは水が多いか少ないかによって軟らかさや流動性が違ってきます。この軟らかさの程度を示す方法にスランプテストがあります。
生コンをコーンと呼ばれる高さ30cmの型に入れ、その型を引き抜いた時に、最初の高さからどの位下がったか(スランプ)を示すものです。スランプ18cmというのは、18cm下がった、接地面から12cm(高さ)の生コンということになります。
スランプ18cmはスランプ15cmより軟らかい生コンということで、値が大きくなるほど軟らかくなります。
スポーツ選手などが「スランプになった」といいますが、このスランプも同じ語源で調子が下がった、つまり『下がる』ことを意味しているのです。(ふ~ん おもしろいね!)


「粗骨材の最大寸法」とは

粗骨材とは砂利や砕石のことで、鉄筋と鉄筋の間や型枠との間を生コンが容易に通り充填されるように、粗骨材の最大寸法が決められています。


「セメントの種類」とは

生コンに使用するセメントの種類を表す記号は、普通セメントはN、普通セメントより早く強度が出る早強セメントはH、土木工事で多く使われている高炉セメントはBBというふうに分けられています。(普通セメントのNはノーマルnormalのNかな?アブノーマルのセメントって・・・ありますか?)


「温度補正」について

我が家のように、冬の季節にコンクリート工事をする場合、注意しなければならないことがあります。
コンクリートは外気温によっても固まるまでの時間が違ってくるのです。だから、工事をする時の外気温を考慮して、「呼び強度」は、「設計基準強度」に気温による補正を加えなければなりません。(「温度補正」というより「気温補正」といって欲しい。「温度補正」と言う言葉から最初に想像したのは、電気毛布のような物で基礎コンクリートを温度補正している光景でしたから・・・)
センチュリホームの設計基準強度は18N/mm2と聞いていますが、どのくらいの補正値にすればよいのか、基礎業者さんとこれから相談です。
補正期間は冬期でも、その期間や補正量は場所によって異なるので、詳しく知りたい時は、現地の生コン工場に聞くのがいいと思います。(私も基礎業者さんとの相談の前に予備知識としてTELして話を聞きました。)




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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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2010-01-26 15:19:23
スランプの調整は水の量でしません。

S/a(エスバイエー)と言って、全骨材中の砂率でスランプ調整をします。

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