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森の中の家

某自然公園の緑の中にスローライフを楽しむ為の家をたてます

瓦葺き

2007-01-14 22:28:19 | ステップ 10 (屋根工事)
1月10日 &12日 

8日に続いて、10,12日と瓦葺きの作業がありました。お天気に恵まれて、瓦葺き作業も順調です。

丁度、瓦を切断中でした。瓦は釘打ちも切る作業も、力加減の難しい材料です。


瓦を切断中


谷になる部分を施工中


谷部分のアップ

袖部に黒いスポンジ状のものがありました。シーラーと言うそうです。

黒い線のようなスポンジですが、遠くから写したのでわかりにくいでしょうか?


スポンジのアップ


このスポンジの上に役物瓦をのせる


袖部の役物瓦に土を入れている


袖部の完成状態



寄棟の部分


寄棟部分を施工中


この部分にも強力棟金具が見えていますね。


棟部の木材が見えますか? この木は強力棟金具の上にのせられています。


木の上にシルガード(色は真っ黒です)をのせる


シルガード(冬の時期なので、不凍液入りの耐寒仕様です。)


シルガードの上に(への字の形の)役物瓦をのせる


その瓦をビス止めする

瓦葺きもあと1日で完成だそうです。天気予報では来週もお天気がよさそうなので、順調に瓦葺きは終わるでしょう。






瓦葺き

2007-01-09 01:33:14 | ステップ 10 (屋根工事)
1月8日 

昨年の暮れ、アスファルトルーフィングと桟木で工事が中途半端に終わってしまいましたが、今日、待ちに待った瓦葺きが始まりました。

現場には11時頃到着しましたが、すでに瓦が屋根にのせられていました。



センチュリーホームは陶器平板瓦が標準です。
現在は、三州瓦の丸栄陶業会社の「プラウドUU40ハイパーゼット」の中の7色から好みの色を選びます。

瓦は耐久性がよく、断熱性、耐火性、耐寒性、耐水性にも優れ、見た目も美しい屋根材ですが、耐震性という点で心配が残ります。昔の瓦屋根は土葺工法でしたが、今は、引掛桟瓦葺工法が採用されています。この工法は、瓦を釘で桟木に固定して地震による瓦の落下を防ぎます。軽量化の面でも、瓦自体の軽量化とともに、引掛桟瓦葺による瓦屋根の総重量の軽減も図られているようです。

このセンチュリーホーム標準の粘土瓦は1枚当たり3.7kgあり、坪当たり40枚ほど必要になります。単純に計算すると、(いくら瓦が軽量化されたとはいえ)、かなりの重量が屋根にのることになりますね。だから、羽子板ボルトや火打ち金物などの耐震金物が重要になり、特に取り付けられた羽子板ボルトの数の多さも納得です。

瓦葺きは軒部から始まりました。






軒部1列目の瓦


軒部1列目の瓦の裏


軒部の瓦だけステンレス釘2本を打ちつけて固定していましたが、他はステンレス釘の1本打ちです。瓦には2本釘が打てる穴があるので、「打ち忘れでは?」と不安になり、職人さんに聞きましたが、

 「特に強風地域で無い限り、これがセンチュリーの標準です。」

との答えでした。念のため現場監督にもTELして確認しましたが、

 「それがセンチュリーの標準です。建築基準法もそれで大丈夫です。」

と言われました。標準ならばそれで納得しなければなりませんが、

 「釘1本でOKならば、なぜ瓦に2本の釘穴があるの?」

という単純な疑問も残りますよね。

瓦は、2本の釘打ちと思っていたので瓦についてはノーチェックでした。2本の釘打ちにしたらどの位差額が発生したのか知りたかったような・・・。

袖部の、切った幅の小さな瓦は釘が打てないので接着剤でくっつけ、その上からガムテープでずれないように固定(接着剤が固まるまでガムテープで固定するようです)しその上に次の瓦をのせていく作業もありました。


袖部(けらば)の様子

棟部には見慣れない金物が取り付けてありました。これは強力棟金具といい、これに木材をはさみ、防水性のパテ(商品名 シルガード)で埋めて、この上にへの字形の瓦をのせます。


強力棟金具

ここで、ちょっとアスファルトルーフィングをチェックしておきましょう。
アスファルトルーフィングはフエルト状の原紙にアスファルトを浸透、被覆(おおいかぶせる事)し、粘着防止のために、雲母の細粉などを付着させた防水シートのことで、ロール状になっています。
施工上のチェックポイントは
   
   1 下から(軒先から)貼る
   2 頂上部は三角形に重ねて貼る
   3 重ね幅は、上下は100mm以上、左右は200mm以上
     アスファルトルーフィングに重ね幅が印刷されている


きちんと重ね幅がとれています


残念ながら重ね幅が不足している所もありました。

高い場所での作業は見ているだけでも大変な作業だとわかりますが、アスファルトルーフィングの重ね幅の不足は雨漏りなどの危険性を感じ、施主を不安にさせます。屋根の部分のチェックは危険が伴うので、ほとんどノーチェックでしたが、たまたま、手の届いた所をめくってみたわけで・・・他の所はどうなんでしょうか?
きちんと十分な重ね幅がとられていますよね、大工さん!!



高い所に登ったついでにひねり金物を発見、ひねり金物は垂木と桁を固定します。

今日の瓦葺きは3人の職人さんで作業をしてもらいました。
屋根の仕事は見ているだけでも、大変さが良く分ります。今は寒さで霜が降りているので、雨は勿論、曇りでも作業できないそうで、「晴天の時に、霜が完全に乾いてからの作業だから、時間がかかる」そうです。安全第一ですから、時間がかかるのはしかたがありませんね。

瓦などを縛った紐など、後片付けもきれいで、気持ちのいい仕事ぶりです。丁寧な仕事、ご苦労様でした。


上棟後の様子

2006-12-27 12:35:52 | ステップ 10 (屋根工事)
12月25日に上棟後の工事が行なわれたそうです。監督さんから、25日当日の午後に連絡がありましたが、見に行く事が出来なかったので、作業の様子はわかりません。

翌日、26日は大雨(テレビの天気予報のお姉さんが「12月には珍しい大型低気圧です。」と予報していた通り、すごい大雨 )の中、現場へたどりつきました。
25日に屋根にアスファルトルーフィングが施工されていたので、思ったほど悲惨な状態ではありませんでしたが、土台や柱は吹き込んだ雨で濡れ、接合金物、釘、ビスなどの入ったボックスもびしょ濡れでぐちゃぐちゃ、基礎コンクリートの上にはあちこちに大きな水溜りが出来ていました。雨に濡れないような場所に部材や金物を夫と2人で「えんやこーら」と移動させました。
フローリング下地材の合板は22日に監督に頼んでブルーシートで雨に濡れないように養生してもらったので、安心でした。この合板は2階の仮足場として使われた後、下地材とし使用されます。合板は雨に強く無いのだから養生した方がいいと思います。

12月27日の2時ごろ、「午後から瓦を留める桟木をつける作業をしている」と監督からTELがあり、しかも今日で年内の作業は終りかもしれないと言う話で、またまた、大慌てで、現場に向け車を走らせました。
(パニック&ストレスの二重奏です。  )  

最近は予告無く作業が突然始められるので、現場の遠い場所に住む私たちは作業を見ることも写真に撮る事も出来ません。
で、今日の写真は次の一枚です。


28日に桟木が完成しました。

このままの状態で年越しです。  


皆さん、良いお年をお迎え下さい。